副題:「成長なき時代」をどう生きるか
p.21 水野:古代・中世・近代を通じての普遍的原理は蒐集(コレクション)であり、そのうち最も効率的なのが資本主義だと理解している。
p.38 水野:16世紀イタリアでのジェノヴァで金利2%を下回る時代が11年続いた。利子率革命と言っている。超低金利のもとで投資機会がもはやない。山の上までワイン畑とか、建築物とか。
p.65 水野:不足する食糧を獲得するための土地を「新大陸」に求めたというのが一番納得のいく説明。
p.84 大澤:煉獄とは、地獄行きが猶予される待合室。金貸しが死ぬと、煉獄に送られ、その間に遺族が教会に寄付などの善行を積むと、罪が浄化される。安心して利子を取ることができるようになった。
途中まではおもしろいが、やはり、どう生きるかは中途半端な対談に終わっている。
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書籍情報入手先 ★☆☆☆☆
『新聞書評(2013.3-)』 2013/3/31 読売
『出版物情報(1)』 (NHK出版新刊案内 2013.2)
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所 在
市立(移動車)