2013年2月28日木曜日

【書籍】 ロジャー・ムーアハウス 『戦時下のベルリン 空襲と窮乏の生活1939-45』 白水社 2012.12


「ヒットラー暗殺」に続く著作。
ベルリン市民の生活に焦点あてた作品。

灯火管制により、女性を狙った犯罪が増加。石炭不足。天候不順でジャガイモ不足。パリ占領で食料品・ワインがドイツに送られる
強制収容所は、石切り場に近いところにつくられた。道路舗装用・建材用の花崗岩、レンガ工場など。
労働力を確保するため、東方から労働者が強制的に集められた。
ゲシュタポはせいぜい800人。そのため、非公式の民間密告で逮捕取り調べが行われた。

 ■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新聞書評(2013.1-)』 2013/2/4  朝日新聞
所在
  県立 市立234ム

2013年2月27日水曜日

【書籍】 松岡正剛 『ちょっと本気な 千夜千冊 虎の巻 読書術免許皆伝』 求龍堂 2007.6


松岡正剛千夜千冊の解説本?

千夜千冊リスト

■ 所 在   ★☆☆☆☆
  県立 8F一般調査019マ 市立019マ

【書籍】 糸井重里 ほぼ日刊イトイ新聞 『できることをしよう。 ぼくらが震災後に考えたこと』 新潮社 2011.12


この本はさまざまな読み方が可能で、研究素材ともなる。内容は、ほぼ日刊イトイ新聞での掲載コンテンツを増補改訂したものという。

災害時の対応を個人として、あるいは、組織として、どう対応すべきなのか。
社会にcommitするときに、どのような判断基準でどう対応するのか。善行をなすときの戒め。
twitterやtwitter上の集団の熱狂に飲まれないように、反応を見据えながら、冷静に対応すること。など


ヤマト運輸 「ヤマトは我なり」の精神
西條剛央 構造構成主義:すべての方法に当てはまる共通の原理
震災に備える物:マスク、軍手、コンビニ袋、30リットルのゴミ袋、新聞紙、糸とヒモ、コンタクトの予備、枕元にスニーカー(自販機から水出る、携帯からSOS鳴らす)


■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『若い人に贈る読書のすすめ 』 2013 No.3
■ 所在
  県立 6FY236 市立369デ

2013年2月26日火曜日

【書籍】 鹿島茂 『鹿島茂の書評大全 洋物篇』 毎日新聞社 2007.8


1998年から毎日新聞、東京人ほかに寄稿した書評から、フランス史・フランス文学を中心とする欧米の書籍の翻訳などを扱ったものを100編選び出して1巻にしたもの。

書評リスト

所在    ★☆☆☆☆
  県立 市立019カ

【書籍】 鹿島茂 『鹿島茂の書評大全 和物篇』 毎日新聞社 2007.8


1998年から毎日新聞、東京人ほかに寄稿した書評から、日本に関係するものを100編選び出して1巻にしたもの。

書評リスト

所在    ★☆☆☆☆
  県立 市立019カ

【書籍】 野中郁次郎 『アメリカ海兵隊 非営利型組織の自己革新』 中公新書 1995.11


最近、アメリカ海兵隊の第二次世界大戦におけるガダルカナルや硫黄島での戦いのDVDを見たのだが、ここに書かれているような戦略・戦術だった。戦争映画を見る上でも役に立つ。
しかも、驚くべきことに、エリス少佐が対日戦争の不可避性を予言し、水陸両用作戦による敵の前進基地の奪取という新たな概念を生み出し、それを上官が認め、中堅将校の間での議論で方向性を固めたことである。
エドワード・ミラー「オレンジ計画(オレンジ・プラン)」
もちろん、戦略・戦術に対応するハードウェアも開発された。さらには、徹底的な教育訓練も行われた。

海兵隊が時代に応じ、自己革新を遂げてきたのは、ひとつには当初から組織の生存意義が問われ続けてきたこともあるものと思う。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『使える新書 教養インストール編 』第1章(4) 2003.12
  『使える新書 新書コレクション500』 2-1 第111番 2003.12
■ 所在
  県立 7FS397.2ノ 市立

【書籍】 栗原俊雄 『20世紀遺跡 帝国の記憶を歩く』 角川学芸出版 2012.11


「湿った歴史」(たとえば、庶民の歴史)は、研究が薄く、消滅の危機にある。今なら取材できる。
☆新聞記者は、ナイーブな表現を使うのが好きだな。

■ 書籍情報入手先   ☆☆☆☆☆
  『新聞書評(2013.1-)』 2013/1/27  毎日新聞
所在
  県立 8F210.6ク 市立210.6ク

(言及遺跡)
東京・仮埋葬地
北九州・軍艦防波堤
舞鶴・引揚桟橋
東京都小笠原・硫黄島
愛知・東南海~三河地震
三浦半島・浦賀ドック
福岡県飯塚・ボタ山
京都府丹波・マンガン鉱山跡
秋田県大館・花岡事件
渋谷・ワシントンハイツ、横浜・根岸競馬場
川崎市・登戸研究所
大阪/愛知・パンプキン爆弾投下地
大連/旅順・侵略と崩壊の道標
東京都台東区・はなし塚
渋谷・春の小川
葛西・ラジオ塔
長野・文化柱、宮崎・八紘一宇の塔
岐阜・各務原飛行場
富山県魚津・米騒動
ミナミ・大阪球場
和歌山県美浜町・アメリカ村

【書籍】 林望 『イギリスはおいしい』 平凡社 1991.3


 イギリス人は意外に規則(違反?例外?)には柔軟に対応する。
 料理に時間をかけるのバカバカしいと思っている。 (おしゃべりに時間をかける?)
しかし、お菓子には時間をかけるし、おいしい。(甘過ぎない)
 イギリスの野菜料理は基本的に茹でる(茹で過ぎて、おいしくない)。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『出版物情報(1)』 佐藤優言及本
■ 所在
  県立 7FB596.0ハ B915.6ハ2 市立

