2012年10月16日火曜日

【書籍】 細将貴 『右利きのヘビ仮説 追うヘビ、逃げるカタツムリの右と左の共進化』 東海大学出版会 2012.2


カタツムリには右巻きが多いが、左巻きもいる。右巻き有利なら、進化の過程で全て右巻きになるはず。
沖縄には、カタツムリを食べるヘビがいるが、当然、右巻きカタツムリを補食するようにアゴの構造が特化しており、左巻きは捕食できない。
右巻きから遺伝情報が壊れることで、若干の左巻きが発生するとする、捕食者であるヘビが右巻きに特化しているので、左巻きは生き残る率が高くなる。
ということらしい。フィールド調査の心得も触れており、なかなか楽しい本。

■ 所在   ★★☆☆☆
  市立

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