2010年9月29日水曜日

【書籍】 佐藤優 『テロリズムの罠 左巻 新自由主義社会の行方』 角川oneテーマ21 2009.2

内容は、はじめにとあとがきに尽きると思う。(それ以外に読んでいない。)

ソ連崩壊後、福祉国家から小さな国家(新自由主義社会)へ変化している。新自由主義社会では、資本主義の弱肉強食の性格が顕となり、格差社会、貧困者を生んでいる。
そうなると、テロリズムが発生する危険性が高くなる。
しかし、昭和の歴史を見れば、テロが発生すれば、却って、官僚が国家支配を強めることになる。

昭和の時代と現代の最大の違い。それは、原子力、太陽光のような、資源集約型エネルギーがあることであろう。エネルギーがavailableであれば、経済的に豊かな社会となりうる。
貧困の問題は、本当に貧困が問題なのだろうか?ロシア人の旧ソ連での生活(ダーチャなど)を考えると、ちょっと、違うのではないか。むしろ、故郷を持たないことが問題なのではないか。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『新書大賞2010』 2009年私のイチオシ  中央公論社 2010.2
■ 所在
  県立 7FS304サ

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