2013年7月19日金曜日

【書籍】 陣内秀信 三浦展 編著 『中央線がなかったら 見えてくる東京の古層』 NTT出版 2012.12

p.27 三浦:地図は明治42年頃と昭和16年の地図を使う。
p.97 杉並では、川の流域コミュニティが形成された。縄文・弥生の集落や古墳・古い寺社などはやや高台につくられた。水の湧く場所は重要。次に、やや遅れて、あるいは並行して、古代・中世の微高地を通る古道が形成された。つぎが江戸幕府による近世の街道がが整備され、それに面して集落や町並みが緩やかに形成された。最後が近代の鉄道である。湧水、遺跡、古道、聖域から、古道の重要な筋が見える
p.98 地形(川、丘や崖)、湧水、植生、遺跡の分布、聖なる場(寺社)、古道、集落分布、近世の街道、町並み、近代住宅地など、都市にいくつも重なる歴史のレイヤーに注目し、地域のトポス(場)の特徴を読み解く。

川や湧き水、神社、古道に注目する
川と地形。東京では崖に水が湧き、付近に神社、聖域ができて、周りに人が住み、近世の集落につながる。
明治42年頃の地図を使う。駅前商店街、古い米屋、酒屋、タバコ屋、郵便局、クリーニング屋に注目。

陣内秀信は法政大学デザイン工学部教授。東京の空間人類学、イタリアの街角から などの著作。
■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『今月読む本』 2013.1(その1)
■ 所 在
  県立

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