2019年4月25日木曜日

【書籍】 松野弘 『講座 社会人教授入門』 ミネルヴァ書房 2019.2


   秋田大学

これからの社会人教授の「適格性」要件
1.社会経験が5ー10年以上
2.当該専門分野の専門家であること
3.博士号の取得
4.学会報告が5-10回以上
5.学術的著作・論文が、最低、単著1冊、編著2冊、共著3冊、論文15-20本程度、国際的な研究誌に外国語論文2本以上発表していること

研究論文(研究テーマの設定、研究課題の明確化、先行研究の整理と分析、研究方法の明確化、資料の収集・分析、仮説の設定(課題解決の予測)、仮説の検証(定量的・定性的方法)、結論の考察(自己主張の明確化)

専門書を読む(単著を熟読、編著書)
情報収集:ニュース(テレビ、新聞、インターネット、googlenewsなど、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、英国のザ・タイムズ、ファイナンシャル・タイムズの電子版、NHKBS1の海外ニュース)
読書力:最低2冊は学術書を読む。研究周辺で新書等週2冊、月8冊。読書ノート
執筆力;まずは読書ノートから
討議力:議論の論理性・説得性を競う
本を出版:単著は論文5-10本分の業績、最低年2本の論文を掲載。

複数の専門分野
日本学術会議の協力学術研究団体 
研究者ネットワーク、知のストック、研究費(学内、学外)、研究ノウハウ、情報(Reedで研究者、ndl-opac、webcatで大学蔵書
学会:日本学術会議で協力学術研究団体に加盟している学会

教授:単著1冊、編著2冊、論文15-20本(単著は自費出版100-150万円程度でもよい)
准教授:共著2冊、論文5-10本程度
専任講師クラス:共著1冊、論文3-5本程度

書く練習:共著、時事問題をテーマとするエッセイようなもので文章力の訓練に入る
未開拓の分野、複数の専門分野、グローバルな研究ネットワーク

大学生のための知的勉強術 あし
大学生のための論文執筆法 あだこ
大学生のためのレポート・論文術
社会科学系大学院生のための研究の進め方 あだこ
社会科学系のための「優秀論文」の作成術 あだこ
評価される博士・修士・卒業論文の書き方 あしだこ

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