2019年11月7日木曜日

【書籍】 ロルフ・ドベリ 『Think Clearly』 サンマーク出版 2019.4


副題:最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法
■ 書籍情報入手先
 『新聞書評(2019.5-)』 2019.6.15 広告
 『今週はこれを読め(2019.1-)』 VOL.334 2019.06.19
 『出版物情報(7)』 (週刊ダイヤモンド)2019.6/8
■ 所 在
  県立 8F141.5ト 市立141ド 大学141.5D81t

1.考えるより行動する
・行動しないとわからない。
2.柔軟に修正する
・早いうちに軌道修正
3.大事な決断には、十分な選択肢を検討する
・秘書問題:100名応募があれば、eで割った37名を面接し、全員不採用。さらに面接を続け、37名を上回る優秀な最初の応募者を採用する。
・人生では、サンプル数が少ないのに性急に判断しがち
4.支払いを先にする
・メンタルアカウンティング:心の錯覚
・ストレス対策:出来事の解釈の仕方を変える
5.簡単に依頼に応じない
・頼みごとの決断時間は5秒間。ほんとんどノー。
6.戦略的に頑固になる
・退路を立つ。同じ服を着る。週末は仕事をしないため、早朝仕事に行く。バフェットは事後交渉はうけつけない主義(チャンスは一度)。
・妥協しないで、自分の誓約を守り通す
7.好ましくない現実を受け入れる
・ありのままの事実や失敗から学ぶ
8.必要なテクノロジー以外は持たない
・Eメール、パワポ(反生産性ソフト)、デジタルカメラ
9.幸せをダメにする要因を取り除く
・勝つことではなく、負けないこと
・難問は避ける。何を避けるか
10.謙虚さを心がける
・偶然のおかげ
11.自分の感情に従うのはやめる
・面接では実績を検討したほうが役に立つ
12.本音を出しすぎないようにする
・外向きの人格をつくりあげる
13.ものごとを全体的にとらえる
・特定の要素だけを過大評価しない
14.買い物は控えめにする
・車を所有する喜びと車を運転する喜び
15.貯蓄をする
・世帯年収が10万ユーロ(約1200万円)を超えると、追加収入が幸福度に与える影響はゼロになる。
・お金とに付き合いかた(年収分の貯蓄、株価など資産額の微変動に反応しない、裕福な人と比較しない、生活は質素に)
16.自分の向き不向きの境目をはっきりさせる
・自分の能力の輪を知り、その中にとどまる。
・能力の輪は時間と執着でつくりあげる。能力の輪の内と外では、1000倍も差がある(優秀な人は1000分の1でなしとげる)
・同じ時間を費やすなら、能力の輪の内側のことにしたほうが1000倍も価値がある。
17.静かな生活を大事にする
・冒険好きな人より、退屈な人のほうが成功する
・バフェットのオフィスには、スクリーンもコンピューターもない。
・ひとつのことに長期的に取り組む
18.天職を追い求めるのはやめる
・できることを仕事にする
・得意、好き、評価される を仕事にする
19.SNSの評価から離れよう
・自分の中にある基準を見つける
20.自分と波長の合う相手を選ぼう
・信頼できる相手だけとつきあう
21.目標を立てよう
・人生には大きな意義とちいさな意義がある。
・目標がなければ達成できない。
22.思いづくりよりも、いまを大切にしよう
・ピーク・エンドの法則(ピークと終わりだけ記憶に残る)
23.「現在」を楽しもう
・経験は記憶よりも価値がある
24.本当の自分を知る
・自分像は間違っている
25.死よりも、人生について考える
26.楽しさとやりがいの両方を目指す
・欲求と意義のバランスよい配分
27.自分のポリシーをつらぬく
・妥協できない、個人的な優先事項や主義の明確な領域を、「尊厳の輪」と呼んでいる。
・尊厳の輪の主義主張は筋道だった論理は必要ない。
・尊厳の輪は小さいままにする。
28.自分を守る
・ミーティングなどで悪意のある発言がなされたら、もう一度繰り返してもらう。
29.そそられるオファーが来たときの判断を誤らない
