2012年12月19日水曜日

【書籍】 レイ・タナヒル 『美食のギャラリー 絵画で綴る食の文化史』 八坂書房 2008.11


p.46-47
 9世紀及び10世紀のフランスとドイツでは、食人の風習がはびこっていた。人狩り集団が地方を徘徊して旅人を襲い、その肉を料理して近くの市場で売りさばいた。
 老人、女、少女、子供の肉から作られた料理には、それぞれ固有の名前がつけられたという記録が残されている。
 食人の風習は、ボヘミア、シュレージエン、そしてポーランドでは中世の終わりまで根強く残り、たぶんこの事実が背景となって狼男伝説が生まれたと思われる。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
   『実践! 多読術』 1.文化・人生編 成毛眞 2010.7
 ■ 所在
   県立

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