2013年1月29日火曜日
大洗、日本橋、茨城、東海
先日、茨城県の方と仕事し、夜、飲んだのだが、水戸学の話をされていたのが、妙に印象的だった。
こちとら、蝦夷だし、先祖も、農家であろう。だから、そういう思想の類は縁がないのだが、ないが故に、そういった発言が気になるのであった。
「帝都の事件を歩く」という本を図書館から借りている。今度、銀座が本店にある会社にちょっと寄るのだが、付近でどこかないかな、と本をパラパラと見ていたら、「日本橋」の項で、次のような紹介があった。
昭和7年、日本橋の三井本館の玄関先で、団琢磨が血盟団の菱沼五郎に撃たれた。菱沼は、大洗出身で、上京し、学校に入ったが、色覚異常で鉄道の運転手の夢が立たれ、大洗に戻った。そこで、井上日沼に出会い、「一人一殺」の世界観に惹かれていく。菱沼は長生きして茨城県県議会議長まで昇りつめ、原子力推進にかかかる。
wikipediaで菱沼五郎を調べると、
「茨城県那珂郡前渡村で農業徳松の3男に生まれ、水戸勤王の遺風を学んで成長」。また、原子力との関連では、「茨城県漁業協同組合連合会の会長」という立場での関与のようだ。
事件は帝都で起きている。しかし、どうだろう、昭和という時代の連続性は見事なまでだ。
2013年1月25日金曜日
【書籍】 『中央公論』 2011.11
「特集 最悪の人事、最高の人事」
「糸井重里 社長業15年目のチーム論」
p.24 「一番うまくいかなくてどれくらい?」というのが僕の一番のテーマです。
p.27 巨人軍の藤田監督は「いい時に悪い芽が育っている」「悪い時に開いた花を見たんじゃ、もう遅い。いい時に育っている悪い芽を見ておかないと」
p.27 いい濾過装置をつくったほうが、金魚を病院に入れるよりも早い。濾過装置として、僕はまず「できるにきまっていること」を探します、じーっと患部を見つめるんじゃなく、一緒にそれをすると、血行がよくなって治ることがある。
p.28 普通の人にこんなすごいことができる!という例を見せたい。個人個人が伸びやすい「場」をつくろうと考えています。
p.28-29 僕が一緒に仕事をする相手に求めるのは「本当にやる」ということ。人を動かす、あるいは人とつながる時に最初に必要なものは「約束」なんじゃないでしょうか。
■ 所在 ★★☆☆☆
8F雑誌コーナー
【書籍】 辰巳芳子 『辰巳芳子 スープの手ほどき 和の部』 文春新書 2011.1
成毛眞の推薦本『あなたのために いのちを支えるスープ』で辰巳芳子の存在を知り、その母親の『みその本 みその料理』にたどり着いた。正直いうと、母親の方が好きだが。
これは、『洋の部』(2011.2)とセットで、最新の辰巳芳子のスープ本(新書)。
■ 書籍情報入手先 ★☆☆☆☆
『料理』
■ 所在
市立596タ
【雑誌】 『中央公論』 2012.12
p.45 広告 三宅秀道 新しい市場のつくりかた 東洋経済新報社
p.240-
諸田玲子 花見ぬひまの 恋愛時代小説。切ない 県立 7F新着本モロ 市立913.6モロ
田野大輔 愛と欲望のナチズム 講談社選書メチエ ナチズムは性の開放を促進 県立 ○市立367.9タ 大学文庫234.07Ta89
小川一仁ほか 実験ミクロ経済学 経済学の基本概念から最先端の理論までが実験で学べる
あすな・ひろしほか 宮澤賢治・漫画館 5巻 潮出版
(平成24年総目次)
■ 所在 ★☆☆☆☆
8F雑誌コーナー
2013年1月24日木曜日
【書籍】 湯浅誠 『ヒーローを待っていても世界は変わらない』 朝日新聞社 2012.8
2013年1月23日水曜日
【書籍】 雨宮処凛 『怒りのソウル 日本以上の「格差社会」を生きる韓国』 金曜日 20008.12
