2008年10月26日日曜日

【書籍】 エドワード・O・ウィルソン 『知の挑戦』 角川書店 2002.12

進化生物学を中心とする自然科学から文化などを統合的に説明しようとしている。
自然科学を学んだ者からすると、社会学はよくわからない。経済学はもっとわからない。

そういう点では拍手であるが、なんとなく、説明の枠組みが納得できない気もする。
精神と物質社会を記述する科学を無理に統合する意味はなんなのか。
この点が今ひとつわからない。

p.76「科学の世界のきまりごとの一つなのだが、発見は、査読を無事に通って活字になるまでは存在しないのである。」


(主著)
 社会生物学(新思索社)
 人間の本性について(ちくま学芸文庫)
 Genes,Mind,and, Culture
 生命の未来(仮題)The Future of Life (角川書店予定)
 錬金術師ニュートン みすず書房
(一般向け)
 バイオフィリア-人間の生物の絆 平凡社
 生命の多様性 岩波現代文庫
 ナチュラリスト 法政大学出版
(関連本)
 オルコック 『社会生物学の勝利 批判者たちはどこで誤ったか』 新曜社
 ブラウン 『ダーウィン・ウォーズ』青土社 (断続平衡説のグールドと利己的遺伝子説のドーキンスとの論争)

■ 書籍情報入手先
  大学新入生に薦める101冊の本 岩波書店(2005.8) 第66番

■ 所在
  市民図書館 9F書庫

0 件のコメント: