2021年8月26日木曜日

【書籍】 ポール.J・シルヴィア 『できる研究者の論文生産術』 講談社 2015.4

 副題:どうすれば「たくさん」書けるのか

■ 所 在      県立 市立002シ 大学836.5Si4

○執筆時間を確保し、スケジュールに入れる。

・最初は週4時間(著者は月から金まで朝8時から10時)

・執筆時間は会議を入れない。メールをチェックしない。

・執筆に必要な作業はすべて、執筆時間に行う。

○目標を設定する

・目標事項(プロジェクト)の列挙

・執筆日ごとに具体的な目標をリストアップ。

・・200ワード書く。参考文献を足す。

○目標事項の優先順位をつける

・・・校正刷・入稿用原稿、〆切のある事項、原稿を修正して再投稿、査読・レビュー、新たな原稿を書く

・・・(大学院生)〆切のあるもの、博士課程の文章の執筆、専門家としての出版

○進行状況を監視する

・月、日、曜日、年、ワード数、目標との合致(MetとUnmet)、プロジェクト名

○執筆サポートグループ

・具体的な短期目標を設定し、各メンバーの進み具合を毎回確認する

○文体

・適切な単語を選ぶ。もってまわった言い回しを避ける。

○論文を書く

・タイトル、ようやく

・序論:論文全体の概観(第1部分)。1段落か2段落。研究のきっかけとなった一般的な問題、疑問、理論について。研究の正当性、論文の枠組みを提示。

・概観を終えたら、第2部分を紹介する見出しを書く。序論の本体部分。関連した理論について、説明し、研究のきっかけとなった疑問について詳細に。見出し、小見出し。第2部分の後に、本研究という見出しをつける。実験について記載し、その実験がこうした疑問にどのように答えてくれるのか説明。

・方法:何をしたのか。

・結果:分析内容。大事な知見を先に書く。検査・実験ごとに、仮説を提示し直し、統計的結果について報告し、意味を説明。表や図にまとめる。

・考察:研究で得られた知見を要約し、検討。

・総合考察:知見を他の理論や先行研究に照らして検討する。

・参考文献:すべての文献をあげない。


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