なかなか興味深い本である。もうちょっと、各論がほしいところ。
奴隷として生きるのか、自由人として生きるのか。
自由人はすべての行為が結果としての自己責任となる。筆者は投資家(投機家ではない)として振る舞うことを推奨している。投資家は資本だけではなく、時間、交友関係、などを投資することである。
今は、日本にもグローバリズムが押し寄せ、真の資本主義社会(競争社会、しかも、コモディティなら価格競争)となった。
リスクをとらないことが大きなリスクとなる。
若い人に特に強調しておきたいのは、リベラル・アーツを学ぶことの重要性。大学でいうと、1~2年の教養課程。歴史、哲学、芸術、文学、自然科学一般。
幅広い分野の学問的に考える能力、問題を発見し解決する能力、多様な人々とコミュニケーションする能力、深い人格と優れた身体能力などの力を身につけることを指す。
大学では、英語・IT・会計は奴隷の知識ではなく、リベラル・アーツを学べ。
(著者)武器としての決断思考 2011.9 県立 7FS141.5タ
■ 書籍情報入手先 ★☆☆☆☆
『新聞書評(2013.1-)』 2013/2/24 広告
■ 所在
県立 8F人文科学159.7タ 市立159タ
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