2018年4月11日水曜日

【書籍】 中沢新一 『アースダイバー 東京の聖地』 講談社 2017.12


p.87 魚河岸が、海の自然と人間をつなぐインターフェイ)の働きをしている。魚河岸を通過することで、自然界のものが文化的なものに変身する。そういう転換の場。
p.89 魚河岸という境界には、代々の仲卸によって、海の食材に関する膨大な知識が蓄積された。里山は農村文化での境界。
p.167 明治神宮が古代天皇の御陵を思想的モデルとした。
p.174 昭和天皇は「雑草というものはない」。明治神宮の森と吹上御苑は同じ思想。外の世界の影響が及ばない自由な空間であり、力からの自由が森から放たれている。
■ 書籍情報入手先   ☆☆☆☆☆
 『新聞書評(2018.1-)』 2018.1.28 広告
■ 所 在
  県立

0 件のコメント: