2009年12月31日木曜日

【書籍】 キュブラー=ロス 『死ぬ瞬間 死とその過程について』 読売新聞社 1998.4

完全新訳改訂版。On Death and Dying
末期患者の心を捉える。患者の気持ちを考えない医師と看護婦。
末期患者は、否認と孤立。怒り。取引。抑鬱。受容。の各段階を経ると言う。
訳者によると、『「死ぬ瞬間」と臨死体験』と『人生は廻る輪のように』を読んでほしいとのこと。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『大学新入生に薦める101冊』 2005.3 第56番
■ 所在
 8F人文146.1キ 県立

【書籍】ノーム・チョムスキー 『生成文法の企て』 岩波書店 2003.11

言語学者チョムスキーに対する1980年頃のインタヴューと2002年のインタヴューを収録。
よく分からなかった。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第59番
  『大学新入生に薦める101冊』 2005.3 第56番
■ 所在
  大学801.5C53 県立

2009年12月30日水曜日

【書籍】 カニグズバーグ 『魔女ジェニファとわたし』 岩波少年文庫 1989.3

ジェニファが普通の世界に降りてきたようにも読めるし、二人の自分のようにも読める。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『子どもの本の森へ』 河合・長田 1998.2
■ 所在
  市立IW081イ

【書籍】 日垣隆 『そして殺人者は野に放たれる』 新潮社 2003.13

犯罪者が心神耗弱との理由で裁かれることのない実態を描く。
もう少し、理論編がほしい。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『打ちのめされるようなすごい本』  米原万里 2006.10
■ 所在
  県立 8F社会科学326.1ヒ 市立326ヒ

2009年12月29日火曜日

【書籍】 河合隼雄 『心の扉を開く』 岩波書店 2006.3

無意識の世界との交流。河合流の本の解釈。

■ 所在   ★★★☆☆
  市立019カ 県立

【書籍】 ダグラス・R・ホフスタッター 『ゲーデル、エッシャー、バッハ:あるいは不思議の環』 白揚社 1985.5

残念ながら、読みないし、読む気にもならない。
ソフィーも読めない。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第43番
  『大学新入生に薦める101冊』 2005.3 第55番
■ 所在
  大学141.5H81

【書籍】 立花隆 『脳死』 中央公論社 1986.10

もう20年前の本であるが、脳死判定技術は進歩したのか。

■ 所在   ★★☆☆☆
  県立

2009年12月28日月曜日

【書籍】 野口悠紀雄 『「超」発想法』 講談社 2000.3

おもったよりおもしろい本。

第1原則 発想は、既存のアイディアの組み換えで生じる。模倣なくして創造なし。
- 科学上の発見は、「創造的剽窃行為」である。
第2原則 アイディアの組み換えは、頭の中で行われる。
- カードや発想マニュアルなどは、補助手段
第3原則 データを頭に詰め込む作業(勉強)がまず必要
- 知識の多い人ほど、新しい組み合わせを見出す可能性が高まる。
第4原則 環境が発想を左右する
- 周りに知的な人々がいること、知的な課題に挑戦していること、集中できること、などが発想のために重要だ。
第5原則 強いモチベーションが必要
- 何かを生み出したいという強いインセンティブとモチベーションが必要。

■ 所在      ★★★☆☆
  県立 8F人文科学141.5ノ 市立141ノ 大学141.5.N93

【書籍】 小笠原喜康 『新版大学生のためのレポート・論文術』 講談社現代新書 2009.11 

レポート・論文の書き方からインターネットを利用した論文検索まで。

■ 所在      ★★☆☆☆
  市民図書館7FS816.5オ

【書籍】 ジョセフ・スティグリッツ 『人間が幸福になる経済とは何か』 徳間書店 2003.11

規制緩和の失敗例など、90年代の失敗から学ぶべきこと。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第93番 スティグリッツ 『世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す』2006 【関連図書 著作】
■ 所在
  県立 8F社会科学332.5ス

【書籍】アンドリュー・カーネギー 『カーネギー自伝』(世界ノンフィクション全集43) 筑摩書房 1963.6

従業員と会社の利益を守る経営者。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第24番
  『大学新入生に薦める101冊』 2005.3 第45番
■ 所在
  県立

2009年12月27日日曜日

【書籍】 ジョセフ・スティグリッツ 『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』 徳間書店 2002.5

IMFの政策の失敗。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第93番
  スティグリッツ 『世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す』 2006 【関連図書 著作】
■ 所在
  県立 8FビジネスN338.9ス 大学338.97.St6

【書籍】 フィリパ・ピアス 『真夜中のパーティー』 岩波少年文庫 2000.6

WHAT THE NEIGHBOURS DID AND OTHER STORIES by Philippa Pearce 1975

8つの短編集。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『子どもの本の森へ』 河合・長田 1998.2
■ 所在
  市立IW081イ

【書籍】 佐原真 『騎馬民族は来なかった』 NHKブックス 1993.9

江上氏の騎馬民族征服説の否定。
騎馬民族は来たかもしれないが、日本人は騎馬民族にはならなかったとする。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『打ちのめされるようなすごい本』  米原万里 2006.10
■ 所在
  県立 8F人文科学210.3サ 市立書庫210.3サ 大学210.3Sa16

【書籍】 THE BRETHREN by John Grisham Doubleday 2000.2

これは弁護士ものではないが、刑務所に入っている元弁護士達(BRETHREN)による犯罪。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『村上式シンプル英語勉強法』 推薦図書 
■ 所在
  8FW933G

2009年12月25日金曜日

【書籍】 チャルマーズ・ジョンソン 『アメリカ帝国への報復』 集英社 2000.6

BLOWBACK: The Costs and Consequences of American Empire by Chalmers Johnson 200

主として国防省、軍によるアメリカ帝国主義及びそれがもたらす結果(報復)を論証する。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第85番
■ 所在
  県立、9F書庫

【書籍】 穐吉久美子 『ジャズと生きる』 岩波新書 1996.1

孤独でエネルギッシュな人生だと思う。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第30番
■ 所在
  7FS764.7ア、県立、市立書庫764ア、大学

2009年12月24日木曜日

【書籍】 原田宗典・沢田としき 『黄色いドゥカと彼女の手』 角川文庫 2001.9

青春の思い出の短編集。バイクは大人への切符だが、大人になれば不要となる。
やはり、標題にもなっている『黄色いドゥカと彼女の手』が一番いいと思う。

■ 中学高校等・分野別推薦図書  ★★★☆☆
  小説(日本)ハ行(中学高校)  中学高校等の分類トップページ
  『三省堂 中学生にすすめたい100冊の本』 第59番
■ 所在
  県立

【書籍】 ポール・ジョンソン 『ユダヤ人の歴史』(上・下) 徳間書店 1999.9

A Histroy of the Jews by Paul Johnson 1987

ユダヤ人の歴史について、聖書時代から現代まで。迫害の歴史をイギリスの記者が描く。
ユダヤ人の歴史が分からないと、世界史がわからない。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  「佐藤優選の100冊」第95番 (『教養書200冊』 2008.12
■ 所在
  県立 8F人文科学227.9シ

2009年12月21日月曜日

【書籍】 原武史 『昭和天皇』 岩波新書 2008.1

天皇の内なる仕事に宮中祭祀がある。天皇陛下の思いの変化を推測する。
でも、一体、何を神に祈っているのか。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  「佐藤優選の100冊」第92番 (『教養書200冊』 2008.12
■ 所在
  県立 7FS288.4ハ 市立288.4ハ 大学旧080.2A.1111

【書籍】 ロバート・A・ハインライン 『夏への扉 新約版』 早川書房 2009.8

The Door into Summer by Robert A. Heinlein
明るい感じがいいのであろう。

■ 中学高校等・分野別推薦図書  ★★★☆☆
  小説(外国)ナ行、ハ行(中学高校)  中学高校等の分類トップページ
  『三省堂 中学生にすすめたい100冊の本』 第73番
■ 所在
  県立 7FB933ハ 市立933ハ

