2020年9月18日金曜日

【書籍】 デヴィッド・グレーバー 『ブルシット・ジョブ』 岩波書店 2020.7

 副題:クソどうでもいい仕事の理論

やりがいのない仕事、無益な仕事。社会主義ないざしらず、なぜ資本主義でこのような仕事があるのか?問題提起の書。

ブルシット(bullshit)は、でたらめ、たわごという意味。

では、ブルシット・ジョブ(やりがいのない仕事、無意味な仕事)として、友人の企業の顧問弁護士が自分の仕事をそのように評している、としている。

・結局、資本主義社会では仕事はブルシット・ジョブになる側面があるのではないか。

・その一方で、仕事でやりがい、達成感、自己成長さえ得られる場合もある。全く同じ仕事、同じ賃金を得ていても、感じ方は人さまざまであろう。

・これは皮相的には、労働力(能力・時間)と賃金の交換に見えるにしても、賃金以外のものも得ているということであろう。ロボットではなく人間である所以であり、資本主義とは関係ないような気がするし、実は、それが労働(仕事)の本質であると思う。


■ 書籍情報入手先  『新聞書評(2020.9-)』(毎日新聞)2020.9.12 『新聞書評(2020.7-)』(日経新聞) 2020.8.29 『出版物情報(8)』(図書)2020.7

■ 所 在      県立 8F366ク 市立366グ 大学366G75b 公 六366グ


0 件のコメント: