2013年4月8日月曜日

【書籍】 今泉宜子 『明治神宮』 新潮選書 2013.2


副題:「伝統」を創った大プロジェクト
明治天皇崩御に伴い、民間から沸き起こった、東京に天皇陵を!
名実ともに、日本の首都になろうとしたのか。
国家的プロジェクトでありながら、国家プロジェクトとも違う。
内苑は、野っ原に新たな天皇陵、まさに、鎮守の森を作ろうとした。
また、外苑はスポーツ施設と聖徳記念絵画館。
まさに、明治は日本創設のプロジェクト時代だったと思う。
明治神宮の植林には全国から献木があり、造園作業には、全国の青年団が参加したという。

これを読んで、東日本大震災の鎮魂のあり方についても思いを馳せた。
記念碑と森が不可欠であろう。

 ■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新聞書評(2013.3-)』 2013/3/17 毎日新聞
所 在
  県立 市立175イ

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