2010年2月26日金曜日

【書籍】 水村美苗 『日本語が亡びるとき 英語の世紀の中で』 筑摩書房 2008.10

思ったより硬派の本。読むのに時間がかかってしまった。
ただ、この本で想定しているのは、明治のエリートに重きを置きすぎる。
一種の言語鎖国政策で、少人数の英語バイリンガルを育成しなければ日本語は亡びるとしている。
この点はなんか、違うんじゃないかなと思う。ネットで世界中にアクセスできたとしても、物理的に日本は島国。日本語は滅びない。
それに、バイリンガルまで行かなくとも、英語という言語のフィルターを通して見る景色と日本語で見る景色が違うことだけでも理解することは大事である。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『空気を読むな、本を読め。』 第78番 小飼弾 2009.11
■ 所在
  県立 7F外展示3810.4ミ 市立810ミ

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