・自分の判断の基準となる、小さく強固な尊厳の輪が必要
30.不要な心配ごとを避けよう
(不安への対処法)
・「私の心配ごとメモ」というメモ帳、1日10分。毎日新しいページ。週末目を通し、気になることを考える
・保険をかける。
・仕事に精神を集中させる。
31.性急に意見を述べるのはやめる
・意見がないようが人生がよくなる
・答えを発信する際、犯しがちな間違い(自分の興味のないテーマにも意見を述べる、答えられない質問にまで発言してしまう、複雑な質問に性急に答えを返してしまいがち)
・軽率に意見を述べる頻度が少ないほど、人生は向上する
32.精神的な砦を持つ
・ボエティウス 哲学の慰め ストア派
33.嫉妬を上手にコントロールする
・ファイスブックは嫉妬とねたみの温床
34.解決よりも、予防をする
・賢明さとは予防措置をほどこすこと
・予防措置には、知識だけでなく、想像力も必要。
・1週間のうち15分でもいい、人生で起こりうる大きなリスクについて集中して考える時間を持つ。
35.世界で起きている出来事に責任を感じるのはやめる
・個人ができることには限界がある
・時間ではなく、お金を寄付する(専門家に任せる。能力の輪の中にいる。)
・人道的な問題に関するニュースの量を制限する
・世界で起きている出来事は、あなたの責任ではない。
36.注意の向け方を考える
・成功の要因はフォーカス。
・注意と時間とお金は重要な資源。
・新しいものと重要なことを混同しない
・無料のテクノロジーは避ける(広告収入)
・マルチメディアから距離を置く(理想的なのは本を読む)
・注意を分散させない。
・情報を取り込むときには、批判的に厳格に慎重になる。
37.読書の仕方を変えてみる
・よい本を選んで、2度読む
・読書効果を最大限に引き出す4方法
・・読む価値のある本を選ぶ
・・自分で読む本の数を決める(年10冊にしている。)
・・若いなら、できるだけ多くの本を読む
38.自分の頭で考える
・イデオロギーを避ける。教義から距離を置く
39.心の引き算をする
・自分の幸せに気づくための戦略
・ない状況を想像する
40.相手の立場になってみる
・役割交換する
・できるだけ質のよい小説を読んで、主人公の運命を経験する
41.自己憐憫に浸るのはやめる
42.世界の不公平さを受け入れる
・自分の日常生活に意識を集中する
43.形だけを模倣するのはやめる
・ファインマン「カーゴ・カルト」:本当の意味を理解しない、学会の形式主義の悪習を批判
・公認会計士の仕事(形式は満足しているが、経営危機に陥ってる)
44.専門分野を持つ
・スペシャリストを目指す
・自分のできることの中で何に焦点を絞るかを考える。
・自分の専門分野の世界的な第一人者になれば、独り勝ち現象となる。
・仕事のチャンスを広げようと、たくさんの知識を詰めこまない。
・一般的な教養は、趣味としてしか役立たない。
45.軍拡競争に気をつける
・競争が激しいところに飛び込まない
・研究者の論文生産
46.組織に属さない人たちと交流を持つ
・組織外の友人がもたらしてくれるもの
・どんな組織にも属さない人が変革を起こす
・社会の組織に属しつつ、どの組織にも属していない人と交友関係を結ぶ。8ビル・ゲイツは熱心なテクノロジー愛好家とも緊密なつながりを持っている。)
47.期待を管理する
・期待は少ないほうが幸せになれる
・3つの思考(必然:しなければならないこと、願望:したいこと、期待:できればいいなと思うこと)を区別する
・願望を必然としない。期待に数値をつける(0-10)
48.本当に価値のあるものを見きわめる
・あらゆるものの90%はむだ
49.自分を重要視しすぎないようにする
・謙虚であることの利点
50.世界を変えるという幻想を捨てる
・歴史をつくった人物などいない
51.自分の人生に集中しよう
52.内なる成功を目指す
・内面の充実が大事
・内なる成功とは平静な心を手に入れること

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