2013年2月6日水曜日

【書籍】 村井純 『インターネット』 岩波新書 1995.11


今改めて、インターネット黎明期の話を読むと、これだけの普及には技術開発もあるが、設計が適切だったということがよくわかる。

p.14 デザインの哲学:規模がダイナミックに増えていくことに耐えられる仕組みが開発されてきた。
p.15 分散指向:接続のための約束事は最小限にする
p.18 鉄道:鉄道網のように、個々のネットワークは自律している。
p.41 インターネットのプログラムは短く簡単
p.42 「いいかげんな」技術の集合:どんな技術でも90%のところまでは比較的簡単につくれる。
p.95 通信技術の分野ではある程度の統計的な予想に基づいて作られる技術がたいへん多い。
p.113 インターネットでの意思決定は、まず、メーリング・リストなどで全員にメールを送り、一定期間電子メールで意見交換(メンバーは見れるようにする)が行われ、次に、意思決定の段階で賛否を表明する。意思表明のなかったヒトは、例えば、「賛成」とみなす。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新書がベスト』 3.情報・ビジネス 2010.6
  『空気を読むな、本を読め。』 第83番 小飼弾 2009.11
  『黄金のブックガイド。』 11.小飼弾 2008.12
所在
  県立 7FS547.4ム 市立 大学旧

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