2009年2月7日土曜日

【書籍】 梅棹忠夫 『文明の生態史観』 中央公論社 1967.1

文明を地理的、生態学的に地域分類して論じている。いわく、日本とヨーロッパは同類の条件を備えている。
ただ、かなり、大づかみな議論であると思う。
この本で一番おもしろかったのは、日本の知識人を論じたところだ。
いわく、政治に挫折し、政治を実践できない知識人が政治のべき論を語る状況を明らかにしている。
梅棹はこれを武士階級の名残としている。

■ 書籍情報入手先
  大学新入生に薦める101冊の本 岩波書店(2005.8)第58番 【同読書リスト】
■ 所在
  大学図書館 新書庫200.144

0 件のコメント: