2013年5月14日火曜日

【書籍】 加藤朗 『テロ 現代暴力論』 中公新書 2002.5


9.11の同時多発テロとは何だろうとの切り口で、最後に至っても、あえて自答するなら、オサマ・ビンラディンらの世界観の暴力的表現であった、としており、結局よくわからないね、ということだろう。
その一方で、1972年の日本赤軍によるテルアヴィヴ空港での自殺テロが90年代のイスラム過激派のジハードにつながったとする立花隆の指摘(文藝春秋 2001.11)を紹介している。信重の父親が影響を受けていたとされる血盟団の井上日召の一殺多生を彷彿とさせるとしている(同書 p.62-63)

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新書365冊』 第3章 政治・国際問題 Best & Better 宮崎哲弥 2006.10
■ 所 在
  県立 7FS316.4カ 市立316カ

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