2010年5月29日土曜日

【書籍】 魚住昭 『野中広務 差別と権力』 講談社 2004.6

政治家野中広務の伝記。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  「佐藤優選の100冊」第63番 (『教養書200冊』 2008.12
■ 所在
  県立 8F人文289.1ノ 市立BM書庫28ウ

【書籍】 大村敦志 『父と娘の法入門』 岩波ジュニア新書 2005.10

対話形式は読みにくい。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新書365冊』 5.法と自由 宮崎哲弥 2006.10
■ 所在
  市立081イ519

【書籍】 ハイエク 『自由の条件』3巻(ハイエク全集) 春秋社 1987.5

民主主義は手段であって、目的ではない。「自由」について考えさせられる。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  「立花隆選の100冊」第65番 (『教養書200冊』 2008.12
■ 所在
  県立 大学新331.72.H49.5-7

【書籍】 ハルトムット・エスリンガー 『デザインイノベーション デザイン戦略の次の一手』 翔泳社 2010.5

世界的に一流のプロダクト・デザイナーが語るデザイン戦略。頗る面白いが、後半の"グリーン"を語るくだりは退屈。
著者のデザイン思考を自分の仕事に当てはめてみよう。

■ 所在   ★★★☆☆
  所有

【書籍】 ロバート・B・ライシュ 『暴走する資本主義』 東洋経済新報社 2008.6

原題は、Supercapitalism。グローバル化した今日の企業行動を批判している。キーワードは、民主主義と資本主義。
安易に民主主義を語るところが、どうもあわない。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『使える経済書100冊』 3.グローバル資本主義の運命  池田信夫 2010.4
■ 所在
  県立 8F社会科学332.0ラ 市立332ラ 大学332.06R25

【書籍】 杉原幸子 『六千人の命のビザ』 大正出版(第2版) 1994.4

第2次世界大戦中、リトアニア日本大使館において、ユダヤ人をナチから救うため、本国命令に反して日本への入国ビザを発行した杉原領事の伝記。夫人の手による。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『現代を読む 100冊のノンフィクション』 第85番 佐高信 1992.9
■ 所在
  県立(第2版) 7階書庫 市立

【書籍】 岡潔 『日本の国という水槽の水の入れ替え方』 成甲書房 2004.4

日本人は情緒型。日本民族の心は、古事記、芭蕉、道元(正法眼蔵の上巻)とのこと。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『危機の時代に読む「この3冊」』 エコノミスト 2009.1.6号 佐山展生(一橋大学教授)  「生きる意味」を問い直す読書
■ 所在
  県立 7F日本文学オカ 市立914.6オ

【書籍】 児玉隆也 『現代を歩く』 新潮社 1976.2

登場する人物はどこかもの哀しい。作者はいかなる意味でも権威が嫌いなようである。

 ■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『現代を読む 100冊のノンフィクション』 第50番 佐高信 1992.9
■ 所在
  県立 9F

2010年5月26日水曜日

【書籍】 加藤陽子 『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』 朝日出版社 2009.7

この本も目からウロコ。日本の明治、大正、昭和の歴史の動きがわかる。
一読を勧める。

推薦図書・参考文献

(主著)
徴兵制と近代日本 戦争の日本近現代史 戦争の論理 満州事変から日中戦争へ

■ 書籍情報入手先   ★★★★☆
  『空気を読むな、本を読め。』 第53番 小飼弾 2009.11
■ 所在
  県立 8F人文科学210.6カ 市立210.6カ 大学210.6Ka86

【書籍】 竹森俊平 『資本主義は嫌いですか』 日本経済新聞社 2008.9

この本は頗るおもしろい。金融危機とは何なのか、その対策のために中央銀行は何をするのか、など。
一読を勧める。目からウロコ。

(著作)
世界経済の謎、経済論戦は甦る(第4回読売・吉野作造賞2003)、世界デフレは三度来る、1997年(朝日新書)

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『使える経済書100冊』 1.世界経済危機をどう見るか  池田信夫 2010.4
■ 所在
  県立 8FN338.9タ 市立338タ 大学338.9Ta63

