2022年1月26日水曜日

【書籍】 有田正規 『学術出版の来た道』  岩波科学ライブラリー 2021.10

(所在)県立 大学023A77g 公

nature等の雑誌の掲載料は20万円近く。問題は著作権を雑誌側に譲渡することとなっている点。現在、商業誌はオープンアクセスに転換を迫られている。その場合、natureでは掲載料が125万円でオープンになるのはその論文のみで残りを読むには購読料が必要となる。学会誌などでは、査読後の最終稿(レイアウトをする前)を機関リポジトリに置けばオープンアクセスとみなせるらしい。

☆論文はデータと考察で構成されが、データは公開(共有)し、考察部分を論文に掲載する方向とするのはどうだろう。オープンデータとの連携によるオープンアクセスジャーナルがいいのではないか。文系の場合、データに相当するのは何だろう。また、そうなると、短報と総括論文(メタ論文)に分かれることとなろうし、それぞれ掲載誌も分かれるのではないか。

 

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