2009年1月12日月曜日

【書籍】 西垣通 『1492年のマリア』 講談社 2002.7

東京大学大学院情報学環教授による小説。
1492年はスペインにおけるユダヤ人追放令の出た日であり、コロンブスによるアメリカ発見の日である。
この小説の発端は、13世紀、カタルーニャ地方を生きたルルスの思想が1980年代のAIブームではやったことからという。
ユダヤ人系学者の共通した特徴として、普遍論理を武器に異郷で生き抜く姿勢にあるという。
そうしたことが、この小説を生ませたとのこと。
あとがきを読んでから、読むべき本である。

■ 書籍情報入手先
  北海道教職員による新入生への推薦図書(2008.春) 第121番
■ 所在
  県立

0 件のコメント: