2010年12月28日火曜日

【書籍】 落合浩太郎 『CIA 失敗の研究』 文春新書 2005.6

CIAの1990年代以降の状况は他省庁との縄張り争い、傍聴活動に無知な上司の政治任命など、政治的に翻弄され、CIA職員の士気低下など、多くの失敗を重ねてきたところである。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『佐藤優選・文庫&新書百冊』 第43番 2009.10
■ 所在
  7FS391.6オ

2010年12月25日土曜日

【書籍】 ドストエフスキー 『カラマーゾフの兄弟』(全5巻) 光文社文庫 2006.9

父親殺しという宗教的なテーマ。無神論の問題など。亀山郁夫氏は一気に読み通せる訳を目指しただけあって、読みやすい。
各巻の巻末には読書ガイド、第5巻目には、ドフトエフスキーの生涯の解説及び作品の解題が載せられている。
ロシアの風土には宗教がふさわしい。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第4巻(2) 中央公論新社 2010.7
  『功利主義者の読書術』 4.「交渉の達人」になるための参考書 佐藤優 新潮社 2009.7
  『佐藤優選の100冊』第74番 『21世紀図書館 必読の教養書200冊』 文藝春秋 2008.12
■ 所在
  県立(光文社'06) 7FB983ト1(光文社) 市立移動図書館車 大学983.D88(光文社)

2010年12月19日日曜日

【書籍】 山口昌男 「敗者」の精神史 岩波書店 1995.7

旧幕臣など、明治時代における在野の知識人たち。それを「敗者」と名付けている。
学会、大学ではない、知の系譜。趣味人、風流というべきか。
やはり、交流関係が知の系譜を捉える上で重要であることがわかる。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第5巻(3) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 8F人文科学210.6ヤ 市立書庫 大学210.6.Y24

2010年12月18日土曜日

【書籍】 シオラン 『涙と聖者』 紀伊國屋書店 1990.1

無宗教なので神の問題はわかりにくいが、聖なるものと捉えると、ロシアだったり、スペインに言及がなされているのも頷ける。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第4巻(2) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 大学旧新139.C72

2010年12月15日水曜日

【書籍】 アラン・ケイ 『アラン・ケイ』 アスキー 1992.3

アラン・ケイの論文集。30年前の論文ながら、そこに盛られたアイデア、子どもが示したコンピュータ・リトラシーの高さにただびっくりする。実に刺激的。そういえば、smalltalkやその子孫はどうなったか?
実現されていないのが、エージェント機能。今の検索だとやはり不満が残る。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第3巻(3) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立

2010年12月14日火曜日

【書籍】 市村弘正、杉田敦 『社会の喪失 現代社会をめぐる対話』 中公新書 2005.9

社会学者市村教授と政治学者杉田教授の対話など。社会学者は問題の捉え方がナイーブすぎる感じがする。
政治学者は制度論なども考えており、おもしろい分野だな。
国家が解体すれば、民間企業が代わるとしており、アタリの21世紀の歴史に出てくるような話もある。
本を読んでいるのが前提みたいな対話はどうなのか?

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新書365冊』第7章 社会・会社 Best & Better 宮崎哲弥 2006.10
■ 所在
  7FS304イ 市立304イ

【書籍】 カッセルほか 『原典 ユダの福音書』 日経ナショナルジオグラフィック社 2006.6

グノーシス派の聖書。2000年の間失われていたもの。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  「立花隆選の100冊」第42番 2008.12
  「立花隆血肉500冊」 2007.1
■ 所在
  8F人文139.9ケ 市立193ゲ

【書籍】 幸田露伴 『道教に就いて』(露伴全集第18巻) 岩波書店 1949.10

道教の成立などについて。第2版1979.1を読了。

■ 所在   ★★☆☆☆
  8F壁918.6コ

【書籍】 幸田露伴 『墨子』(露伴全集第18巻) 岩波書店 1949.10

墨子の思想そのものではなく、周辺情報。第2版1979.1を読了。

■ 所在   ★★☆☆☆
  8F壁918.6コ

2010年12月12日日曜日

【書籍】 宮崎滔天 『三十三年の夢』 岩波文庫 1993.5

孫文とも交流のあった大陸浪人。
生活に困窮して浪曲師ともなる。
話の内容は、結局は漫談だが、当時の雰囲気が感じられるものとなっている。
解説によると、この本が中国語に翻訳され、そのため、彼の地で逆に孫文の名も広まったらしい。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第5巻(2) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立('82) 8階書庫(名著'84) 市立書庫'98 大学旧(岩波'93)

【書籍】 佐藤文隆 『宇宙物理への道』 岩波ジュニア新書 2002.3

宇宙物理学者佐藤文彦の自伝。研究者との交流など。
大学で自主勉強(グループ)が研究者として役立ったとしている。
また、研究絡みから友人となり、そのまた、友人で研究が絡むなど、他人との交流。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第2巻(1) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 6F知るY244 市立081イ394

【書籍】 ジャック・アタリ 『21世紀の歴史』 作品社 2008.8

Une breve histowire de l'avenir (Jacques Attali)
極めて刺激的な本。じっくり原書(フランス語)で読みたくなる。
日本のような小さな国家は、まさにこのような観点から政治を行っていく必要があろう。

サルコジ大統領の命によりアタリ政策委員会が結成され、6ヶ月にわたる議論の内容は、300 decisions pour changer la France (未邦訳)として出版されたらしい。

(主な著作)
カニバリスムの秩序
時間の歴史
所有の歴史
アンチ・エコノミクス
21世紀事典
ノイズ 音楽・貨幣・雑音

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第3巻(3) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 市立304ア 

2010年12月8日水曜日

【書籍】 ピーター・F・ドラッカー 『ドラッカー最後の言葉』 講談社BIZ 2010.7

ドラッカーがジャーナリストの大野和基氏に2005年7月に語ったインタビューである。
なお、本書は、2006年1月に刊行した『ドラッカーの遺言』を再編集したもの。
非常にコンパクトにまとめられており、おすすめしたい。
迷わず購入。

■ 所在   ★★★☆☆
  8F304ト

【雑誌】 新潮45 2010.11号

独占手記 中川一郎先生の名誉のために 今、初めて明かす「自殺の原因」 鈴木宗男

特集 知られざる白洲次郎 特別付録 秘蔵映像

■ 所在   ★★☆☆☆
  7F雑誌コーナー

【書籍】 青木皐 『人体常在菌のはなし 美人は菌でつくられる』 集英社新書 2004.9

風呂に入っても、体を石鹸でゴシゴシ擦ってはいけない。
体臭のする大事な部分のみあらえばよい。
ヨーグルトは食後にオリゴ糖(バナナなど)と一緒に。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  「立花隆選・文庫&新書百冊」 第77番 『ぼくらの頭脳の鍛え方』 2009.10
  『いまどきの新書』 第5章 暮らし(6) 永江朗 2004.12
■ 所在
  7FS491.7ア

2010年12月7日火曜日

【雑誌】 現代思想 2010.9号 青土社

特集 現代思想の思考法

p.66 黒川信重 絶対数学の発見
絶対数学はよくわからないな。
(資料)
黒川信重・小山信也 絶対数学 日本評論社 2010.9
黒川信重・小山信也 リーマン予想のこれまでとこれから 日本評論社 2009.12
黒川信重 リーマン予想の150年 岩波書店 2009.11
黒川信重・小島寛之 リーマン予想は解決するのか?絶対数学の戦略 青土社 2009.6
黒川信重・若山正人 絶対カシミール元 岩波書店 2002
黒川信重 数学の夢:素数からのひろがり 岩波書店 1998: オイラー・リーマン・ラマヌジャン:時空を超えた数学者の接点 岩波書店 2006
■ 所在   ★★☆☆☆
  7F雑誌コーナー