【書籍】 三木成夫 『胎児の世界』 中公新書 1983.5


胎児の成長は生命の発生から人類へ至る進化を辿っているということだが、感動的な本。
発生学の研究者が大学の講義を踏まえ、わかりやすく解説。
昔の新書のクオリティの高さを見る思い。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『「本の定番」ガイドブック』 13(2) 鷲田小彌太 2004.6
  『齋藤孝のおすすめブックナビ』 3.身体・心理・哲学 2003.9
  『知に歴史あり』 これぞ中公新書第4番
  『いまどきの新書(2)』 第9章(1) 永江朗 2004.12
  『使える新書 新書コレクション500』 4-7 第472番 2003.12
■ 所在
  県立 大学495.6MI24

【書籍】 本山勝寛 『マンガで鍛える読書力』 PHP研究所 2009.7


要は、マンガ、小説から入って、入門書、解説書へと。
16倍速勉強法の著者。大学は工学部。日本財団広報部。

紹介図書リスト

■ 所在   ★☆☆☆☆
  6FY201

2013年2月25日月曜日

【書籍】 村山斉 『宇宙は何でできているのか』 幻冬舎新書 2010.9


これはよい。実にわかりやすいし、なるほどと思う。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『日本語力をつける文章読本』 第4部第22番 2012.8
  『新書大賞ベスト5』 2011 No.1
■ 所在
  7FS361.4ウ 市立

【書籍】 俵万智 『サラダ記念日』 河出書房新社 1987.5


新しさで評価されていたようだが、娘のような年齢の女性の、娘のような口調の新しさか。
人間の感情や情念はドロドロの方が好きだが。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『光村図書推薦100冊』 第23番 2009
  『三省堂(中学生)100冊の本』 第8番
  『詩(中学高校)』 2.詩
■ 所 在
  県立 7階壁書架911.1タ 市立 大学911.16Ta97

2013年2月22日金曜日

【書籍】 中馬清福 『日本の基本問題を考えてみよう』 岩波ジュニア新書 2009.6


元朝日新聞記者、信濃毎日新聞社主筆が語る。

■ 書籍情報入手先   ☆☆☆☆☆
 『日本語力をつける文章読本』 第3部第15番 2012.8
■ 所在
  県立 6FY230 市立081イ624

【書籍】 エンライト ライアン  『「信濃!」 日本秘密空母の沈没』 光人社 1990.11


大和型は大和(呉)、武蔵(長崎)、信濃(横須賀)で製造された。信濃は、出港後、数日で米国潜水艦1基から4発の魚雷を受け、沈没した。このことは秘密にされた。
実際に沈没させた潜水艦の艦長の本であり、生き残った日本人の手記も記載されている。
偶然と阿部艦長の判断ミス(潜水艦はおとりと思われたので、攻撃しなかった)による。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『立花隆選100冊』第13番 2009.10
■ 所在
  9F 市立書庫936エ

【書籍】 エーリッヒ・フロム 『自由からの逃走』 東京創元社 1951.12


p.296 近代人にとって自由は二重の意味を持っている。伝統的権威から解放されて「個人」となったが、同時に孤独で無力となり、新しい束縛にすすんで服従する。一方、積極的自由は、個人の諸能力の実現と一致する。デモクラシーの未來は個人主義の実現にかかっている。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
 『社会学をつかむ』 unit 11 無意識 2008.7
 『東大・京大・北大・広大の教師が薦める100冊』 第72番
■ 所在
  9F 市立 大学旧

2013年2月20日水曜日

【書籍】 今井むつみ 『ことばと思考』 岩波新書 2010.10


様々な実験を踏まえた記述が目新しいが、ちょっと煩雑である。
分類する言葉があるということはカテゴリーがあることなので、現象をどれかのカテゴリーとして分類過程で認識の歪が生じてしまう。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
 『日本語力をつける文章読本』 第5部第25番 2012.8
■ 所在
  県立 7FS801イ 市立801イ 大学文庫080.2A.1278

【書籍】 志村史夫 『古代日本の超技術 改訂新版』 ブルーバックス 2012.12


なかなかおもしろい本である。著者は半導体の結晶の研究者であり、とりあげられている技術の専門家ではないが、自分の専門的知見も含め、わかりやすく書かれている。
話題は、倒れない五重塔、古来の木造加工、呼吸する古代瓦、古代鉄と日本刀、奈良の大仏の材料はどこから、縄文時代の最新技術

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新聞書評(2012.9 - 12)』 2012/12/23 広告
  『新聞書評(2013.1-)』 2013/1/13 読売新聞
所在
  県立 9F 市立

2013年2月18日月曜日

【書籍】 藤原正彦 『若き数学者のアメリカ』 新潮社 1977.3


気負いもあるし、淡い恋もある。青春だな。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『齋藤孝のおすすめブックナビ絶対感動本50』 1.自伝・エッセイ 2003.9
  『千葉大学100冊』 第108番
  『静岡県立大学100冊』 第108番
  『市川学園(高等学校)100冊』 第59番
  『伝記・自伝(中学高校)』
■ 所在
  9F 市立 大学旧

【書籍】 藤原新也 『東京漂流』 情報センター出版局 1983.1


一言で言うと、「同じ匂いがする」。もう30年前なのに、今でも新しい。

いくつか、拾ってみると、
アフリカへの募金、反核運動など、異論がないがゆえにやるせない、という。こういう「無償の行為」によって「良心」の飢渇に潤いを与え、しかも募金によって「良心の王座」を買い取ることができる。
中流階級の幸福度をもたらすものとして、フランスパン、ブランデー、レギュラーコーヒーが挙げられていた。
フランスパン-反核運動
ブランデー-日本国憲法読書運動
レギュラーコーヒー-ボランティア

「善行主義」は、時として「魔女狩り」を生む。
価値判断の座標を失った人々が選び取れるものがあるとすれば、単純で観念的な方向、つまり、「絶対善」「絶対悪」に対する、盲目的な信仰と排そである。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『現代を読む 100冊のノンフィクション』 第94番 佐高信 1992
  『今のうちに読んでおくべきだと思う本』 第29番 2012.5
■ 所在
  県立 7F日本文学フシ 市立

【書籍】 宇根豊 『農は過去と未来をつなぐ 田んぼから考えたこと』 岩波ジュニア新書 2010.8


百姓(いい意味で)のひとりごと。百姓を包み込むもの。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
 『日本語力をつける文章読本』 第3部第17番 2012.8
■ 所在
  県立 6FY26 市立081イ662

【書籍】 長山靖生 『謎解き少年少女世界の名作』 新潮新書 2003.6


おもったよりおもしろい。作品が書かれた時の時代背景や日本で訳されたときの時代背景など、勉強になる。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新書365冊』 第6章 歴史・文学・ことば More 宮崎哲弥 2006.10
■ 所在
  7FS909.3ナ 市立909ナ

第1章 経済原理と世界戦略
1 フランダースの犬 貧しかった日本人にとっての「癒し系」
2 王子と乞食 偽王が偽造される民主主義への批判
3 小公子 日清戦争後の母子家庭を魅了した夢物語
4 宝島 「契約」の原理に貫かれたビジネスの過酷さ
5 吸血鬼ドラキュラ  伯爵=カウント」に隠された怪物の正体

第2章 冒険の中の家族、民族、国家
6 家なき子 19世紀末フランスの正統な統治者は誰か
7 十五少年漂流記 少年も無縁でいられない英米仏の領土問題
8 ドリトル先生物語 物語に刻まれた無意識の侵略思想
9 西遊記 大衆が内包する異民族蔑視の中華思想
10 最後の授業 帝国主義の尖兵としての国語教育
11 クオーレ 真の国家確立のために必要だった物語

第3章 「本当の自分」探しのはじまり
12 ピーター・パンとウェンデー 成長を義務づけられた近代人の無限地獄
13 若草物語 喜びと恐怖の狭間で揺れる「女の自立」
14 野生の呼び声 資本家の飼い犬か、自由な労働者か
15 少女パレアナ 孤児が生き抜くための巧妙な思想戦略

2013年2月15日金曜日

【書籍】 斎藤孝 『使える読書』 朝日新書 2006.10


使える読書 キーワードをひとついただく(考えを一つ得る、アイデアをひとつ得る、それを応用できる形で自分に刻む)
→ 理解の切り口、つまり、物の見方を手に入れるのが目的 → 概念化
遠心力で読む 書くため、話すために読む
引用するために読む 書名、著者名、一言コメント、引用文一文 赤:一番大事 青:まあまあ大事 緑:おもしろい 赤と緑のページは端を折っておく→要約力がつく
「声に出して読みたい一文」の理由 攻めの読書に転じるため
外科医的に読む 重要でない部分は読み飛ばす。ノリとツッコミでばっさり斬る
負荷を掛けて「型」で読む フォーマット。「○○力」=概念化の提示 「声に出してみたい一文」=引用センスを晒す 30分でつかみ、3分間で伝える技術 → 要約力とコメント力
ブログと読書
好意的に書く理由
出会い頭で読む

使える読書50リスト

■ 所在    ★☆☆☆☆
  7FS019.9サ 市立019サ 大学019.12Sa25

【書籍】 辛淑玉 『悪あがきのすすめ』 岩波新書 2007.6


泣けてくる話。あとがきがよい。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
 『日本語力をつける文章読本』 第2部第9番 2012.8
■ 所在
  県立 7FS304シ 市立304シ 大学文庫080.2A.1079

【書籍】 鷲田清一 『わかりやすいはわかりにくい? 臨床哲学講座』 ちくま新書 2010.3


要は、問題を、世界を、人生を、簡単に割り切ったり、簡単に(イデオロギー、ワンフレーズで)理解しないこと。
ずーっと、問題意識を抱えて生きていくこと。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
 『日本語力をつける文章読本』 第4部第24番 2012.8
■ 所在
  県立 市立

【書籍】 サイモン・コンウェイ・モリス 『カンブリア紀の怪物たち』 講談社現代新書 1997.3


ちょっと古いとはいえ、バージェス頁岩の生命体の解説本。
カンブリア紀で生命爆発があったが、当時は全体的に温暖であったようだ。北米大陸棚と中国大陸棚にわかれている。

p.260- グールドは「ワンダフル・ライフ」で生物進化は偶発的としているが、生物のデザインには限りがあり、ある範囲では進化プロセスは予測可能であると思う。

■ 書籍情報入手先    ★☆☆☆☆
  『使える新書 教養インストール編 』第4章(14) 2003.12
  『使える新書 新書コレクション500』 3-21 第400番 2003.12
  『最新地球史がよくわかる本』 参考文献 2009.11
  『世界を知る101冊』 第40番 海部宣男 2011.6
■ 所在
  県立 7FS457.8モ 市立 大学457.8C86

【書籍】 福田浩 松藤庄平 『大江戸料理帖』 新潮社 1999.9


じつにおいしそうである。

所在    ★☆☆☆☆
  県立'99'06 8F社会科学383.8フ'99 市立383フ'06(完本)

【書籍】 宮崎学 『「自己啓発病」社会』 祥伝社新書 2012.2


自助論は抄訳であり、全訳を読まないと著者の主張はわからない。

p.64 全訳は中村正直訳で「西国立志編」(講談社学術文庫)
p.74 スマイルズの自伝は 鶴田賢次 「自助論の著者・スマイルズ翁の自伝」(国会デジタル版)
p.92 明治政府は、藩閥政府といわれるが、実務に当たる中堅・下級官僚層は、むしろ旧幕深層を中心に構成されていた。
p.122 渡辺京二「逝きし世の面影」平凡社を読むと、徳川幕府時代は、民は圧政に苦しめられていたわけではない。
p.126 自助論でスマイルズの目標は「自助」によってもたらされる「利他」であり「共助」。
p.167 日経BP関連会社によるアンケート「3月11日(震災)以降の日本社会の価値観やものの考え方の変化」(日経ビジネスonline 2011.9.27)。持ち家を資産ではなく、リスクとみなす傾向。
p.199 週刊東洋経済 2011.11.26 「さらば!スキルアップ教」で教養本170冊を紹介。
p.212 藤井聡 なぜ正直者は得をするのか 幻冬舎新書
p.220 自助が成り立つ社会は、個人個人の自助が相互的に働いて相互扶助が成り立つ社会。

☆思ったより、読み応えのある本。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新聞書評(2012年総括)』 朝日新聞 5.柄谷行人
所在
  7FS159ミ

