2009年6月27日土曜日

【書籍】 ロジャー・ローウェスタイン 『なぜGMは転落したのか アメリカ年金制度の罠』 日本経済新聞社 2009.2

これを読むと、年金・保険金の支払いが企業を押しつぶしかねないことがわかる。
我が国においてもしかりと思う。

■ 所在
  議会図書室 366

【書籍】 白洲次郎 『プリンシプルのない日本』 メディア総合研究所 2001.5

1950年代に文藝春秋等に掲載されたエッセイ集である。題名となった『プリンシプルのない日本』は昭和44年のものである。
『哲学のないくに』あるいは、『記憶(歴史)のないくに』とでも言い換えられると思う。

■ 所在
  議会図書室 304S

2009年6月17日水曜日

【書籍】 湯本香樹実 『夏の庭 The Friends』 福武書店 1992.5

作者の経歴がおもしろい。東京音楽大学の作曲家卒業で、オペラの台本、寺山修司に師事したり。本書が最初の児童文学という。

この本のテーマは、核家族、人の死である。作者の祖父の思い出にもとづいている。寺山修司は、「記憶の編集」という表現を使ったことがあるが、まさに、「編集行為」を通じて客観化・血肉化しているのではないか。

■ 書籍情報入手先
  市川学園100冊の本(中学校編) 第62番 【同読書リスト】
■ 中学高校等・分野別推薦図書
  小説(日本)ヤ行、ラ行、ワ行
  中学高校等の分類トップページ
■ 所在
  市民図書館 7FBユモ
  市立図書館 書庫 913.6 ユ

【書籍】 エルゾーグ 『処女峰アンナプルナ』 東洋経済新報社 1960.8

世界最初に8000mを制覇したフランス隊のアンナプルナ記録。
登頂に成功したものの、凍傷により指先、足指の切断に至るなど、登頂後も壮絶である。
また、裏方に回る人間もいてのこその成功であることもよくわかる。

■ 書籍情報入手先
  市川学園100冊の本(中学校編) 第96番 【同読書リスト】
■ 中学高校等・分野別推薦図書
  小説(外国)ア行、カ行
  中学高校等の分類トップページ
■ 所在
  市民図書館 9F
  市立図書館 書庫 292 エ

2009年6月7日日曜日

【書籍】 畑村洋太郎 『失敗学のすすめ』 講談社 2000.11

一時期流行った本。
ただ、この本で問題提起していることは、技術の成熟、組織の成熟に伴って、直接的に関係ないものを切り捨てることによって、非常にfragileな存在になってしまうということ。
また、最近はやりの管理手法が形式的な習慣的となってしまう落とし穴についても触れている。

■ 所在
  議会図書室 370