【書籍】 伊藤亜紀 『電子マネー革命 キャッシュレス社会の現実と希望』 講談社現代新書 2010.11

p.35
デビットカードは、銀行のキャッシュレスカードそのものを使うサービスであり、万一の紛失・盗難のさいには、口座残高の全額が危険にさらされる。...(通称:預金者保護法)..では、偽造や盗難カードによる預金の不正引出しについて金融機関が補償するとされているが、デビットカードの不正利用は対象外だ。規約上、被害補償が約束されていないケースもある。

p.77
資金決済法では、従来のプリカ型電子マネーに加えて、新たにサーバー管理型も含めている。(要約)

p.107
ビッグカメラのビッグポイントとSuicaの交換比率が2009.1月に変更され、ポイントの価値は3分の2に減った。(要約)

p.160-161
PayPalの親会社はeBay。

■ 所在   ★★☆☆☆
  7FS338イ

【書籍】 鈴木健一 『風流 江戸の蕎麦 食う、描く、詠む』 中公新書 2010.9

江戸の蕎麦についての基本書。参考文献も載せている。
でも、なぜ西がうどんで、東が蕎麦なのか?

■ 所在   ★★☆☆☆
  7FS383.8ス 市立383ス 大学2074

【書籍】 潮木守一 『世界の大学危機』 中公新書 2004.9

イギリス、ドイツ、フランス、アメリカの大学の歴史と最近の状況についてコンパクトにまとめられている。
巻末には参考文献もあり、基本書と思う。
非常に参考になる。

もともとは、桜美林大学大学院の大学アドミニストレーション課程の通信課程用のテキスト。
電子書籍 www.paburi.com ドイツ近代科学を支えた官僚

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『新書365冊』 第8章 若者・教育 Best & Better 宮崎哲弥 2006.10
■ 所在
  7FS377.2ウ 市立377ウ 大学377.2.U94

【書籍】 潮木守一 『世界の大学危機』 中公新書 2004.9

【書籍】 高橋貞樹 『被差別部落一千年史』 岩波文庫 1992.12

著者19歳のときの作品であり、20歳のときが『世界の資本主義戦』という。ただし、いわゆる転向者で、短命であったため、戦後はあまり知られていなかったという。
著者の立場は当時に日本人論を反映してか、部落民(被差別民)を被征服民であり、別人種としている。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『佐藤優選・文庫&新書百冊』 第63番 2009.10
■ 所在
  大学旧080.3.3468

2010年12月3日金曜日

【書籍】 山脇直司 『公共哲学とは何か』 ちくま新書 2004.5

公共哲学の思想の系譜についてコンパクトにまとめられている。
詳しい参考文献もある。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『新書365冊』 第5章 法と自由 More 宮崎哲弥 2006.10
■ 所在
  県立

【書籍】 横手慎二 『日露戦争史 20世紀最初の大国間戦争』 中公新書 2005.4

元外務省調査員による。ロシア側の資料も踏まえ、日露両方の外交交渉という視点から記述されている。
基本文献と思う。(参考文献あり)

日露戦争の記憶はロシア側にあるということらしい。対ロシア戦略を考えるときには、忘れてはいけない視点であろう。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『佐藤優選・文庫&新書百冊』 第30番 2009.10
■ 所在
  7FS210.6ヨ 市立210.6ヨ

2010年12月2日木曜日

【書籍】 米光一成、小沢高広ほか 『誰でも作れる電子書籍 今すぐできる制作から販売まで』 インプレスジャパン 2010.8

電子書籍を作って、売ってみよう。

■ 所在   ★☆☆☆☆
  8F023タ

【書籍】 茂木健一郎 『未来を変える議論をしよう』 ポブラ社 2010.6

議論でつながることで自分を変革。それが社会の変革につながる。

■ 所在   ★★☆☆☆
  8F809.6モ

【雑誌】 中央公論 2010.6号

原田泰 ベーシックインカムが貧困を解決する
p.117
ミルトン・フリードマンは1960年代から「負の所得税」という形でベーシックインカムの発想を述べている。負の所得税とは、所得の低い人から政府が負の税金を徴収する、すわなち所得を給付するということであるから、ベーシックインカムになる。
 この発想は、1975年にアメリカで給付付き税額控除という形で実現した。ただし、所得のない人にベーシックインカムを与えるのではなくて、勤労所得が増大するにつれて給付額を増やすというものである。