【書籍】 カート・ステージャ 『10万年の未来地球史』 日経BP社 2012.11


地球温暖化の影響は数万年に及ぶ。この期間の長さが問題で影響が大きい。氷河の融解。海水の酸性化(二酸化炭素が溶ける)による生物への影響(石灰質が溶けるため)がある。また、温度が高い方が溶解度が小さいため、二酸化炭素の増加→温暖化→二酸化炭素の放出、という正のフィードバックに陥るおそれがある。熱帯では、寒冷期に乾燥、温暖期に湿潤という一般的傾向があるが、局所的は例外もある(どう影響するかわからない)。
次の氷河期は西暦5万頃なので、その頃に人類のために、化石燃料を取って置かなければならない(地球温暖化のため)。

☆筆者は、生態学者、古気候学者であり、久しぶりに読むべき本に出会った感じ。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新聞書評(2013.1-)』 2013/1/20 毎日新聞 2013/1/6 朝日新聞

所在
  県立 市立451ス

2013年2月14日木曜日

【書籍】 魚住昭 『特捜検察』 岩波新書 1997.9


今となっては、昔話か。

所在    ★☆☆☆☆
  県立 7FS327.1ウ 市立 大学旧

【書籍】 孫崎享編 『検証 尖閣問題』 岩波書店 2012.12


外交問題は一筋縄ではいかないな。なかなか難しい問題だ。

所在    ★☆☆☆☆
  市立319ケ

【書籍】  ジョン・ル・カレ 『われらが背きし者』 岩波書店 2012.11


うーん。フィーリングに合わない。

■ 書籍情報入手先   ☆☆☆☆☆
  『新聞書評(2012.9 - 12)』 2012/12/16  毎日新聞
  『新聞書評(2013.1-)』 2013/1/6 朝日新聞
所在
  県立 7F933ル 市立933ル

【書籍】 栗原成郎 『ロシア異界幻想』 岩波新書 2002.2


p.iv ヴラジーミル・ソロヴィヨーフの仕事
 自著 「三つの会話 戦争・平和・終末」 刀水書房 1982
 トルストイの吸血鬼を評価 「ロシア神秘小説集」 国書刊行会 収録
p.7 トルストイは生と死との意味を追求した作家。三つの死、イヴァン・イリイーチの死、懺悔

☆本書で取り上げられている民間伝承、民話は、東欧も含め、スラブ民族の心の故郷が感じられる。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『ロシア、プーチン』
■ 所 在
  県立 7FS387ク 市立 大学旧

【書籍】 西成活裕 『とんでもなく面白い 仕事に役立つ数学』 日経BP社 2012.9


これはおもしろい。特に工学系の学生、製造業の社会人に。

(著作)
渋滞学 県立 8F410ニ 大学410N85
無駄学 県立 8F361.4ニ 市立361.4ニ
とんでもなく役に立つ数学 6FY241 市立410ニ
理工系のための解く!線形代数
疑う力 ビジエスに生かす「IMV分析」
クルマの渋滞アリの行列 県立 8F410ニ 市立410ニ 大学410N85
シゴトの渋滞、解消します!  8FN336.2ニ 市立336ニ
思考体力を鍛える 8F141.5ニ
「勉強」と「仕事」はどこでつながるのか。 県立 6FY12

所在    ★★☆☆☆
  県立 8F410ニ 市立410ニ

【書籍】 『EVERNOTE活用大事典』 技術評論社 2012.2


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所在    ★☆☆☆☆
  県立

【書籍】 原武史 『団地の空間政治学』 NHKブックス 2012.9


p.15 本書は『皇居前広場』(光文社新書、増補版はちくま学芸文庫)で提唱した空間政治学を団地に適用した試みといえるかもしれない。
p.17 本書は、『団地の時代』(新潮選書)の発展版であり、『レッドアローとスターハウス』とともに、団地に40年以上にわたって住み続けた個人的体験を掘り下げ、政治思想史の「水脈」を探るもの。
p.267 各団地での自治会や居住地組織の多様な活動は、「地域自治」の意識を目覚めさせるとともに、プライベートな空間の集合体である団地と社会主義の親和性をあぶり出した。それが「私生活主義」へと大きく傾くのは、エレベーター付きの高層棟が主流となり、ニュータウン(自家用車の利用が前提)の時代が本格的に訪れる70年代になってからだ。

☆日本の団地が特にソ連・ソ連圏の団地の影響(?)が語られているが、社会主義国で団地が普及している理由のひとつに、寒い地域では熱利用等の観点から、団地の方が効率的であることがあげられると思う。また、もうひとつ注意を換気しておきたいのが、日本風に広い敷地にアパートがぽつぽつ立つ団地もあるが、ヨーロッパに行くと、ブロックの回りを隙間なくアパートが構成して、中が庭になっている形態もある。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新聞書評(2012.9 - 12)』 2012/10/21 読売新聞
  『中央公論 平成24年総目次』 著者に聞く
所在
  県立 市立365ハ

【書籍】 加藤陽子 『戦争の日本近現代史』 講談社現代新書 2002.3


副題が「東大式レッスン!征韓論から太平洋戦争まで」。
『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』と同じような本だが、こちらの方がコンパクトで良い。

明治の元老はロシアが日本を侵略するのを恐れていた。清がロシアに対して朝鮮への進出を認めるのではないかと懸念。シベリア鉄道ができれば、ロシア海軍が朝鮮に停留するのではないかと。
したがって、朝鮮半島の中立化、独立化が、日本にとって急務の課題となった。
☆ここまでは理屈の上ではわかる。ただ、自衛という名目で他国への侵略はどうなのか?

満州への侵略は、あくまでも、アメリカとの最終戦争をする上で、物資を調達するため(?)
☆これは虫が良すぎる話しだし、アメリカとの戦争で負けることを想定していなかったのか?

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』 第1章参考文献
  『北朝鮮』 その他
  『第2回教養新書合同フェア』 7.近現代史の焦点
■ 所 在
  県立 7FSS210.6カ 市立 大学210.6Ka86

2013年2月13日水曜日

【書籍】 尹健次 『もっと知ろう朝鮮』 岩波ジュニア新書  2001.2


この本は歴史時代からわかりやすく書かれている。おすすめ。
参考文献

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『北朝鮮』
  『朝鮮半島』
  『いまどきの新書(2)』 第7章(3) 永江朗 2004.12
■ 所 在
  県立

【書籍】 『読みなおす一冊』 朝日選書 1994.8


有識者130名が紹介する、この1冊。
図書リスト

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『多読術』 ブックガイド 松岡正剛 2009.4
■ 所在
  県立 市立

2013年2月12日火曜日

【書籍】 瀬山士郎 『はじめての現代数学』 講談社現代新書 1988.7


ちょっと、詰め込みすぎなような気がするが。

■ 書籍情報入手先   ☆☆☆☆
  『数学入門』
  『ハヤカワ文庫の100冊』 9 ノンフィクション 2010.9
■ 所在
 県立 7FS410セ 市立 大学新書庫410Se98

【書籍】 アントニオ・ネグリ マイケル・ハート 『コモンウェルス <帝国>を超える革命論』(上・下) NHK出版 2012.12



原著は COMMONWEALTH by Michael Hardt & Antonio Negri 2009
本書は、<帝国>、マルチチュードと、<帝国>三部作の完結編にあたるという。

<解説>(水嶋一憲)によると、
<帝国>とは、冷戦終結後のグローバル化の過程で形成されつつある新たな権力形態のこと(支配的な国民国家、IMF・世界銀行、NGO、メディア・コングロマリットなど)で、<帝国>的権力に抗してグローバル民主主義の構成へと向かう多数多様な集団的主体をマルチチュードと名付けた(スピノザの政治概念を受け継ぎつつ)。
21世紀には、アメリカ帝国主義が軍事的にも経済的にも失敗に終わり、<共>にもとづく民主主義の構成が志向されている。

本からパラパラと、
資本主義は<私>、社会主義は<公>、共産主義は<共>。 私有財産が資本主義を特徴付ける。
近代性を超えるには反近代性ではなく、オルト近代性(オルタナティブ近代)性という対応が必要。
そのためには、知識人が批判から新たな未来を提案する。 従来、経済学では、<共>(コモン)を外部性として扱ってきた。 <共>は<私>や<公>とは別の平面にあり、その2つから自律している。

オープンな情報や文化の基礎設備を構築することが必要。しかし、特許や著作権が生み出す利潤がなくなるのであれば、研究を継続するには、民間機関か公的制度によって財源を確保することが必要。
資本主義からの移行(革命)によって、コモンウェルスが蓄えられる。

☆<革命>というとドッキリするが、本書が提示する概念は古くからあるし、現にインターネットなどの技術の進展によりそのような形態が出現しつつあると思う。その一方で、資本主義的<私有制度>が前より一層きつくなっている場面も見られる。となると、著者が提示したいことは、こうした潮流を政治的観点から、「意識したまえ、意識して行動し給え」ということなのではないかと思う。そこが「革命」という言葉を用いる所以であろう。
ただ、それにしても、もっと、わかりやすく書けないものかの~。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新聞書評(2013.1-)』 2012/2/24 朝日
■ 所 在
  市立311ネ1,2 大学311.1N62.1,2


【書籍】 吉村昭 『生麦事件』 新潮社 1998.9


幕府崩壊、明治維新へと繋がる、歴史の転換点にあたる事件。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『怖い本と楽しい本』 1998年(この3冊)27.渡辺保
  『すべては今日から』 児玉清 2012.4
■ 所在
  県立 7F日本文学ヨシ 市立

【書籍】 イアン・ランキン 『黒と青』 早川書房  1998.7


英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞作。スコットランド・ミステリーの力作とされるが、
半分まで読んで、後は読めなかった。

■ 書籍情報入手先   ☆☆☆☆☆
  『怖い本と楽しい本』 1998年(この3冊)12.瀬戸川猛資
■ 所在
  県立 7F外国文学933ラ 市立

【書籍】 高村薫 『レディ・ジョーカー』(上・下) 毎日新聞社 1997.12


高村薫の作品は好きだったのだが、この作品は、どうも、素直に読めなかったな。
エンタテインメントからの逸脱振りが気になる。

■ 書籍情報入手先   ☆☆☆☆☆
  『怖い本と楽しい本』 1998年(今週の本棚)第3番
■ 所在
  県立 7F日本文学タカ1,2 市立913.6タカ1,2

【書籍】 金栄勲 『韓国人の作法』 集英社新書 2010.11


韓国の人類学者が外国人から寄せられる韓国、韓国人に対する疑問に答える。
韓国ビデオを見ているなら、ぜひ、一読してほしい。

p.142- 韓国世帯の約52%はマンション(アパート)暮らし。大型団地がソウルに本格的に登場したのが70年代。学者によると、マンションは、都市化や近代化の過程で、政府と財閥企業が一緒になって作り上げた開発政策がその主要原因だと指摘する。
☆そういえば、韓国ドラマのジャイアン(?)も団地造成という開発計画だったな。

p.180 決裁欄に高位幹部たちはサインを好んでする傾向にある。今では、サインが主流である。
☆そうそう、私の職場でも昔はそうだったな。花印だと思っていたが。

p.192- キリスト教の布教は、60年代、70年代の急激な都市化と関連する。
☆ほかの箇所でも、昔は農村人口が圧倒的に多かったが、60,70年代に急激に都市部に人口集中という記述がある。そういう意味では、都市部の人口圧が今日の韓国人の振る舞いをある程度規定している可能性があると思う。

p.206- 韓国では寺院はなるべく建立時の状態に、最上の状態に復元するのが当たり前であると考えている。
☆ここが日本人の感性と違うな。

p.215- 近年、学者によると、恨を通じて韓国文化を本質化しようとする試みは日本の植民地時代から始まったという指摘がある。国を失った民族的挫折と悲哀、そして敗北感から恨が始まったというのだ。
☆ここはよくわからない。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『韓国、韓国人』
■ 所在
  県立

2013年2月8日金曜日

【書籍】 リチャード・ラジリー 『石器時代文明の驚異』 河出書房新社 1999.9


石器時代の文明は想像以上に進んでいた(?)。
会計システムとしてのトークンの使用。外科手術。鉱業(採掘)。
また、地球祖語の存在を唱える学者もいる。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『怖い本と楽しい本』 1999この3冊 5.海部宣男
■ 所在
  県立 8F人文科学209.2ラ

2013年2月7日木曜日

【書籍】 ギルバート・ワルドバウアー 『虫と文明』 築地書館 2012.9


有用な虫、食料としての虫など。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『今月読む本』 2012.10(その2)
■ 所 在
  県立 8F自然科学486ハ 市立486バ

