2018年5月20日日曜日

【書籍】 柳川範之 『東大教授が教える知的に考える練習』 草思社 2018.2


■ 書籍情報入手先   ☆☆☆☆☆
 『新聞書評(2018.3-)』 2018.3.4 広告
■ 所 在
  市立141ヤ

1.頭の中に良い網を張る(関心、問題意識):流れてきた情報がとげとげに引っかかる。あえて違うジャンルの情報に接する。ネガティブな感情は何が問題なのか、何を変えたらよいか、冷静に考える。
ある問題意識で論文を書く際には、経済学における様々な分野の論文を読み漁る。
2.情報は調理しないと使えないという意識を持つ。
2-1 抽象化:幹をつかむ、共通点を探す、相違点を探す。(ここで時間をかける)
幹:一言で簡単に表現してみる。共通点:こじつけでもいいから探す。クイズ。相違点:同じような情報に接した時に違いを探す。
理想を言えば、異なる二つの情報があったときに、両者の本質的な構造を理解して、そのレベルでの共通点や相違点を理解して分解することが必要。
3.情報は流れてくるまま。間口を広げる
・同時並行に仕事を進める:専門の研究論文だけでも同時に4~5本。本を書く、講演、書評などなど
忘れたら、忘れただけ
4.頭に残った情報は「思考の骨組み」となる。
・思考の骨組みになった情報をかたまり同士、あるいはかたまりと新しい情報を積極的に結びつけて解決策を導き出す。これからの時代は、新しい組み合わせを見つけて結びつける能力、人と人を結びつける能力が求められる。
抽象化した情報を具体化させたり自分に置き換えたりする。
学問での学びは抽象→具体のプロセスが大部分。
絶えず意識して自分の問題に置き換えていく訓練が大事。
複雑な問題では、問題を分類して切り分ける。
絶えず頭を揺らして、違う角度から考える。
どうにも煮詰まったら、間を置く。
(過去の成功分析しぎると、おもしろいものが出てこない)

シカゴ・スタイルに学ぶ論理的に考え、各技術 吉岡

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