佐藤優の新・帝国主義の時代
第16回
p.127
EUの紐帯は国連よりもはるかに強い。それは、古代の西ローマ帝国、中世の神聖ローマ帝国を通底する「コルプス・クリスチアヌム(corpus christianum、キリスト共同体)」という物語を持つからだ。この物語は、ユダヤ・キリスト教の一神教の伝統、ギリシャ古典哲学、ローマ法というそれぞれ出自の異にする原理が結びついている。
ちなみに、東ローマ(ビザンツ)帝国では、この三原理のうち、ローマ法に関する意識が希薄だ。EUの拡大は、ロシアには及ばない。それはロシアが東ローマ帝国の継承国家で、ローマ法という物語を欠いているからだ。...ロシアをEUに加えるためには、コルプス・クリスチアヌムとは別の統合原理が必要になる。それ故にEUはロシアまで拡大するという選択はとらないであろう。

BOOK REVIEW
p.227
角田房子 責任 ラバウルの将軍今村均
角田は、本間雅晴中将、甘粕正彦大尉、阿南大将について書いてきた。


■ 所在   ★★☆☆☆
  7F雑誌コーナー

【書籍】 福岡伸一 『もう牛を食べても安心か』 文春新書 2004.12

生命の動的平衡を明らかにしたシェーンハイマー
(参考文献:生体の動態 納谷書店 1955)

p.140
記憶は信号の流路パターンである。

☆ノーベル賞をもらったプリオン説だが、未だ、科学的には証明されていないようである。
■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『新書365冊』 第10章 生きる・死ぬ Best & Better 宮崎哲弥 2006.10
■ 所在
  県立

【書籍】 田中淳夫 『日本の森はなぜ危機なのか』 平凡社新書 2002.3

筆者は林学科出身のフリーランスの森林ジャーナリスト。

p.10
実家が林業の後輩から
「先輩はいいですね。林業が苦しくなっても、よくなっても、それを記事にすればいいんですから」

本書での事例は、間伐せず、焼畑、牛の放牧でも林業が成り立つことを示している。
日本の林業は、要は手間をかけすぎ、高コスト体質であることが示されている。

木材は商品にするためには、国際的認証(FSC)の認定を受けたり、品揃えが可能な形にしたりする必要がある。

(参考文献あり)

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『いまどきの新書』 第2章 ビジネス、経済(9) 永江朗 2004.12
■ 所在
  県立

2010年12月1日水曜日

【書籍】 最相葉月 『星新一 一〇〇一話をつくった人』 新潮社 2007.3

p.283
新一自ら短編の創作方法を考察した「短編をどう書くか」(福島正実編『SF入門』所収)という随筆がある。
アイザック・アシモフの『空想天文学入門』に、アシモフの3つの方法が挙げられていた。
・知識の断片をできるだけ多く広くバラエティに富んでそなえていること
・その断片を手ぎわよく組み合せ、検討してみること
・その組み合わせの結果をどうなるかをすぐに見透かしてみること

p.286
プロットを作るには、「小話を覚えてみたらいい」
p.459
新一がとくに才能に惚れ込んで目をかけている人。江坂遊。『あやしい遊園地』
p.464
新一の発想法は要素分解共鳴結合。
p.466
江坂氏の説明
殺戮と平和利用という対立した言葉の断片がある。これを分解してみる。殺戮からは戦争、武器、大量虐殺、原子爆弾。平和利用から、アインシュタイン。原子爆弾とアインシュタインではあたりまえすぎて、共鳴しない。
原子爆弾に対応するものとして線香花火を、アインシュタインに対応するものとして花火屋のおっさんをおいてみる。
線香花火の背後に原子爆弾。花火屋のおっさんがE=mc2を口にする意外性。