日本でも、非正規雇用の若者(ワーキングプア、フリーター)などが社会問題視されているが、どうようの問題が韓国でも起きている。
韓国の非正規雇用率は日本をはるかにうわ回る50%。大学進学率80%を超えるが、20代の非正規雇用率は90%とも言われる。これが特に突出したのが、非正規雇用を保護する法律の制定後。企業が非正規雇用を切って、アウトソーシングした。
まあ、雨宮処凛が行く韓国のプレカリアート事情といったところか。
「右翼」の雨宮処凛が雇用などの社会問題を真正面から扱っているのを見ると、
北一輝の『日本改造法案大綱』が思い浮かぶ。
■ 書籍情報入手先 ★☆☆☆☆
『新聞書評』 2012/12/9 朝日新聞(ニュースの本棚 韓国大統領選)
■ 所在
県立
【雑誌】 『現代思想 総特集 吉本隆明の思想』 青土社 2012.6
p.8 「人間の本義における運命について」大西巨人 2012.5.21
吉本君が原子力発電の問題について、当初から、一概に肯定的であったのは、彼が地球の運命について、ただならぬ考えを持っていたからである。彼は言語の本義に基づいて、gratuation の実現を切望した。吉本君の死について私が言いたいことは以上である。それが一見簡単なようであって、実は大事なのである。
☆ この文章が巻頭に置かれているが、一体何を言いたいのか?残念ながらわからない。
ただ、中での様々な対談、記述では、福島原発事故以降の吉本の言説(『週刊新潮』2012.1.5 12合併号など)に対して批判が散見される。
■ 所在 ★☆☆☆☆
7F雑誌コーナー
【書籍】 原彬久 『岸信介 権勢の政治家』 岩波新書 1995.1
著者によると、岸信介へのインタビューが20数回に及ぶという。また、執筆の動機として、「妖怪」「巨魁」などの「岸象」だが、戦前・戦中・戦後を通して日本政治に巨大な足跡を残したことは否定できないことから、岸信介をと通して日本政治の本質を探るとしている。
内容としては、生い立ちに始まり、官僚としての仕事ぶり、政治家としての対応、首相退陣までを記載している。
p.238-239 岸は「織田信長が好きだ」という。岸は目的において「理想」主義者であり、方法において「現実」主義者である。理想を追いかけるその道程で編み出される岸の戦略と戦術は恐ろしく多彩であり怜悧であり、ときには悪徳の光を放つ。体内に理想とおどろおどろしい現実とを重層させ、執念と機略を共生させる岸であればこそ、彼への毀誉褒貶もまた闊歩する。
(参考)岸信介と満州・満鉄関係は、『満州と自民党』
■ 所在 ★☆☆☆☆
7FS289.1キ 大学旧
2013年1月22日火曜日
【書籍】 小林英夫 『満州と自民党』 新潮新書 2005.11
戦前と戦後の連続性を読み解く本。岸信介を中心とする満州人脈。
満州国での経済政策は、重要産業は国家統制するもので、社会主義の国家統制を研究して生まれたもの。戦後、その舞台が日本となり、これが日本の経済成長を支えた。進めてきたのが、満鉄を中心とする満州人脈である。
p.36- 満鉄にいた宮崎正義がソ連の計画経済を研究して、日本独自の統制経済の道を模索した。
p.56 宮崎は、日本では、官僚指導の下、国防的重工業などは国家統制の下におき、その他は自由競争にすべきであるとし、このアイデアは岸信介産業部次長のを頂点とする満州人脈の手で具現化された。
p.41 岸が満州国で手がけたのは、産業開発のため、日産コンツェルンを移駐させたこと。
p.61 満鉄では、オイルシェール事業や石炭液化に着手した。
p.106 戦後の経済安定本部には満鉄出身者が多かったのは事実のようだ。
