2015年6月24日水曜日

【書籍】 勝木俊雄 『桜』 岩波新書 2015.2


☆p.40 染井吉野は、江戸時代末に江戸の染井村の植木屋から「吉野桜」として売りだされたと考えられている。
p.46 染井吉野は接木で植えられており、全国とも同じクローンである。(だから、桜の開花前線が成り立つ)
p.58 1932年小泉論文で、"染井吉野"の済州島起源説が広く認められた。済州島に染井吉野に似たエイシュウザクラも自生する。
p.60-61 筆者は、エイシュウザクラは、エドヒガンとオオヤマザクラの雑種と考えている。染井吉野は、エドヒガンとオオシマザクラとの雑種である。一方、韓国では、現在でも小泉の見解が支持されている。第二次大戦後、染井吉野はほとんど伐採されたが、いま、小泉説のもと、南部のチネなど植栽し、新たな花見の名所となっているところもある。

(参考図書)
サクラハンドブック 大原 文一 県立 市立479オ
日本の桜、歴史の桜 小川 県立 8F 市立
新日本の桜 大場 県立 市立479シ
桜が創った「日本」 ソメイヨシノ起源への旅 佐藤俊樹 岩波新書 2005 県立 7FS479.7サ 市立 大学
桜をめぐる生きものたち 竹内 県立 市立479サ
ある日韓歴史の旅 鎮海の桜 竹国 県立 市立
日本のサクラが死んでゆく 平塚 県立 市立
櫻史 山田 県立 市立
サクラ保存林ガイド 吉丸 県立

■ 所 在   ★☆☆☆☆
  県立 7FS479.7カ 市立479カ 大学1534

0 件のコメント: