2013年4月1日月曜日

【書籍】 村山斉 『宇宙になぜ我々が存在するのか 最新素粒子論入門』 ブルーバックス 2013.1


わかりやすくてよろしい。
p.77 カムランド(神岡鉱山)では、2002年から2008年まで日本の原子力発電所から生まれた人工的なニュートリノのデータを取り続け、ニュートリノ振動がわかった。
p.78 地球の中にあるウランやヘリウムが崩壊し、ニュートリノをつくっていた。宇宙に放出される熱量のうち、太陽と地球内部の発生熱が半々であることがわかった。natureに載った。
p.112 角砂糖くらいの空間に10の50乗個のヒッグス粒子が詰まっていると考えられる。
p.137 宇宙が冷却し、ヒッグス粒子が凍りついたせいで、弱い力(ウィークボソン)が動きを邪魔され、遠くまで伝わることができなくなった。そのため、電磁気力と弱い力が区別できるようになった。
p.149 素粒子の周りにヒッグス粒子がまとわりついて動きにくなっていると、全体としてエネルギーが大きくなり、そのエネルギーに重力が働くので、慣性質量と同じように重力も働いている。

 ■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新聞書評(2013.1-)』 2013/2/24  広告
所在
  県立 市立429ム

0 件のコメント: