Michael Polanyi, Personal Knowledge: Toward a Post-Critical Philosophy,1962
科学的法則は決して経験・実験から導かれるものでもないし、個別経験によって確証されるものでもない。
信念だったり、確信だったりする。例えば、実験結果など、知識自体が広く共有されるものかどうかも疑わしい。
ここで、個人的知識という表現が相応しいとなる。
数学・論理学の形式主義、論理主義が厳密に適応可能かどうかすらあやしい。
結局、事実だって、固いものではなく、フワフワしている。そのふわふわから、何が核となっているかを感じるか、信じるかであろう。
応用科学、社会科学では、事実の認定、認識の方法論が特に問題となる。
(解説書)
マイケル・ポラニーの世界 多賀出版
(著作)
暗黙知の次元 紀伊國屋書店
知と存在 言語的世界を越えて ◯洋書房
■ 書籍情報入手先 ★★☆☆☆
『松岡正剛の書棚』 第2巻(2) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
大学140.1.P76
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