ここがおかしい日本の政治状況:政治家が「票集め」に走り、国民は「幸せの青い鳥」を追い求めている。どちらも未熟だ!
p.27- 小選挙区制の問題点
政党内で新陳代謝が起こりにくいー現職優先
国会議員が小粒にー狭い範囲の利益しか考えない
チルドレン政治の元凶ー政治家ではなく政党の人気で当選してしまう
p.51- 政治家とは 税金の使い道を決める人
p.69- 米国では選挙がまちおこし
p.111- 赤字国債を認める特例公債法案で、衆議院と参議院が対立すると国家危機を招く可能性がある
p.124- 自民党時代、月曜日に事務次官会議を開き、火曜日に閣議が開かれた。
p.147 民主党政権になってから、官僚たちは「指示待ち」の態度をとるようになった。
p.153- 国家公務員の天下りは、民間企業でもうまくできていない「組織を常に若返らせる」という点で見事としか言いようがない。
p.157- 財務省陰謀論は都市伝説と考えてもらっていい。財務省の次に人気があるのは経済産業省。
p.180- アラブの春はネットだけでなくテレビの力
p.196- 橋本人気は政策の内容に支えられているものではない
p.203- 弁護士としての橋本氏は民事訴訟を和解に持って行き、手数料を受け取る仕事が主。この交渉術は、まさに最初に吹っかけておいて、落とし所を自分の都合のよいところに持ってくるもの。彼はその技術を政治の場に応用しているのだと思う。
p.205- ポピュリズム(衆愚政治):政治家が民衆の人気取りに走って、必要な政策を実行しない。民衆もそれを咎められない。これがポピュリズムの基本的な症状。
p.215- 民主党政権が政治主導を推し進めたら、未熟な政治家ばかりでポピュリズムに陥り、結果として混乱している。
p.228- 民主主義を育てるには、早いうちから政治に興味をもつような教育が必要。アメリカの高校では大統領選の「模擬投票」が行われていた。
■ 書籍情報入手先 ★☆☆☆☆
『新聞書評』 2012/12/16 朝日新聞 売れている本
■ 所在
市立312イ
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