2013年6月4日火曜日

【書籍】 下斗米伸夫 『アジア冷戦史』 中公新書 2004.9

ソ連は米国の原爆完成に焦り、自主開発したが、ウラン鉱がない。そのため、ブルガリアを共産圏として、北朝鮮も視野にいれた。金日成はソ連軍大尉である。北朝鮮がソ連に核爆弾の設計図を求めたが、拒否。そのため、自国開発することとし、ソ連と距離を置いた。
ソ連はアジアの共産党支配を中国に任せることとした。
レーニン死去後、フルシチョフによる批判及び方向性の修正が行われ、中国がらソ連軍が撤退した。これは日本・アメリカに対するメッセージである。
ソ連、中国、北朝鮮の例では、自国で核開発ゲームをすると、国民が餓死するなどの代償を払う結果となる。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新書365冊』 第3章 政治・国際問題 More 宮崎哲弥 2006.10
  『使える新書 21世紀の論点編』 第5章 2-2 2004.11
■ 所 在
  7FS319.2シ 市立319シ

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