【書籍】 A PAINTED HOUSE by John Grisham Doubleday 2001.2

グリシャムにしては、めずらしく、弁護士ものではなく、たぶん、自分の小さい頃の思い出に基づくものであろう。
綿畑の小作一家がメキシコ人を使う。一夏におけるけんか、殺人、逃避行など。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『村上式シンプル英語勉強法』 推薦図書 
■ 所在
  市立書庫930G

2010年5月23日日曜日

【書籍】 永井明 『ぼくが医者をやめた理由』 平凡社 1988.2

夜に急患になるのはいやだな。結局、当直の医者は主治医でもなく、専門外であることも多いのだから。

 ■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『現代を読む 100冊のノンフィクション』 第43番 佐高信 1992.9
■ 所在
  県立 9F 市立

2010年5月21日金曜日

【書籍】 網野善彦 『異形の王権』 平凡社ライブラリー  1993.6

異形の王権とは、後醍醐天皇のこと。後醍醐天皇の後で新たな日本が形成された。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  「佐藤優選の100冊」第91番 (『教養書200冊』 2008.12
■ 所在
  県立

【書籍】 ダン・アリエリー 『予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あたながそれを選ぶわけ」』 早川書房 2008.11

これはなかなかおもしろいし、ためになる本である。時間がなければ、第1章から第4章まででも読む価値がある。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『空気を読むな、本を読め。』 第71番 小飼弾 2009.11
■ 所在
  県立 8F社会科学331ア

2010年5月18日火曜日

【書籍】 ブライアン・フェイガン 『古代文明と気候大変動』 河出書房新社 2005.6

過去2万年に渡る気候変動と文明の衰退の関係。
(前著)
洪水と飢饉と皇帝
歴史を変えた気候大変動

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  「立花隆選の100冊」第10番 (『教養書200冊』 2008.12
■ 所在
  県立

【書籍】 池上俊一 『動物裁判 西欧中世・正義のコスモス』 講談社現代新書 1990.9

ヨーロッパ中世では、子供を死傷させたブタが裁判を受け、絞首刑になった事例が多数ある。また、農作物に被害を与えた虫が裁判の結果、破門されたりしている。
筆者は、これを中世の合理化思想のはてとしているが、どうだろうか。ブタ、虫にどう責任を帰すかの方法論であり、これにより心のバランスを取っていたのではないか。
これはとても興味深い本であり、一読を勧める。

■ 書籍情報入手先   ★★★★☆
  「佐藤優選の100冊」第93番 (『教養書200冊』 2008.12
■ 所在
  県立

2010年5月17日月曜日

【書籍】 渡辺満利子 『ジュニアダイエット 自分のための栄養学入門』 岩波ジュニア新書 2006.5

ダイエットというより、栄養学。

■ 所在   ★★☆☆☆
  市立081イ534

【書籍】 酒井寛 『花森安治の仕事』 朝日新聞社 1988.11

暮しの手帖の名編集長、花森安治の生き様。異能の人であった。

 ■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『現代を読む 100冊のノンフィクション』 第64番 佐高信 1992.9
■ 所在
  県立 8F人文科学289.1ハ 市立

【書籍】 福島英 『声のトレーニング』 岩波ジュニア新書 2005.10

ヴォイストレーニングの練習法

■ 所在   ★★☆☆☆
  市立081イ520

【書籍】 リー・シルヴァー 『人類最後のタブー バイオテクノロジーが直面する生命倫理とは』 NHK出版  2007.3

宗教的理由やシュタイナーの人智学のような自然主義からの科学への攻撃。クローン人間で頂点に達する。
生命の発生、魂を生み出すことは神、自然への冒涜。バイオテクノロジーへの嫌悪感は西洋が強いらしい。
有機農場という言葉はシュタイナーの着想によると知って、納得。以前から、有機栽培とか有機野菜とか、意味不明だなと思っていた。最近はエコもわからない。
一読を勧める。

(参考)唯心論者の推薦本
トンプキンズほか 植物の神秘生活 工作舎
ズーカフ カルマは踊る 青土社

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  「立花隆選の100冊」第14番 (『教養書200冊』 2008.12
■ 所在
  市立490シ

2010年5月16日日曜日

【書籍】 奥田英朗 『空中ブランコ』 文藝春秋 2004.4

おもしろいが、途中で飽きる。

 ■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『打ちのめされるようなすごい本』 米原万里 2006.10
■ 所在
  県立 7F日本文学オク 市立913.6オク、BM書庫

2010年5月15日土曜日

【書籍】 大橋義房 『数学、一歩先へ 証明と計算がおもしろい』 岩波ジュニア新書 2007.3

いまひとつ。

■ 所在   ★☆☆☆☆
  市立081イ559

【書籍】 筒井功 『漂泊の民サンカを追って』 現代書館 2005.7

サンカというと三角寛が有名だが、筆者は、自分の足で調査したと言っているものの、結局、サンカとは何かよくわからないまま。
仮に古くからあるとすれば、何らかの形で文献に残っていてもいいと思うのだが、引用はいずれも近代のもの。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『打ちのめされるようなすごい本』 米原万里 2006.10
■ 所在
  県立 市立384ツ

2010年5月14日金曜日

【書籍】 竹内洋 『大学という病 東大紛擾と教授群像』 中央公論社 2001.9

アカデミズムの病なのか、組織の派閥の問題なのか。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  「佐藤優選の100冊」第98番 (『教養書200冊』 2008.12
■ 所在
  大学377.21.Ta67

2010年5月12日水曜日

【書籍】 坂部恵 『かたり』 弘文堂 1990.2

かたりについての考察。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『深層意識への道』 15.物語の意味 河合隼雄 2004.11
■ 所在
  県立 大学新804.Sa27

【書籍】 大橋武夫 『謀略 現代に生きる明石工作とゾルゲ事件』 時事通信社 1964.11

日本人が絡んだ国際的スケールのインテリジェンスの実際。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  「佐藤優選の100冊」第46番 (『教養書200冊』 2008.12
■ 所在
  大学新391.6.O28

【書籍】 佐藤優 『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』 新潮社 2005.3

なかなか読ませる本。一読を勧める。

(言及文献)
日本聖書協会 共同訳聖書 旧約続編・引照付き聖書 (プロの牧師が使う。銀座の教文館で売っている。)
外務省国内広報課 われらの北方領土
和田春樹 北方領土問題 朝日新聞社
ボルフガング・ロッツ スパイのためのハンドブック ハヤカワ文庫
内藤国夫 悶死 中川一郎怪死事件 草思社
宗男の言い分 飛鳥新社
ヘーゲル 精神現象学
太平記 長谷川端訳 新編日本古典文学全集54~57巻

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『打ちのめされるようなすごい本』 米原万里 2006.10
■ 所在
  県立 8F社会科学319.1サ 市立319サ 大学新312.1Sa85

2010年5月9日日曜日

【書籍】 村上慎一 『なぜ国語を学ぶのか』 岩波ジュニア新書 2001.9

内容はいまいち。

(参考文献)
1.岩波ジュニア新書
 詩のこころを読む 短歌を楽しむ 日本古典のすすめ 平家物語を読む
古文の読みかた 漢詩入門 漢文の読み方 小論文に強くなる 心に届く文章づくり ことばの力
楽しい創作入門 論理的に考えること 読書を楽しもう 生きるための101冊
2.言語
鈴木孝夫 日本語と外国語 ことばと文化 岩波新書
大野晋 日本語練習帳 岩波新書
金田一春彦 日本語 新版 上下 岩波新書
3.文学
大岡信 あなたに語る日本文学史 新書館
西郷ほか 日本文学の古典 第2版 岩波新書
大江健三郎 新しい文学のために 岩波新書
竹西寛子 日本の詩歌 岩波新書
筒井康隆 本の森の狩人 岩波新書
宮本輝 本をつんだ小舟 文藝春秋
梅田貞夫ほか 高校生のための小説案内 筑摩書房
瀬戸内晴美 私の好きな古典の女たち 新潮文庫
4.作文
本多勝一 日本語の作文技術 事実とは何か
辰濃和男 文章の書き方 岩波新書
梅棹忠夫 知的生産の技術岩波新書
大隈秀夫 短文の書き方 日本実業出版社
梅田貞夫ほか 高校生のための文章読本 筑摩書房
樺島忠夫 文章構成法 講談社現代新書
島内景二 読む技法・書く技法 講談社現代新書
5.日本語ほか
渡部昇一 日本語のこころ 講談社現代新書
ねじめ正一 「ことば」を生きる 講談社現代新書
山本真弘 漢字遊び 講談社現代新書
織田正吉 ことば遊びコレクション 講談社現代新書
梅原猛 百人一語 新潮文庫
桑原武夫 一日一言 岩波新書
佐高信 現代を読む 100冊のノンフィクション 岩波新書
司馬遼太郎、ドナルド・キーン 日本人と日本文化 中公文庫

