2016年11月24日木曜日

【書籍】 鹿島茂 『フランス文学は役に立つ!』 NHK出版 2016.7


1.クレーヴの奥方 人妻の恋。当時、夫の嫉妬・怒りははしたないものとされた。
2.マノン・レスコー ファム・ファタル。
3.カンディード あるいは最善説 悪という現実は理想という最善をもたらすための捨て石という思想にだまされないように
4.アドルフ コンスタン 心理分析小説。どう語るかというフランス文学の正道
5.赤と黒 視点の複数性。ゲームとしての恋愛
6.ペール・ゴリオ(ゴリオ爺さん) 大革命で金がすべての世の中
7.カルメン メリメ 自立した女
8.シルヴィー ネルヴァル 幻の恋人
9.ボヴァリー夫人 かなわない自己実現の夢。時代により新しい解釈が。
10.レ・ミゼラブル 近代の神話。(参考)「レ・ミゼラブル」百六景
11.子ども ヴァレス 時代ととに変わる
12.ボヌール・デ・ダム百貨店 恋愛小説
13.さかしま ユイスマンス 空虚
14.ベラミ オム・ファタル
15.にんじん いじめの普遍的構造
16.失われた時を求めて 
17.シェリ コレット 文学作品としての味わい
18.恐るべき子どもたち コクトー
19.嘔吐 現代的オタク論
20.異邦人 カミュのニーチェ的側面
21.プティ・プランス(星の王子さま) 飼いならし(同一空間・同一時間に、一緒にいること)
22.壁抜け男 モラリスト文学の決定版
23.日々の泡 正統なフランス文学の継承者ヴィアン
24.消しゴム ロブ=グリエ 小説とは何かを問う小説
所 在    ☆☆☆☆☆
  7F950カ

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