p.97- 傾斜生産方式は、大来佐武郎が原案を描き、有沢広巳が具体化したといわれている。有沢は、ドイツ・ワイマール共和国経済の研究者であり、労農派マルクス主義者であった。
p.123- 岸は、大学生の時に大川周明の「大アジア主義」と北一輝の国家社会主義論、『国家改造案原理大綱』に深く共鳴したという。「私は国体とか天皇制の維持は考えるけれども、私有財産制を現在のまま認めなければならないとは思っていなかった。」
■ 書籍情報入手先 ★☆☆☆☆
「満州」
■ 所在
7FS312.1コ
【書籍】 後藤和久 『決着!恐竜絶滅論争』 岩波科学ライブラリー 2011.11
これはなかなかおもしろい。研究の当事者が語る、科学論争(恐竜絶滅衝突説)の顛末。
生物絶滅はこれまで数度あるが、少なくとも、30年間の研究からは、白亜紀末期の恐竜絶滅は小惑星衝突が最も有力ということらしい。
すると、他の生物絶滅の原因が何なのか、あるいは、生物絶滅だけ捉えていいのか?環境変化指標が必要なのか?こんなことが頭に浮かぶ。
■ 所在 ★☆☆☆
県立 8F457.8コ 市立457ゴ 大学457.87G72
【書籍】 角幡唯介 『アグルーカの行方』 集英社 2012.9
1845年に北極地域の北西航路の通過を目指して、イギリスのフランクリン隊が探検したが、129名全員死亡したとされている。
フランクリン隊の足跡を辿る角幡・荻野探検隊の生々しい記録。
■ 書籍情報入手先 ★★☆☆☆
『新聞書評』 2012/11/18 朝日新聞
『ノンフィクションはこれを読め! 2013』 6.社会 第42番
■ 所在
県立 8F297.8カ 市立297カ
2013年1月21日月曜日
【書籍】 髙橋大輔 『12月25日の怪物』 草思社 2012.10
サンタクロースの正体を求めて、世界中を訪問。それなりにおもしろいが、やはり、深みがないので、旅行記になってしまっている。
(参考文献)
(著作)『ロビンソン・クルーソーを探して』
『浦島太郎はどこへ行ったのか』
■ 書籍情報入手先 ★☆☆☆☆
『新聞書評』 2012/12/16 朝日新聞
■ 所在
県立 市立386タ
2013年1月17日木曜日
【書籍】 小林道正 『デタラメにひそむ確率法則』 岩波科学ライブラリー 2012.7
サブタイトルが地震発生確率87%の意味するもの
p.57 1000サンプル位の内閣支持率だと、誤差が3%位
p.82-83 地震のマグニチュードは1増えると、31.6倍、2増えると1000倍
p.88 地震のマグニチュードと頻度がベキ分布との表現が散見されるが、正しくない。正しくは、指数分布であり、指数分布の方がベキ分布に比べ、急激に減少する。
p.93 地震の確率はBPT分布(Brownian Passage Time)仮定している。BPT分布は逆ガウス分布、ワルド分布とも言われる。
p.100 地震の確率を計算するときは、実際に地震が発生していないという条件を考慮している。
■ 所在 ★☆☆☆☆
県立 8F417.1コ 市立417コ 大学417.1Ko12
2013年1月16日水曜日
【書籍】 山田真哉 『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』 光文社新書 2005.2
チャンスロスというのはしらなかったな。
p.100 チャンスロス:会計的な考え方からいえば、商品が余ることも怖いが、品切れすることも同じくらい怖い。(マネジメント・アカウントの考え方)
p.109 チャンスロスは、実際に得られなかったものをゼロとするのではなく、マイナスとする考え方
p.123 根拠がたいしてなくとも、とにかく数字を使って話をすれば主張を受け入れてもらいやすくなる
■ 書籍情報入手先 ★☆☆☆☆
