映画「オレンジと太陽」の原作で、ノンフィクション。
イギリスの施設の子どもが1967年まで、オーストラリア、ローデシア、カナダに移民として送られた。国家が関与していたという。子どもは親が死んだと聞かされ、過酷な労働、虐待を受けた子もいる。親がいても、親の了解なしに送られ、子どもが死んだと聞かされていた親もいる。
こうした事実はたったひとりのソーシャル・ワーカーが動くまで、明らかにならなかったのである。
実に13万人ものぼる棄民ならぬ児童移民。児童移民たちは祖国・親に捨てられたという意識、自分のルーツがわからないという喪失感、虐待の過去にずーっと苦しめられていたのだ。
ただ、それにしても、よく覚えているものだ。克明にインタビューの記録をつけていたのだろうか?
■ 書籍情報入手先 ★★☆☆☆
『面白い本』 第8章(1)第91番 成毛眞 2013.1
『ノンフィクションはこれを読め!』 2.世界史 第13番 成毛眞編著 2012.10
『今月読む本』 2012.5(その1)
■ 所 在
県立 市立334ハ
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