著者の問題意識は、明らかに、日本人にとってのポストコロニアリズムであると思う。
ただ、その観点から著述が少なく、あまり、いい入門書とはなっていない。
また、アイヌを取り上げているが、日本内部においても、平安の時代からあるという意識があまりないのではないか。平安時代のことが意識にのぼる以上、戦国時代なんて、最近のこと。日本は、今や、ネーションステートだが、人々の意識を詳細に聞くと、いろいろある。
内なる他者の存在に気づいてほしい。
■ 書籍情報入手先 ★☆☆☆☆
『新書365冊』 第14章 文化 More 宮崎哲弥 2006.10
■ 所在
県立 市立209モ 大学旧
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