『黄金のブックガイド。』 3.小宮一慶 2008.12
『いつも目標を達成している人の読書術』 10.会計 丸山純孝 2008.9
『新書がベスト』 4.経済 小飼弾 2010.6
『新書365冊』 4.経済と金融・会計 Best & Better 宮崎哲弥 2006.10
『学習・教科(中学高校)』 5.社会
■ 所在
県立 7FS336.9ヤ 市立書庫 大学336.9Y19
2013年1月15日火曜日
【書籍】内藤正典 『イスラームから世界を見る』 ちくまプリマー新書 2012.8
噛み砕いて書いてある。ジャーナリスティックではなく、ムスリムやイスラムの内面から描こうとしている姿勢に好感が持てる。
ただ、理系出身の著作の割には索引がないのは、大変読みにくい。
■ 書籍情報入手先 ★☆☆☆☆
『新聞書評(2012年総括)』 読売新聞 9.杉山正明
■ 所在
6FY230ナ
【書籍】トーマス・ゴールド 『未知なる地底高熱生物圏』 大月書店 2000.9
かなり異端の書。
石油、メタンガスが非生物起源説。金属鉱床の源は地下深部から水ではなく炭化水素で運ばれた。
地震の原因としての炭化水素の流体の地下深部からの上昇。
■ 書籍情報入手先 ★☆☆☆☆
『世界を知る101冊』 第41番 海部宣男 2011.6
『怖い本と楽しい本 1998~2004』 書評者が選ぶ'00「この3冊」 5.海部宣男
■ 所在
県立 市立 大学465G61
【書籍】山本紀夫 『ジャガイモのきた道』 岩波新書 2008.5
アンデスの高地の文明はトウモロコシではなく、ジャガイモで支えられていた。毒消しのための加工が水分を減らしジャガイモの長期貯蔵を可能にしたからである。
(参考)『ゴマの来た道』 『ジャガイモの世界史』
■ 書籍情報入手先 ★☆☆☆☆
『世界を知る101冊』 第72番 海部宣男 2011.6
『世界史読書案内』 4.世界がひとつにつながった 岩波ジュニア新書 2010.5
■ 所在
県立 7FS616.8ヤ 市立616ヤ 大学文庫0802A.1134
【書籍】 ジョージ・G・スピーロ 『ポアンカレ予想 世紀の謎を掛けた数学者、解き明かした数学者』 早川書房 2007.12
ポアンカレ予想を巡り、20世紀のトポロジーの研究の歴史。
ペレルマンの人生に記述している類書が多い中で、トポロジーに関し、ポアンカレを始めとする数学者と数学研究のレ歴史を記述している良書?
■ 書籍情報入手先 ★☆☆☆☆
『理系ワールドを楽しむためのオススメの10冊』 第7番 竹内薫 2009.3
■ 所在
県立 8F自然科学415.7ス 市立415ス 大学415.7SZ
【書籍】 鈴木光司 『エッジ』(上下) 角川書店 2008.12
多数の参考文献をあげているが、どうも中途半な理解のようだし、話が面白くない。
本書の執筆に当たり竹内薫氏とのディスカッションから多くの刺激を得ました。とある。
ただ、小説としては、はっきり言って、ちっともおもしろくない。
■ 書籍情報入手先 ☆☆☆☆☆
『理系ワールドを楽しむためのオススメの10冊』 第10番 竹内薫 2009.3
■ 所在
県立 7F日本文学スス 7FBスス 市立913.6スズ
2013年1月11日金曜日
【書籍】 鳥越憲三郎 『古代朝鮮と倭族 神話解読と現地踏査』 中公新書 1992.7
【書籍】 サライ編集部編 『正統の蕎麦屋』 小学館 2004.7
蕎麦の歴史は、砂場、更科、藪の順。ほかに、神田まつや
藪は職人や町方に好まれ、砂場は武家や寺社に贔屓に、更科は大名や大奥で人気。
十割蕎麦=生粉打ち(きこうち)
ニ八蕎麦 外一(そといち つなぎ1割)
虎ノ門 巴砂場(かしわ南蛮 趣味のとろそば
