2013年1月8日火曜日

【書籍】 藤村和夫 『蕎麦屋のしきたり』 生活人新書 2001.11


著者は、元「有楽町・更科」の四代目。「そば屋の旦那衆むかし語り」'00(県立 7F家庭P596.3フ) 「蕎麦つゆ江戸の味」(県立)

蕎麦粉の含有量が多いほど汁は濃く、当たりはきつく、小麦粉が増えるにつれて薄く、穏やかに、蕎麦が細いほど汁は濃く、太くなるほど薄く。
「藪」の生蕎麦(小麦粉をいれていない)の細打ちのあげ出しは一番濃く、当たりがきつく。更科蕎麦は「細く、二八の水切り」なので汁は濃いものの「藪」ほどではなく、当たりは穏やか。
薮蕎麦は濃い汁(出しが濃い)でちょっとだけつける。
漢字で「薮蕎麦」と書くのは、本家の「神田藪蕎麦」と分家の「並木」さらに「池之端」に限るというのが不文律。

「芝大門の更科」には秘伝を伝えた。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『料理』
■ 所 在
  県立 7FS596.3フ

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