2009年12月20日日曜日

【書籍】 Albert Gore An Inconvenient Truth: The Planetary Emergency of Global Warming and What We Can Do About I Rodale Pr 2006.4

アル・ゴア 『不都合な真実』 ランダムハウス講談社 
地球温暖化の警告の書。ヴィジュアルで眺める本。
終りに、地球温暖化に関する10の誤解について解説あり。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第91番
■ 所在
  県立 8F海外W519G 市立 大学

2009年12月19日土曜日

【書籍】 青木昌彦 『私の履歴書 人生越境ゲーム』 日本経済新聞出版社 2008.4

日経新聞の「私の履歴書」をもとに書き加えたもの。スタンフォード大学の青木教授。

(交友録)
新井宏 理系の視点から見た「考古学」の論争点 大和書房 (高校時代の級友)
(メモ)
教授が主宰する研究会 月1回のベースで夕方、弁当をつつきながら議論し、最後はバーで1,2杯飲んでお開きとする。企画は通産省。(河合教授も藤澤令夫著作集の月報にも書いている。)
仮想研究所 おしゃべり(コーヒーラウンジ) セミナールーム(論文に基づき議論)、ライブラリー(論文のダウンロード、本についての情報交換) skypeでの委員会 会議中のスクリーンを通じて皆が作成をモニターできる議事録が、会議終了後、電子メールで送信。www.vcasi.org
(書評)
河合隼雄 神話と日本人の心 ライフワーク
(本)
スタンフォードと京都のあいだで のちに、「移りゆくこの十年」 www.stanford.edu/~aoki/j/opinion.html
比較制度分析に向けて
比較制度分析序説

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第60番
■ 所在
  県立

【書籍】 ジョージ・オーウェル 『1984年』 早川書房 1975.3

全体主義、権力、自白

(関連図書)
野田正彰 『戦争と罪責』 中国の収容所生活(罪の意識の形成)
ケスラー 『真昼の暗黒』 ソ連の政治静粛をテーマとした小説

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第82番
  『大学新入生に薦める101冊』 2005.3 第78番
■ 所在
  県立、B933オ、市立書庫(原書)G930.0

2009年12月17日木曜日

【書籍】 シェル・シルヴァスタイン 『ぼくを探しに』 講談社 1977.4

The Missing Piece by Shel Silverstein
魂が転生する際に、かけらを月の世界に置いてくる。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『子どもの本の森へ』 河合・長田 1998.2
■ 中学高校等・分野別推薦図書
  小説(外国)サ行、タ行  中学高校等の分類トップページ
  『三省堂 中学生にすすめたい100冊の本』 第49番
■ 所在
  9F,7F児・絵本(続)、市立(正)書庫726シ (続)726シ 大学(正)726.5Si4 市立G E H

【書籍】 ジョセフ・スティグリッツ 『世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す』 徳間書店 2006.11

グローバリゼーションの弊害と対策について経済学的にわかりやすい説明。

【関連図書】
(著作)
 『世界を不幸にしたグローバリズムの正体』 徳間書店 2002 県立 8FビジネスN338.9ス 大学338.97.St6
 『人間が幸福になる経済とは何か』 徳間書店 2003 県立 8F社会科学332.5ス
(世界金融恐慌関係)
 シュレーズ アメリカ大恐慌(上・下) NTT出版 2008 県立 8F社会科学332.5シ1(上?) 市立332シ
 ガルブレイス 大暴落1929 日経BP  1955
 なぜ、アメリカ経済は崩壊に向かうのか 日本経済新聞社 2008 県立 大学332.53.Mo78

■ 書籍情報入手先   ★★★★☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第93番
■ 所在
  県立、市立333ス、8F社会333.6ス

【書籍】 北沢洋子 『利潤か人間か グローバル化の実態と新しい社会運動』 コモンズ 2003.3

グローバリゼーションに反対する最近の動向について。
ただし、グローバリゼーションの弊害や対応策の記述は断定的。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第94番
■ 所在
  県立

2009年12月16日水曜日

【書籍】ピーター・ドラッカー 『傍観者の時代』 ダイヤモンド社 2008.5

第1次世界大戦と第2次世界大戦の間の欧米でドラッカーが出会った人の話。
一流の人々の交流。時代背景を把握しないと、思想も人も理解できない。

■ 書籍情報入手先   ★★★★☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第21番
■ 所在
  県立、8F人文289.3ト、市立289ド,大学旧

【書籍】 ドナル・オシア 『ポアンカレ予想を解いた数学者』 日経BP社 2007.6

ポアンカレ予想をめぐる数学史としてはいいが、ペレルマンの証明の説明はないに等しい。
(推薦図書)
ジェフ・ウィクス 空間の形 現代数学社
サーストン 3次元幾何学とトポロジー プリンストン大学の講義ノート(MSRIのウェブサイト)
Kosinski Differentiable Manifolds (大学で数年間微積をやったあと)

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第50番
■ 所在
  県立、市立書庫415

2009年12月14日月曜日

【書籍】 カール・セーガン 『百億の星と千億の生命』 新潮社 2004.6

カール・セーガンの遺作。断片の集合体。
結局、何をいいたいのか、焦点がぼけている感じ。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第89番
■ 所在
  県立 8F自然科学404セ

【書籍】 高坂正堯 『現代史の中で考える』 新潮選書 1997.10

講演録なのでわかりやすい。
イギリスの話、ソ連・中国、そしてパールハーバーと幅広い。
最後に、和辻哲郎の「日本人は堕落しやすい」で締めくくりの構成となっている。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第101番
■ 所在
  8F人文204コ、市立書庫204コ

2009年12月13日日曜日

【書籍】 スピヴァック 『サバルタンは語ることができるか』 みすず書房 1998.12

不可視同様、語ることのできないサバルタン。
読んでも意味がとれなかった。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第95番
■ 所在
  県立

【書籍】 ケネス・グレーアム 『たのしい川べ』(岩波世界児童文学全集4) 岩波書店 1994.11

THE WIND IN THE WILLOWS by Kenneth Grahame 1959
川辺の小動物の擬人小説。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『子どもの本の森へ』 河合・長田 1998.2
■ 所在
  県立 7F書庫岩波世界児童文学集4 市立J908イ4

2009年12月12日土曜日

【書籍】 ルーシー・モンゴメリー 『赤毛のアン』 講談社 1973.10

空想癖のある孤児、赤毛のアンの成長物語。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『子どもの本の森へ』 河合・長田 1998.2
■ 中学高校等・分野別推薦図書
  小説(外国)マ行~ワ行  中学高校等の分類トップページ
  『市川学園100冊の本(中学校編)』 第83番
■ 所在
  県立(訳、原書) 市立(完訳)933モ

【書籍】 中村哲 『医者、用水路を拓く』 石風社 2007.11

アフガニスタンで人道支援を行っているペシャワールの会の活動記録である。
人道支援と言っても、金を集めて灌漑用水を作るのだから、すごい。
しかも、素人集団である。日本に残されている治水事例を参考にしている。
破天荒そのもの。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第8番
■ 所在
  県立、市立333ナ

2009年12月11日金曜日

【書籍】 アントニオ・ネグリ、マイケル・ハート 『マルチチュード <帝国>時代の戦争と民主主義』(上・下) NHKブックス 2005.10

国家主権の戦争から民族内紛へ。単一主権からマルチチュードへ。
集中型からネットワーク型。
こういった世の中のトレンド変化を踏まえた記述である。
ただ、本書は哲学の書であり、なぜかそういうトレンドとなっているのかや、処方箋を示しているわけでもない。
筆者達は左翼の復権とか、究極の民主主義を願うとは言っているが。
(スピノザの『政治論』が再解釈がベースらしい)

(共著3部作)
   『帝国』 大学319.N62
   『マルチチュード』(本書)
 × 『ディオニュソスの労働』 人文書院 2008

■ 書籍情報入手先      ★★★☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊の本』 (2009.3) 第87番
■ 所在
  県立 8F社会科学311.7ネ1-2

2009年12月10日木曜日

【書籍】 大岡信 『日本の詩歌 その骨組みと素肌』 講談社 1995.11

すこぶるわかりやすいと思ったら、フランスの大学での講義用とのこと。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第8番
■ 所在
  市立書庫911オ

【書籍】 ラマチャンドラン、ブレイクスリー 『脳のなかの幽霊』 角川書店 1999.7

PHANTOMS IN THE BRAIN probing the mysteries of the human mind by V.S.Ramachandran and Sandra Blakeslee

手足が切断された後も存在を感じる幻肢や視角について、神経科学の知見から説明する。
視角もまだまだわかっていない。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第42番
  『大学新入生に薦める101冊』 2005.3 第17番
■ 所在
 県立 8F自然491.3ラ

【書籍】 藤森照信 『人類と建築の歴史』 ちくまプリマー新書 2005.5

石器時代から現代まで、建築の歴史と筆者の解釈。
わかりやすい。
建築物の意味を考えるヒントに。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『打ちのめされるようなすごい本』  米原万里 2006.10

■ 所在
  6F知るY25 市立J520フ

2009年12月9日水曜日

【書籍】 スターリング・ノース 『はるかなるラスカル』 小学館 1994.10

RASCAL by Sterling North
あらいぐまのラスカルとの生活、そして別れ。
筆書の少年時代の思い出とのこと。
古きよきアメリカ。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『子どもの本の森へ』 河合・長田 1998.2
■ 所在
  7F外国文学933ノ 市立書庫J933ノ

2009年12月8日火曜日

【書籍】 チャップリン 『チャップリン自伝』 新潮社 1966.11

ロンドン生まれ。貧しい幼少期ながらも、両親が俳優という環境。
トーキー映画の黎明期に舞台でのテクニックを持ち込みアメリカで成功。
卓越した脚本・監督家であった。
しかし、晩年、共産主義者という社会的バッシングを受け、スイスで暮らす。
世界中の著名人との交流も描かれ、時代の雰囲気が味わえる。

■ 書籍情報入手先      ★★★☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊の本』 (2009.3) 第25番
  『大学新入生に薦める101冊の本』 岩波書店(2005.8) 第32番
■ 所在
  県立 7FB778.2チ 市立書庫(原著)G770.C 大学新778.28.C33

【書籍】 アラン 『友情の社会学』 世界思想社 1993.6s

読むことができない。

■ 書籍情報入手先      ☆☆☆☆☆
  『社会学をつかむ』 有斐閣 2008.7 unit19 友人
■ 所在
  県立

【書籍】 菅野仁 『ジンメル・つながりの哲学』 日本放送出版協会 2003.4

不遇の社会学者ジンメルの社会学・哲学の解説。
社会という第三者が存在するのではなく、自己と他者の関係性の形成のなかに社会があるという視点だと思う。
ここには、「生きる」とはという問いがある。

■ 書籍情報入手先      ★★★☆☆
  『社会学をつかむ』 有斐閣 2008.7 unit19 友人
■ 所在
  8F社会科学361.2カ

2009年12月7日月曜日

【書籍】 マサリク 『マサリクの講義録 チェコ・スロバキア小史』 恒文社 1994.3

初代チェコ・スロバキア共和国大統領。
チェコ人の精神をひろくスラブ精神として、ロシア精神を紹介。
また、チェコの内紛には、宗教上の新旧の対立などを紹介。

■ 書籍情報入手先      ★★★☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊の本』 (2009.3) 第40番
■ 所在
  県立

2009年12月6日日曜日

【書籍】 新渡戸稲造 『武士道』 岩波文庫 1938.10

Bushido, the soul of Japan ,1899の訳。
武士道はいいのだが、平民の道は?
『アーロン収容所』では、イギリスの士官クラスと兵卒クラスは体格からして全く別としている。
日本の場合はどうであったのか。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第33番
■ 所在
  県立 8F人文科学156ニ 市立156ニ 大学旧080.3.4288(2007)

【書籍】 バレンボイム/サイード 『音楽と社会』 みすず書房 2004.7

バレンボイムはユダヤ系ロシア人の指揮者で、イスラエルでワーグナーを指揮し、話題に(糾弾)。
サイードはパレスチナ出身。この2人は友達という。
後半は、ワーグナーについて語る。結局は、どんな芸術でも受け入れる柔軟さが必要ということか。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第77番
■ 所在
  県立、大学760.4.B21、9F書庫

【書籍】 ガバン・マコーマック 『空虚な楽園 戦後日本の再検討』 みすず書房 1998.1

戦後の日本は3C。 construction, consumption, and control
戦争責任の取り方のドイツと日本との差など。
さて、民主党は何を目指すのか。

(関連図書)
 ジョン・ダワー 『敗北を抱きしめて』

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第98番
  『大学新入生に薦める101冊』 2005.3 第100番
■ 所在
  8F社会302.1マ 市立書庫302マ

【書籍】 柳田邦男 『犠牲(サクリファイス) わが息子・脳死の11日』  文藝春秋 1995.7

自死した親の気持ち。ここでの脳死は親が子どもの死を納得するという観点からである。
当然ながら、本人の気持ちは残された記憶、日記等から推察するしかない。

(関連図書)
 キューブラー・ロス 『人生は廻る輪のように』

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第34番
■ 所在
  県立 7F壁916ヤ 市立書庫916ヤ 大学916Y53

2009年12月5日土曜日

【書籍】 佐和隆光 『地球温暖化を防ぐ 20世紀型経済システムの転換』 岩波新書 1997.11

地球温暖化対策の経済学的分析。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第90番
  『大学新入生に薦める101冊』 2005.3 第95番
■ 所在
  7FS501.6サ 市立書庫501サ 大学旧080.2A.529

【書籍】 合田雄次 『アーロン収容所 西欧ヒューマニズムの限界』 中公新書 1962.11

ビルマのアーロン収容所の体験から、イギリス人のアジア人に対する意識を浮き彫りにする。
また、ビルマ人の素朴さ、純情さも。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆

  「佐藤優選の100冊」第42番 (『教養書200冊』 2008.12
■ 所在
  県立(全集) 9F 大学旧915.9.A24

【書籍】 黒柳徹子 『トットちゃんとトットちゃんたち』 講談社 1997.7

ユニセフ親善大使の活動録。世界ではまだこんなに紛争が起きて、子どもも被害者となっている。
国内での紛争はありうるとは思うが、想像を超えるのは、近代兵器の導入のせいか。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第79番
■ 所在
  県立 9F 市立J367ク  大学916Ku78

【書籍】 小山内美智子 『あなたは私の手になれますか 心地よいケアを受けるために』 中央法規出版 1997.3

筆者は脳性マヒであり、ケアを受けるプロと自称している。
福祉に携わる人は読んでほしい。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第22番
■ 所在
  県立、8F人文369.2オ、市立書庫369オ

2009年12月4日金曜日

【書籍】 東浩紀・北田暁大 『東京から考える 格差・郊外・ナショナリズム』 日本放送出版協会 2007.1

共に、同じ年齢で同じ大学出身の2人による対談。
人文系って、どうして、新しい概念(新しい言葉)が好きなんだろうね。
東の「動物化」と欲望に忠実と同じ?

■ 書籍情報入手先      ★★☆☆☆
  『社会学をつかむ』 有斐閣 2008.7 unit25 都市
■ 所在
  県立

2009年12月3日木曜日

【書籍】 大庭みな子 『津田梅子』 朝日新聞社 1990.6

津田塾大学の創始者である津田梅子の伝記。
アメリカに11年間留学していたときのランマン夫妻への手紙が新たに発見され、それを踏まえた伝記となっている。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新版 大学新入生に薦める101冊』 2009.3 第19番
■ 所在
 県立、8F人文289.1ツ、市立書庫289ツ、大学旧

2009年12月2日水曜日

【書籍】 坪内祐三 『新書百冊』 新潮新書 2003.4

評論家・文化史家による新書100冊。
結構、古いのもある。

■ 所在
  市民7FS019.9ツ

【書籍】 大塚英志 『「彼女たち」の連合赤軍 サブカルチャーと戦後民主主義』 文藝春秋 1996.12

80年代の消費社会についての批評集。
筆者と同時代と生きてきたとは思えないほど、サブカルチャーに疎いことに気づく。

(関連図書)
  大塚英志 『おたくの精神史 1980年代論』 2004.2

■ 書籍情報入手先      ★★☆☆☆
  『社会学をつかむ』 有斐閣 2008.7 unit32 消費社会
■ 所在
  7FB367.2オ 県立 市立書庫367.2オ

【書籍】 Robert B. Parker PERISH TWICE Putnam Adult 2000.10

平易な英語。ゆっくりとした展開。読みやすい探偵シリーズ。
Sunny Randall シリーズ。

■ 書籍情報入手先      ★★☆☆☆
  『村上式シンプル英語勉強法』 推薦図書 (読書 入門 Sunny Randall シリーズ)
■ 所在
  市立書庫 933P

【書籍】 今野勉 『テレビの嘘を見破る』 新潮新書 2004.10

テレビの制作サイドからの問題提起。
欧米では、ドキュメンタリーとは事実の撮影または事実なかつ正当な再構成、とされており、再構成が日本での「再現」に相当するという。
再現には、第3者のほか、本人による場合もある。BBCでは、事実の意味され伝われば、どう記録されたかは問わないという考え方という。
筆者はやらせ問題を検証したあげく、最後には、
・伝えたいことがあれば、最善の方法を考えるのが作り手の原点であり、世界と向きあうことが肝心
としている。

映像の制約から「再現」が必要な理由もわかるが、むしろ、ここまでくると、映像が事実かどうかよりも、作り手の意図とか、視聴者がどう受け止めてしまうかという観点からの批評・批判とならざるを得ないと思う。

もっとはっきり言うと、受け手への迎合かどうかわからないが、特に日々の報道が、勧善懲悪的な余りにもシンプルな枠組みに落とし込んでいるのに、唖然とすること頻りである。

■ 書籍情報入手先      ★★★☆☆
  『打ちのめされるようなすごい本』 米原万里 2006.10
  『新書365冊』 第13章 メディア More 宮崎哲弥 2006.10
■ 所在
  7FS699.8コ

【書籍】 菅正弘 『マイクロファイナンス 貧困と闘う「驚異の金融」』 中公新書 2009.9

マイクロファイナンスを語るときのネタ本にはいいが、マイクロファイナンスの思想はわからない。
次の本を読むべし。

(関連図書)
  『ムハマド・ユヌス自伝』 マイクロファイナンス創始者の自伝

■ 所在
  市民S338.7カ

2009年12月1日火曜日

【書籍】 崎谷満 『新日本人の起源 神話からDNA科学へ』 勉誠出版 2009.9

日本人は縄文、弥生の二重構造でもなく、南方民族が北上したものでもない。
日本人の起源は、北であり、しかも、多様な遺伝子のプールであることが最大の特徴であるとする。
日本人の顔を見ていると、どうみても、多種多様な人種のように思えることからさもありなんとは思う。ただ、多様な遺伝子とは言っても、文化の担い手としてはどうだったのか。
ここの方が重要と思う。言語、特に方言に着目しているのはおもしろいと思う。

 ★★☆☆☆
■ 所在
  市民図書館469.9サ

【書籍】 大塚英志 『おたくの精神史 1980年代論』 講談社現代新書 2004.2

筆者とは同じ時代を生きていたが、ここに論じられる「おたく」には全く縁がなかった。
オウム真理教、湾岸戦争、宮崎勤等についてはかろうじて記憶がある程度。
ただ、筆者が引きずっている80年代の気分はなんとなくわかるのも事実。
現実と虚構の立ち位置が妙にずれ始めた時代か。
筆者風に言えば、現実が虚構に消費され始めた時代。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『社会学をつかむ』 有斐閣 2008.7 unit32 消費社会
■ 所在
  7FS361.5オ、市立361.5オ、大学361.5.O88、県立