【書籍】 前田勉 『江戸の読書会 会読の思想史』 平凡社 2012.10


なかなかおもしろい本である。

最近、読書会ブームだが、江戸時代には会読(かいどく)という読書法があった。
当時、儒学の学習法として、素読の次に会読(輪講)が行われた。そこでは、参加者の講義に対し、疑義、質問の応酬がなされ、その役割が交代するものである。このような訓練の結果、実力が評価され、独善性を廃し、議論する力をつけていくものである。(ここでは、議論のための議論は行われない)

会読は教授法というよりは自学自習の学習法であり、これが、西洋教育(教授法)の導入により、失われてしまったのではないか。

後期水戸学の形成において、会読が果たした役割は大きい。江戸後期では、政治も会読の場で行われた(最も、藩校では禁止されていたらしいが)。また、水戸藩では藩主と藩士との間でも議論がおこなれたらしい。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新聞書評(2012.9 - 12)』 2012/11/18 読売新聞
所在
  県立 市立121マ

【書籍】 松下三和夫 『構造災 科学技術社会に潜む危機』 岩波新書 2012.9


問題意識はいいとは思うが、どうも、理論と実例の説明の乖離が感じられる。このことをもっといろんな所で議論し、社会として深めてほしい。

p.3 構造災とは、科学と技術と社会のあいだのインターフェイスで起こる災害。
p.45- 構造災とは、つぎの特性が複合的に関与する、科学技術と社会の界面で発生する複合境界災害。
・先例が間違っているにもかかわらず、先例が踏襲され、問題が温存される(ロック・イン状態)
・系の複雑性と相互依存性が問題を増幅する
・小集団の非公式の規範が公式の規範を長期にわたり空洞化する
・問題への対応においてその場かぎりの想定による対処療法が増殖する
・責任の所在を不明瞭にする秘密主義がセクターを問わず連鎖する

p.178- 構造災における社会的責任配分
福島事故で無限責任が発生したが、これを社会的責任の配分の問題に有限化することが可能である。
問題は、無限責任に伴う社会的受忍の当事者が民セクター(地元民)にのみ集中し、このようなシステムを設計した官、産、学の3セクターが受忍の当事者として関与していないこと。
被災の現地に官僚、産業人、学者のうち意のある人が居住し、モニターと除染データの管理、疫学的研究、関連する地域に密着した技術開発を行うことなどは一案である。
つまり、資金とならび、産官学の各セクターから人を配置し、産官学民の各セクターがバランスよく社会的受忍を受け止める仕組みを創出、活用し、社会的受忍を地域活性化に転換するしくみをつくって、被災地域の行く末を見届けることが肝要である。

p.191- 専門家と素人をつなぐ、インタープリタやファシリテータやコミュニケータは、立場を異にする複数が多元的に競うことが必要である。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新聞書評(2012年総括)』 毎日新聞 10.加藤陽子
所在
  県立 7F本S504マ 大学文庫080.2A.1386

【書籍】 趙景達 『近代朝鮮と日本』 岩波新書 2012.11


あとがきより
朝鮮近代通史。続編が予定されているらしい。
岩波新書の朝鮮近代通史としては、山辺健太郎「日韓併合小史」1966と「日本統治下の朝鮮」1971がある。
山辺氏の著書は名著であるが、難解なところが少なくないため、本書では簡明を旨とした。

今は通史を読む準備が整っていない。パラパラめくると
p.2 李氏朝鮮の身分制は、両班(ヤンパン)・中人・良民(常人)・賤民の4区分。士族である両班は官僚やその子孫で文武官僚である。中人は世襲的性格で、科挙の雑科合格者とその一族で、中下級の技術官僚層。良民は軍役などの良役(徴兵・労役または代替としての布の納付義務)を負担する階層で、賤民は奴婢として官庁や両班に直接隷属する層、慣習的には、僧侶のほか、高麗時代の豪族の末裔も含まれていた。
☆ 韓国歴史ドラマを見る上で、必要な知識

p.22- 吉田松陰は「国体」論を踏まえ、「征韓」論を正当化した。(将来ロシアに奪われるであろう富の代償として、朝鮮を手始めとした大陸への侵攻を構想)。「国体」とは、水戸藩士会沢正志斎の「新論」(1825)で、天皇の一系支配、天皇と万民の親密性、万民の自発的な奉公心という3つを軸とする国柄した。松蔭は国体論的立場から孟子を独自解釈し、道の上に国を位置づけた。
☆ やはり「国体」が何がわからない。何が護持すべきものなのか?

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『朝鮮半島』
■ 所在
  県立 7FS319.2チ 大学文庫0802A.1397

2013年2月6日水曜日

【書籍】 ウディ・レヴィ 『ナバテア文明』 作品社 2012.9


失われた文明とされる。
ナバテア人は、アラブ人がネゲブ砂漠に移住した民族の子孫。サバ王国からの移住は紀元前6世紀と見られ、紀元7世紀か8世紀までの1000年に渡った砂漠を耕作してきた。砂漠に生きるため、雨水を集め、地下の水槽に蓄えた。
ナバテア王国は紀元前後の270年間にわたって存在し、首都はペトラである。様々な宗教建築(石の)が残されている。
ナバテアはユダヤに隣接し、エジプトに物資(ミイラに欠かせない、没薬、アスファルトなど)を輸送していた(商隊)。没薬は砂漠で栽培し、アスファルトは死海から採取した。

「オリエント世界の発展」(中央公論社 世界の歴史4) で、ナバテア文明についてかなりのページが割かれている。
Google Earth で Petra で飛ぶことができる。写真もいろいろある。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新聞書評』 2012/11/25 読売新聞
  『今月読む本』 2012.10(その1)
■ 所在
  県立 市立227レ

【書籍】 北岡明佳 『だまされる視覚 錯視の楽しみ方』 DOJIN選書 2007.1


楽しいが、目がくらくらして気持ちが悪い。

p.4 ヨーロッパ人の錯視好きはものすごい。
p.188 学問は道楽であり、快楽なのである。

北岡明佳の錯視のページ

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新書がベスト』 1.自然科学 2010.6
所在
   県立 市立145キ 大学旧