南千住 南千住砂場(とろろそば 冬期限定の合鴨南蛮)
虎ノ門 虎ノ門砂場(じゅんさい蕎麦 梅そば )
日本橋 室町砂場(天もり 種込み天ぷらそば)
足利市 一茶庵本店(名人片倉康雄(とろそば))
元麻生 総本家更科堀井 (さらしな 季節の変わりそば)
芝大門 芝大門更科布屋(穴子天麩羅 御前更科)
南大井 布恒更科(○○切りそば)有楽町更科の伝統を受け継ぐ
神田淡路町 かんだやぶそば(せいろうそば9
雷門 並木藪蕎麦(花まき ざるそば)
湯島 池の端藪蕎麦(玉子とじ 天ざる)
上野 上野藪蕎麦(せいろう おかめそば)
神田須田町 神田まつや(ごまそば そばがき)
上野 蓮玉庵(おかめそば せいろそば 鳥南蛮)
上大崎 目黒長寿庵総本家(辛味大根そば おかめそば もり蕎麦)
「かえし」の作りかた
みりん200cc 上白糖140g 濃口醤油1リットル
みりんに上白糖を加え、加熱、沸騰させてアルコールをとばす
醤油を加えて、中火。沸騰させない。表面に小さな泡が出たら火を止める
「だし」のとりかた 薄削り鰹節80g 水1.2リットル
水を沸騰させ、鰹節を入れて、弱火にして節をおどらせる
あくがでたら取りながら2分間ほど煮出す。
キッチンペーパーなどで漉し、おたまで軽く絞る
甘汁(温かい蕎麦用)
だし:かえし=10:1 であわせ、沸騰させない程度(90度)に加熱。1リットルにつき、みりん、酒、各小さじ1を加える
辛汁(冷たい蕎麦用)
だし:かえし=3:1 で合わせ、沸騰直前(90度)まで加熱。1リットルにつき、みりん、酒各小さじ1を加え、冷ます。
花まき 温かい蕎麦に甘汁をはり、海苔を置く。蓋をする。
吉本隆明が佐渡で出会った「妻有りそば」 新潟県十日町市下川原町 玉垣製麺所
ゆず七味 神田まつや
せいろ蕎麦セット 芝大門更科布屋
かんだやぶそば そば粉(蕎麦掻用、鍋の熱湯にそば粉を入れ、割り箸で素早く混ぜる。そこに熱湯を注ぎ、火にかける)
■ 所 在 ★☆☆☆☆
7F家庭P596.3セ
【書籍】 新井素子 『グリーン・レクイエム』 日本標準 2007.6
1981年に第12回星雲賞受賞した作品とのこと。
SF小説にして恋愛小説。
今読んでもみずみずしい。続編が「緑幻想」
■ 書籍情報入手先 ★☆☆☆☆
『空気を読むな、本を読め。』 第9番 小飼弾 2009.11
■ 所在
7FBアラ 市立
2013年1月10日木曜日
【書籍】 後藤和久 小松吾郎 『Google Earthで行く火星旅行』 岩波書店 2012.8
火星の写真は本当にきれい。ただ、緯度経度を入れて、本に記載の場所に、jumpしたいのだが、どうもわからない。
(参考)『Google Earthでみる地球の歴史』 県立 6FY245 市立450ゴ 大学448.9G72
■ 書籍情報入手先 ★☆☆☆☆
『今月読む本』 2012.8(その1)
■ 所 在
県立
2013年1月9日水曜日
2013年1月8日火曜日
【書籍】 藤村和夫 『蕎麦屋のしきたり』 生活人新書 2001.11
著者は、元「有楽町・更科」の四代目。「そば屋の旦那衆むかし語り」'00(県立 7F家庭P596.3フ) 「蕎麦つゆ江戸の味」(県立)
蕎麦粉の含有量が多いほど汁は濃く、当たりはきつく、小麦粉が増えるにつれて薄く、穏やかに、蕎麦が細いほど汁は濃く、太くなるほど薄く。
「藪」の生蕎麦(小麦粉をいれていない)の細打ちのあげ出しは一番濃く、当たりがきつく。更科蕎麦は「細く、二八の水切り」なので汁は濃いものの「藪」ほどではなく、当たりは穏やか。
薮蕎麦は濃い汁(出しが濃い)でちょっとだけつける。
漢字で「薮蕎麦」と書くのは、本家の「神田藪蕎麦」と分家の「並木」さらに「池之端」に限るというのが不文律。
