2013年8月8日木曜日

【書籍】 ジョン・ガートナー 『世界の技術を支配するベル研究所の興亡』 文藝春秋 2013.6

原題は The Idea Factoryであり、まさにアイデアの生産工場であった。(シリコンバレーをアイデアの集積地と読んでいる)
ベル研究所は巨大独占企業AT&Aのベル研究所であり、1984のAT&Aの解体により終焉を迎えた。
ベル研究所はノーベル賞級の科学者を集めて、全世界に影響を与えるイノベーションを生み出した。
p.176 マービン・ケリーの組織論。異分野の専門家を同じ場所で働かせてアイデアを交換すること。
p.181 大学院レベルの講義を提供した。さらに、高価な機械とともにフルタイムで働く数千人もの技術アシスタントがいた。
p.419 アメリカのエネルギー長官のスティーブン・チューは、ベル研時代の研究でノーベル賞受賞した。合成燃料、原子力、省エネ分野で画期的発明を生みだすようミニチュア版ベル研を作ろうとしている。
ベル研では理論だけではなく、製造まで対応しようとした。
☆これって、大学の話でもあるのではないか。
■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新聞書評(2013.7-)』 2013.7.21 毎日 8.4 日経
  『今週はこれを読め』 vol.35 2013.7.3
■ 所 在
  県立 8F547.0カ 市立547ガ

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