2013年3月21日木曜日

【書籍】 入江昭 『歴史を学ぶということ』 講談社現代新書 2005.10


著者は大学留学からアメリカにいて、アメリカの大学で教えている。
(留学時代の思い出)
p.36 歴史を学ぶということは、過去と自分との対話であり、資料を読んで、自分の言葉で理解するように心がけることが必要である。
p.57 一読に値する本は2時間ぐらいかけて読むが、ほかは5分ほどでざっと目を通す。読書は、著者の主張ひとつを理解することであり、そのために長時間かけて丁寧に読む必要はない。
(その後)
p.67 日本が学者の書く英語はえてしてお粗末なものが少なくない。
p.69 英語の発音や話し方の特訓のため、毎週シェイクスピア劇の一節を暗記するようにいわれた。
p.86 学部で優秀なものは、卒業後ほとんどすべて医学や法学などの職業学校、あるいはビジネス・スクールへ行ってしまう。
p.126 国家として大概思想を作り上げた唯一の例外が、1930年から戦争時期にいたるまでの「アジア主義」だったが、それを思想的基盤とした大東亜戦争は、日本にも諸外国にも、おおきな損害をもたらしてしまった。

推薦図書

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『敬和学園大学100冊の本』 第33番 2012
■ 所 在
  県立 7FS289.1イ 市立

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