2011年8月25日木曜日

【書籍】 吉田博司 『東アジア「反日」トライアングル』 文芸新書 2005.10

韓国で日本語教師として6年いた著者。要するに、韓国は中華思想に染まっており、その視点から日本を見ていると考えなければならないとしている。北朝鮮の現体制の思想には、戦前日本の国体思想が導入されたとしている。
また、朝鮮の帝国からの解放のために戦った政権は北朝鮮につながるものであり、そのため、韓国は、決着がついていないことによるフラストレーション(?)があるのではないかとしている。
山本七平は、徳川政権も戦後の政権も、なっちゃった政権であり、政権の正統性に問題を抱えているとしているようだ。
(引用文献)
韓国学のすべて
村幹 朝鮮半島をどう見るか
○大均 在日・強制連行の神話
(著作)
朝鮮民族を読み解く ちくま新書 ちくま学芸文庫
東アジアの思想風景 岩波書店
悲しみに笑う韓国人 ちくま文庫
東アジア・イデオロギーを超えて 新書館

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新書365冊』  第3章 政治・国際問題 Best & Better 宮崎哲弥 2006.10
■ 所在
  7FS319.2フ

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