マルコ・ポーロの東方見聞録のパロディらしい。
この小説(寓話)で語られる都市は、思い出の都市であるが、語っても語り尽せない。
あるいは、言葉で捉えようとすると、すると抜ける。都市が捉えられるのではなく、都市の表象のみが捉えられる。
アラビアンナイトの砂漠の都市のような、中国のアヘン窟の迷路のような、そんな都市論が語られている。
■ 書籍情報入手先 ★★☆☆☆
『松岡正剛の書棚』 第1巻(2) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
県立 7階壁書架973カ8階壁書架908セ2-06 市立書庫(2000) 大学908.Se22.2-6(2009)
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