おもったよりおもしろい。作品が書かれた時の時代背景や日本で訳されたときの時代背景など、勉強になる。
■ 書籍情報入手先 ★☆☆☆☆
『新書365冊』 第6章 歴史・文学・ことば More 宮崎哲弥 2006.10
■ 所在
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第1章 経済原理と世界戦略
1 フランダースの犬 貧しかった日本人にとっての「癒し系」
2 王子と乞食 偽王が偽造される民主主義への批判
3 小公子 日清戦争後の母子家庭を魅了した夢物語
4 宝島 「契約」の原理に貫かれたビジネスの過酷さ
5 吸血鬼ドラキュラ 伯爵=カウント」に隠された怪物の正体
第2章 冒険の中の家族、民族、国家
6 家なき子 19世紀末フランスの正統な統治者は誰か
7 十五少年漂流記 少年も無縁でいられない英米仏の領土問題
8 ドリトル先生物語 物語に刻まれた無意識の侵略思想
9 西遊記 大衆が内包する異民族蔑視の中華思想
10 最後の授業 帝国主義の尖兵としての国語教育
11 クオーレ 真の国家確立のために必要だった物語
第3章 「本当の自分」探しのはじまり
12 ピーター・パンとウェンデー 成長を義務づけられた近代人の無限地獄
13 若草物語 喜びと恐怖の狭間で揺れる「女の自立」
14 野生の呼び声 資本家の飼い犬か、自由な労働者か
15 少女パレアナ 孤児が生き抜くための巧妙な思想戦略
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