この本も、左巻に続き、はじめにとあとがきしか読んでいない。
新自由主義社会→資本主義社会→経済的格差(恐慌)→国家内部の統制の立て直し→外部へ敵をつくる→ファシズム
こんなスキームかと思う。肝は、外部に敵を作るファシズムが国家内部の混乱、矛盾を一見、解消してしまうことにあるのだろう。佐藤氏は、新自由主義社会では、個人がアトム化するとしたが、そのことが、やがて、社会不安を招き、国家を意識するファシズムに導かれるとは、実に皮肉である。
やはり、セイフティネットなり、社会的バッファーが重要かと思う。
■ 所在 ★★☆☆☆
県立 7FS304サ
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