「芝大門の更科」には秘伝を伝えた。
■ 書籍情報入手先 ★☆☆☆☆
『料理』
■ 所 在
県立 7FS596.3フ
2013年1月7日月曜日
【雑誌】 海洋研究開発機構 『Blue Earth』 vol.24 no.1 2012.5
この雑誌、結構おもしろいぜ。
「特集 海底下生命圏」
2006年下北半島八戸沖で海底下約650mまで掘削し、メタン生成菌が生息していることがわかり、メタンハイドレートが見つかっている。
2012年の7月から9月にかけて、同じ場所を海底下2,200mまで掘削予定。古第三紀石炭層まで。(「ちきゅう」による下北八戸沖石炭層生命圏掘削)
p.16 (高井)海洋地殻の構造自体がよく分かっていない。
「海洋無酸素事変はなぜ起きたのか 黒田潤一郎」 (2000年 筑波大学卒業)
約1億年前(中生代白亜紀)の黒色頁岩は、活発なマントル活動により大量のマグマが噴出し、海底が無酸素状態となった。(ただ、そのメカニズムの確定までにはいたっていない。)
■ 所在 ★★☆☆☆
市民図書館
【書籍】 竹内薫 『宇宙のかけら』 講談社 2008.12
宇宙について噛み砕いてわかりやすく。
(参考図書)さらに宇宙について知りたい人のために
■ 書籍情報入手先 ★☆☆☆☆
『理系ワールドを楽しむためのオススメの10冊』 第9番 竹内薫 2009.3
■ 所在
8F自然科学440タ 市立440タ
2013年1月4日金曜日
【書籍】 辰巳芳子 『あなたのために いのちを支えるスープ』 文化出版局 2002.9
和洋のスープ。奥深いな。
(関連図書)
『辰巳芳子スープの手ほどき 和の部』 2011.1 市立596タ
『辰巳芳子スープの手ほどき 洋の部』 2011.2 市立596タ
『料理』
■ 書籍情報入手先 ★★☆☆☆
『実践! 多読術』 1.文化・人生編 成毛眞 2010.7
■ 所在
7F家庭P596タ 市立596タ
【書籍】 ポール・ホフマン 『放浪の天才数学者エルデシュ』 草思社 2000.4
伝説の数学者エルデシュの伝記。ブダペスト生まれのユダヤ人である。
p.57 エルデシュが開拓した数学の分野にラムゼー理論がある。完全な無秩序はありえず、十分大きな集合ではなんらかの秩序がある。例えば、夜空に一直線に並ぶ8つ星。
p.95 エルデシュはラマヌジャンと同じく漸近公式を探すことに情熱をもやしていた。有名なのが素数定理で整数nまでの範囲に何個の素数があるのが予想するもの。
■ 書籍情報入手先 ★☆☆☆☆
小川洋子 『物語の役割』 言及図書
■ 所在
8F人文科学289.3エ 大学新書庫289.3E67
【書籍】 フィリップ・アリエス 『<子供>の誕生』 みすず書房 1980.12
よくわからない。
p.384- 中世、近世初頭では、子供たちは7歳位になるとすぐ大人と一緒にされ、仕事や遊戯を共有していた。
ヘレニズム文明にあった教育という観念は中世ではもたれなかった。近世初頭に教育への配慮が出現し、学校が発展した。
新しい社会では、家族関係も含め、規範的モデルに従うことが求められている。
■ 書籍情報入手先 ☆☆☆☆☆
中村雄二郎 『魔女ランダ考』 言及図書
■ 所在
大学旧 市立
【書籍】 陳瞬臣 『天球は翔ける』(上下) 毎日新聞社 2000.4
明治維新直前から明治にかけての中国人のアメリカ進出など。 爽快感あふれる。
主人公は琉球人であるところが、インターナショナルだ。
■ 書籍情報入手先 ★☆☆☆☆
加藤徹 『貝と羊の中国人』 参考図書 2006.6
■ 所在
県立 7F日本文学チン 市立913.6チン
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