■ 所 在 県立 6FY204ヌ 公
第1章研究をはじめる前に
p.24 マクファーレン 研究の6段階に必要な習慣(インテグリティを持って研究すること researching with integrity, macfarlane)
1.枠組みを作る段階
・勇気を出して、問いを立てる
2.研究対象者や関係者と交渉する段階
・協力者や関係者を人間として尊重する
3.資料を収集する段階
・強い意志で最後までやりぬく
4.資料を分析して結果を出す段階
・正直に、結果を見せる
5.研究成果を発表する段階
・謙虚に成果をまとめる
・・出典を明らかにする、冷静に自己評価する
6.ふりかえる段階
・全体をふりかえって、反省する
○批判的に考え、批判的に読む
・明晰に、理性的に、偏見にとらわれる、証拠に基づいて
○批判的に読む
・肯定文は否定文に、否定文は肯定文に書き換える
・肯定理由と否定理由を思いつく限り書き出す。探す。
・それぞれの理由を支える根拠を並べる。探す
第2章 研究を進める
○新聞の縮刷版1年分で小さなトピックを探す
・記事メモ(見出し、リード、新聞名、年月日) on Googleドライブ「研究トピック候補」
・くりかえし報道されるものに注目
・記事3つ以上のできごとや事件にタイトルをつける
・記事の多いタイトル順にメモを並べ替える
・研究する価値のあるトピックがみつかった
○新書で大きなテーマを探す
・小さなトピック2~3個、それぞれを丹念に読み、5W1Hを把握
・新書で大きなテーマについて学ぶ。(図書館・書店で新書のすべてのタイトル、できれば目次にも目を通し、大きなテーマに関する新書を見つける。)
・Googleドライブに「研究テーマ候補」。
・・新書の説明の要約。自分の言葉で言い直す。
例
グローバリゼーション-限られた こと(的場 2015: 16)。例えば、マクドナルド!
大きなテーマの候補を太字。最後は自分なりの言い換え(イタリック)
・岩波新書、中公新書、講談社現代新書
○上の2つを組み合わせ、イエスかノーで答えられる形の問いを立てる
・仮の答えとそれを支える証拠となる事実を探す。同時に、否定する証拠となる事実も探す。
・事実が集められそうな問いを選ぶ、集める
・「目的規定文」を書く 200-300字
・・小さなトピック、大きなテーマ、イエス/ノー型の問いを立てる、予想される答え、実証するにはどういう事実がよさそうか、大きなテーマについてどんな新しい発見=知見が得られるか
○資料を探す(インターネット、図書館)
・google scholarを使う
・site指定。site:ac.jp、site:go.jp
・図書館を歩き回る
・百科事典:世界大百科事典、ブリタニカ国際大百科事典
・ブリタニカ・オンライン・ジャパン
・新聞データベース
・書誌情報をgoogleドライブに
・・学術論文、本、google scholarでの書誌情報(mla, apa, iso690)
・・chrome:右クリック、ドライブに保存でpdfで保存される。
○答えを出すためにデータを抜き出す
・質的データと量的データ
・google driveに「データ抜き書き集」、出典(ハーバード方式:著者姓、出版年: ページ番号)
・出典の正確な書誌情報は「参考文献」ファイル
○データを組み合わせて真実を明らかに
・質的データを組み合わせて、全体像を語らせる
・並べて、共通点と相違点を語らせる
・量的データから一般的な特徴を語らせる。変化の傾向を語らせる
・同じ事実に属するデータは、「データ抜き書き集」のなかで近くに並べる
大学教員を訪ね、アドバイスをもらう
researchmap
面会メールを出す
第3章 研究レポートを書く
・出典を明記する
・・ハーバード方式 〇〇によると○○である(弘果 1987: 102-103)。出版年が不明ならn.d.と書く。
・・○○は「」(弘果 1987: 1)と書いている。
・・○丸は、以下のように述べている。
△△。(弘果 1987: 102)
この記述を読んで、
・・パラフレーズする。
・・・佐々木力は、 と述べている。(佐々木 1996: 108-109)
・・・佐々木は、これを「技術の『道具説』」(佐々木 1996: 108)と呼んでいる。
・・・佐々木力は、 という考え方があると述べ(佐々木 1996: 108-109)、これを「技術の『道具説』」(佐々木 1996: 108)と呼んでいる。要するに、(パラフレーズ)。
・・・原文を縮小して書くのは出典明記しても盗用。
・・・パラフレーズするなら、自分の言葉で。
○論理的に書く
・ハッキリ言い切る。例外は、「ただし、~の場合を除く。」
・ハッキリ定義する。○○とは、~ことと定義する。
・理由・根拠を明示する
・スッキリ並べる
・研究レポートの組み立て
・・「序論下書き」(目標規定文)「本論下書き」(データ抜き書き集を並べ、データが何を語っているか文章にする)「結論下書き」(書き下ろす)
・序論を書く(問題設定、キーワードを定義、研究の動機を説明、研究の方法を説明、レポートの構成を説明し結論を予告)(全体の見取り図)
・考察の予告も含める場合(上級編)
・序論は2度書く(2度めは結論まで書いたら)
・本論を書く(パラグラフ;主題文+補助説明文)(パラグラフをつなげて節をつくる)(節をまとめて章をつくる)(節と章を論理的に並べる)
(パラグラフ 節 章)
・結論を書く(答えを出す。自分の答えを批判的に考察する。次の課題を展望する)
○形式を整える(ふさわしいタイトル、引用文献リスト)
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