2011年4月30日土曜日

【書籍】 玄侑宗久 『荘子と遊ぶ 禅的思考の源流へ』 筑摩書房 2010.10

p.254
こざかしい知恵や意志を捨ててただ天道自然の理に従う。それが周さんの生き方であり、しかも「和して唱えず」なのだから、真骨頂などチャンチャラ可笑しかったのだろう。

「完全な受け身こそ、修行やなぁって思わへん?」「…はい。まさに」
「そのとき人の想像力は爆発的に大きく膨らむんや。だから受け容れて随順した瞬間から、自然な反応そのものに強靭な意志がこもるんや。それだけが揺るぎない主体性とちゃうか」

福永光司 荘子 朝日文庫

所在    ★★☆☆☆
  県立 8F124.2ソ 市立124ゲ

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