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『岩波ジュニア新書読書ガイドブック』 国語 2009.4
■ 所在
  市立081イ382

【書籍】 西原理恵子 『この世でいちばん大事な「カネ」の話』 理論社 2008.12

すさまじい体験談である。人を人でなくすもののひとつに金がある。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『空気を読むな、本を読め。』 第82番 小飼弾 2009.11
■ 所在
  県立 6F読むY91サ 市立J159サ

2010年5月5日水曜日

【書籍】 リチャード・ドーキンス 『神は妄想である 宗教との決別』 早川書房 2007.5

『利己的な遺伝子』で有名なドーキンスによる宗教を全否定する書。
いやー、日本に生まれてよかった。宗教問題で悩まされなければならないのは極めて大変である。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  「立花隆選の100冊」第11番 (『教養書200冊』 2008.12
■ 所在
  県立 8F人文科学161ト 市立161ド

2010年5月4日火曜日

【書籍】 柳与志夫 『千代田図書館とは何か 新しい公共空間の形成』 ポット出版 2010.3

新千代田図書館の館長としての計画から運営にいたるまで課題と取り組むをとりあげている。

■ 所在   ★☆☆☆☆
  市立016ヤ

【書籍】 デーヴ・グロスマン 『「人殺し」の心理学』 原書房 1998.7

戦争であっても、人を殺すには抵抗がある。ベトナム戦争では、心の操作により抵抗感を失くしたのと、黄色人種との心理的距離感も働いたのだろう、その抵抗がほぼなくなっている。
現代の戦争もヴァーチャルな現実として、抵抗が少ないはずである。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『空気を読むな、本を読め。』 第88番 小飼弾 2009.11
■ 所在
  県立

【書籍】 ジョン・ロールズ 『正義論』 紀伊國屋書店 1979.8

これだけ、読んでもわからない本も最近めずらしい。
解説書から読んでみることにしたい。

(参考)
ロールズ : 「正義論」とその批判者たち 大学旧321.1.Ku27
ロールズ正義論の行方 大学旧321.1.W46

■ 書籍情報入手先   
  「立花隆選の100冊」第69番 (『教養書200冊』 2008.12
■ 所在
  大学新321.1.R18

【書籍】 フリーマン・ダイソン 『叛逆としての科学 本を語り、文化を読む22章』 みすず書房

書評・エッセイ集である。著名な科学者の様子がうかがえるのもいい。

■ 所在   ★★☆☆☆
  市立404ダ

2010年5月2日日曜日

【書籍】 石牟礼道子 『苦海浄土 わが水俣病』 講談社文庫 1972.12

文庫本解説で渡辺京二は、本書をルポルタージュですらなく、石牟礼道子の私小説としている。また、著者も、「この作品は、誰よりも自分自身に語り聞かせる、浄瑠璃のごときもの、である。」としている。
第1回大宅壮一ノンフィクション賞を辞退したのも頷ける。
水俣病患者が語り得ない心の内を筆者自身に寄せてかたっているのであろう。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『現代を読む 100冊のノンフィクション』 第36番 佐高信 1992.9
■ 所在
  県立 7FB493.1イ 市立書庫 大学旧493.1.I78

2010年5月1日土曜日

【書籍】 フリント 『数値でみる生物学』 シュプリンガー・ジャパン 2007.12

地球上の生物をめぐる様々な数値集。
ただ、おしむらくは、グラフ化(分析)できるようなデータ(2次元とか)はほぼなく、単なるデータ集にとどまる。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  「立花隆選の100冊」第3番 (『教養書200冊』 2008.12
■ 所在
  8F自然461.9フ 市立461フ