【書籍】 村井純 『インターネットⅡ 次世代への扉』 岩波新書 1998.7



p.23 インターネットで課題のレポートを提出するようにした。学生はだれが提出したのか、また、その内容を見ることができる。すると、丸写しがなくなり、締め切りが来るまでクロス・レビューするのでどんどん中身がよくなっていく。
p.157 インターネット・カー:災害時の支援のために、インターネットに接続できる車。別の応用としては、自動車の情報(GPS ワイパー・ギヤ、ヘッドライトの作動状況、照度計、温度計)を集める。
p.161 GPSで計算できる位置は、実際の位置とは200m位ずれている。これは軍事的な理由による。そこで、カーナビはさまざまは方法で補正してより正解な情報にしている。
p.164 日本中の小学校がインターネットにつながったとき、百葉箱のセンサーをつなぐとすると、国土全体の気象のダイナミックな変化を見ることができる。新しい「目」を持つことになる。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新書がベスト』 3.情報・ビジネス 2010.6
  『久我山高校(新書)の100冊』 第25番
所在
  県立 7FS547.4ム2

【書籍】 村井純 『インターネット』 岩波新書 1995.11


今改めて、インターネット黎明期の話を読むと、これだけの普及には技術開発もあるが、設計が適切だったということがよくわかる。

p.14 デザインの哲学:規模がダイナミックに増えていくことに耐えられる仕組みが開発されてきた。
p.15 分散指向:接続のための約束事は最小限にする
p.18 鉄道:鉄道網のように、個々のネットワークは自律している。
p.41 インターネットのプログラムは短く簡単
p.42 「いいかげんな」技術の集合:どんな技術でも90%のところまでは比較的簡単につくれる。
p.95 通信技術の分野ではある程度の統計的な予想に基づいて作られる技術がたいへん多い。
p.113 インターネットでの意思決定は、まず、メーリング・リストなどで全員にメールを送り、一定期間電子メールで意見交換(メンバーは見れるようにする)が行われ、次に、意思決定の段階で賛否を表明する。意思表明のなかったヒトは、例えば、「賛成」とみなす。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新書がベスト』 3.情報・ビジネス 2010.6
  『空気を読むな、本を読め。』 第83番 小飼弾 2009.11
  『黄金のブックガイド。』 11.小飼弾 2008.12
所在
  県立 7FS547.4ム 市立 大学旧

2013年2月5日火曜日

【書籍】 『ほかの誰も薦めなかったとしても今のうちに読んでおくべきだと思う本を紹介します。』 河出書房新社 2012.5


14歳の世渡り術 シリーズの1冊。30人の選者。
「推薦図書リスト」

所在    ★☆☆☆☆
  県立 6FY201ホ 市立(ヤングアダルト)J019ホ

【書籍】 クリス・アンダーソン 『MAKERS 21世紀の産業革命が始まる』 NHK出版 2012.10


時代は製造業。そんなことを感じさせ、実にワクワクさせる本。

Linuxなどオープンソースのことを初めて聞いたときの高揚感を思い出す。
ワタクシ的には10年に一度くらいレベルで inspire されました。
もっとも、本文を読む前に、付録の「21世紀の工房」を見て、ワクワクしないと、そこまで感じないかも知れません。

アンダーソンのすごいのは自分で製造業の会社を起こしていること。
(製造業のロングテールとか謙遜していますが、なかなか大したものです。)

「付録」
1.CAD入門 
推奨2Dデザインソフト Inkscape, Adobe Illustrator
推奨3Dデザインソフト Autodesk 123D,Tinkercad 、ソリッドワークス
推奨3Dプリント・ソリューション プリンタ(MakerBot Replicator、Ultimaker);サービス(Shapeways, Ponoko)
推奨3Dスキャニング・ソリューション ソフト(Autodesk 123D Catch)、ハード(MakerBot 3D Scanner, MeshLab)
推奨レーザーカット・ソリューション 業者(Ponoko) ソフト(Autodesk 123D Make)
2.CNC装置入門
小型工具(ドレメルツール)MyDIYCNC セミプロ用 ShopBot Desktop
3.エレクトロニクス入門
初心者向けキット Adafruitの格安Arduinoキット(部品一式、チュートリアル、コミュニティ)
はんだごて ウェラーWE51はんだ装置
回路計 SparkFunデジタルマルチメーター

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『新聞書評(2012年総括)』 朝日新聞 17.山形浩生
所在
  県立 市立509ア

【書籍】 半藤一利 『日本型リーダーはなぜ失敗するのか』 文春新書 2012.10


日本軍の参謀は現場経験もないのに、企画立案し、その上、現場の責任者に対し指図した。しかも、敗戦の責任は自分でとらない。

p.17- 明治の参謀本部では、あるべき指導者を引き出そうとした。その一部は「旧参謀本部編集」の「日本の戦史」シリーズ(徳間文庫)として刊行されている。
p.31 鴎外全集 第34巻で鴎外が翻訳したクラウゼヴィッツの戦争論(大戦学理、草稿では戦論)で読める。
p.45- 西南戦争での経験が、総大将は疎くても参謀さえしっかりしていれば戦には勝てるという日本型リーダーシップが方向づけられた
p.50- 日本海戦の正史は「極秘明治三十七八年海戦史」として残されていた。
p.63-帝国陸海軍の理想のリーダーは威厳と人徳を持つ人というである。
 ☆ なんだか西郷隆盛みたいだな。
p.86- 陸大では上から言われたことだけをするように教育された。堀栄三氏は、陸大時代、情報参謀の教育は皆無だったとしている(「大本営参謀の情報戦記」文春)
p.146- 2.26事件で銃殺刑を免れた将校5人の証言(「われらが遺言・50年目の2・26事件」文藝春秋 1986.3月号)警視庁占拠の400人以上の兵力のほんとうの狙いは宮城占拠。

p.153- リーダーの条件
最大の仕事は決断にあり
明確な目標を示せー部下との共有
焦点に位置せよー居場所を明らかに(?)
情報は確実に捉えよ
規格された理論にすがるなー成功体験をなぞったり(?)
部下には最大限の任務の遂行を求めよー仕事の方向性と明確な目的を示し、全力を傾けねばならぬか理解させ、納得させて指揮をとる。ついつい部下を小手先で使ってしまいがち

p.255 戦前日本にもあったリーダーたちの独善性と硬直性と不勉強と情報無視が、現在に通じているのではないかと思える。大本営陸海軍部は危機に際して「いま起きては困ることは起きるはずはない。いや、ゼッタイに起きない」と独断的に判断する通弊があった。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新聞書評(2012年総括)』 毎日新聞 28.持田叙子 31.養老孟司
所在
  県立 7FS392.1ハ 市立392ハ

【書籍】 今野浩 『工学部ヒラノ助教授の敗戦 日本のソフトウェアはなぜ敗れたのか』 青土社 2012.12


何気なく手に取ったのだが、内容は筑波大学の情報学類の人事を巡る、学内政争。

東京教育大学が物理・体育がウリだったこともあり、情報学類の人事が物理屋の草刈り場となってしまった。
そのため、国際的に通用するソフトウェア科学の拠点としての情報系学科(国際A級学科)という構想(文部省も含め)が結局は潰えてしまった。
一番大きい原因は、国際A級の人材を確保できなかった(しなかった)ことにある。

実は筑波大学自然学類出身(3期生)なのだが、本書で記述されている「ヘルツ」のあだな位は聞いたことがある。
学者が国内で職場を確保するためには、こうした学内・学外の政争は大なり小なりあるはずで、学者も本当に大変だなと思った次第。
本書は敗者のルサンチマンなのだが、まさに記述されているほぼ同時期に同じキャンパスにいた者として、実に興味深く、なまなましく感じている。

あとがきによると、工学部ヒラノ教授の事件簿でこの原稿の一部を取り上げたところ、青土社の菱沼氏の目にとまり、フルバージョンを書いたとのこと。

■ 所在   ★☆☆☆☆
  市立377コ

【書籍】 根本かおる 『ブータン 「幸福な国」の不都合な真実』 河出書房新社 2012.9


筆者は、国連難民高等弁務官事務所職員として、ネパールでブータン難民の支援活動にも従事。
ブータンはチベット系が宗教や政治を占めている。南部のネパール系住民は追われるかたち(?)でネパールへ難民として逃れている。人口60,70万人に対し、難民が10万人ほどいた。
これが不都合な真実ということらしい。
現場から報告ということで読み応えある。
また、多くの日本企業がブータン難民の支援にあたっている。
本書は、ブータン国の成立という背景から説明しており、大変読みやすい。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
 『新聞書評』 2012/11/18 毎日新聞
■ 所在
  県立 市立316

【書籍】 池上彰 『池上彰の政治の学校』 朝日新書 2012.9


ここがおかしい日本の政治状況:政治家が「票集め」に走り、国民は「幸せの青い鳥」を追い求めている。どちらも未熟だ!

p.27- 小選挙区制の問題点
政党内で新陳代謝が起こりにくいー現職優先
国会議員が小粒にー狭い範囲の利益しか考えない
チルドレン政治の元凶ー政治家ではなく政党の人気で当選してしまう
p.51- 政治家とは 税金の使い道を決める人
p.69- 米国では選挙がまちおこし
p.111- 赤字国債を認める特例公債法案で、衆議院と参議院が対立すると国家危機を招く可能性がある
p.124- 自民党時代、月曜日に事務次官会議を開き、火曜日に閣議が開かれた。
p.147 民主党政権になってから、官僚たちは「指示待ち」の態度をとるようになった。
p.153- 国家公務員の天下りは、民間企業でもうまくできていない「組織を常に若返らせる」という点で見事としか言いようがない。
p.157- 財務省陰謀論は都市伝説と考えてもらっていい。財務省の次に人気があるのは経済産業省。

p.180- アラブの春はネットだけでなくテレビの力
p.196- 橋本人気は政策の内容に支えられているものではない
p.203- 弁護士としての橋本氏は民事訴訟を和解に持って行き、手数料を受け取る仕事が主。この交渉術は、まさに最初に吹っかけておいて、落とし所を自分の都合のよいところに持ってくるもの。彼はその技術を政治の場に応用しているのだと思う。
p.205- ポピュリズム(衆愚政治):政治家が民衆の人気取りに走って、必要な政策を実行しない。民衆もそれを咎められない。これがポピュリズムの基本的な症状。
p.215- 民主党政権が政治主導を推し進めたら、未熟な政治家ばかりでポピュリズムに陥り、結果として混乱している。
p.228- 民主主義を育てるには、早いうちから政治に興味をもつような教育が必要。アメリカの高校では大統領選の「模擬投票」が行われていた。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
 『新聞書評』 2012/12/16 朝日新聞 売れている本
■ 所在
  市立312イ

【書籍】 豊崎由美 『ニッポンの書評』 光文社新書 2011.4


書評は読者のための上質な(知的な)エンターテイメントであり、時代を切り取るアーカイブでもある。

p.45 座右の書 丸谷才一編 ロンドンで本を読む
p.109 書評と感想文の違いは、背景となる知識を踏まえ、星座パターンを作り上げる力があるかどうか
p.171 読書中に、ボールペンで「」で囲んだり、傍線を引く。そこに付箋を貼り、付箋箇所だけを読み直す。
p.210 新聞書評も含め、文化欄のコラムが戦前から大体800字前後。
p.220 ブックレビュアーにとって、内田魯庵は偉大な先達。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
 『日本語力をつける文章読本』 第1部第6番 2012.8
■ 所在
  県立 市立

39度線から34度線へ


緯度の話ではなく、体温の話。先週の出張で上京し、日本橋を歩くのを楽しみにしていたのだが、どうもかなり具合が悪く、予定より早めに家に戻ったのです。

で、体温を計ったら、38.8度。どうりで。
胃も痛かったので、病院に行き、解熱剤と胃腸の薬をもらいました。

翌日、かなり体温が下がった様子でしたが、何気なく、薬をちゃんと服用したのですが、どうも、昼食後に服用したあたりから、また、具合が悪い。
おかしいなと思って、体温を計ったら、38.8度。2度目も34.0度です。

家に帰って、妻に話したら、解熱剤は体温が上がっているときに飲むんだよ、と言われました。
でも、医者も薬剤師も、そんなこと注意しなかった、と言ったら、当たり前だから、言わなかったのでは、とのこと。

よゐこの皆さん、解熱剤は熱があるときだけ服用しましょう!