江坂はショートショートの発表の場がなく、携帯小説としてだしている。

p.468
新一はおもしろいと思った小説や映画、新聞の小さなコラム、小話があると、徹底的に暗記することを習慣づけていた。

p.521
時代に応じて作品に手を入れるのは手塚治虫も同様。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第1巻(4) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 7階壁書架910.2ホ 市立910.268ホ

2010年11月30日火曜日

【雑誌】 新潮45 2010.8号 新潮社

達人鼎談 立川談志×太田光×ビートたけし

談志 桂米朝はいい。最後の講釈師は神田伯龍だな。それから、西尾麟慶。

敢えて言う、ビタミンCはがんにも効く 生田哲 作家・薬学博士
ビタミンCには、カゼの症状ゆを軽減したり、期間を短縮したりする効果もある。

書物の森
コクランほか 一万年の進化爆発 (評論家:稲垣真澄)

■ 所在    ☆☆☆☆☆
  7f書籍

【書籍】 港千尋 『書物の変 グーグルベルグの時代』 せりか書房 2010.2

個々の話としてはまあ興味深いが、タイトルのグーグルベルグとは関係なく、そういう点からは、正直言って、つまらない本。

■ 所在    ☆☆☆☆☆
  8F020.4ミ

【書籍】 中野香織 『スーツの神話』 文春新書 2000.3

スーツの歴史に興味ある人にはいいかもしれないが、あまりおもしろくない。

■ 書籍情報入手先   ☆☆☆☆☆
  『いまどきの新書』 第2章 ビジネス、経済 仕事のヒントと生活の自衛のために(7) 永江朗 2004.12
■ 所在
  県立

【書籍】 草野厚 『テレビ報道の正しい見方』 PHP新書 2000.11

メディア検証機構を設立した慶応大学教授の草野氏による、報道の問題点。
ドキュメンタリー、ニュース報道と云えども、偏向が見られるという。
それはそれでしょうがないような気がする。
あくまでも、意図的(番組的)、無意識であろうと、思い込みがなければ、番組だって作れないし、結局は、印象操作であるとさえ思っている。(コミュニケーション自体が印象操作であろう。)
問題は、受け手である、我々が、そう受け止めているかどうか。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『いまどきの新書』 第4章 思考の道具(5) 永江朗 2004.12
■ 所在

  県立

【雑誌】 中央公論 2010.7号

第11回 読売・吉野作造賞
細谷雄一 倫理的な戦争 トニー・ブレアの栄光と挫折 慶應義塾大学出版会

日本史を学び直すためのブックガイド 河合敦 歴史研究家

早わかり日本史 河合敦 日本実業出版 1,470 県立'08 8F人文科学210.1カ'976F知るY221'05(スーパービジュアル版) 市立210.1カ'08 
詳説日本史図録 山川出版 890
日本社会の歴史 上下 網野 岩波新書
絵画史料で歴史を読む 黒田日出男 市立J210ク 大学210.04.Ku72
絵で見て納得 時代劇のウソ・ホント 笹間良彦 市立210.5サ
信長の戦争 藤本正行
日本食生活史(歴史文化セレクション) 渡辺実 県立'64 市立383ワ'07 大学383.8.W46'64
江戸の生業事典 渡辺信一郎 県立 8F社会科学384.3ワ 
それでも、日本人は「戦争」を選んだ 加藤陽子
地図で訪ねる歴史の舞台 日本 帝国書院編集部 八戸

■ 所在    ★★☆☆☆
  7F雑誌コーナー

2010年11月26日金曜日

【書籍】 北村薫 『ひとがた流し』 朝日新聞社 2006.7

全くフィーリングがあわない。20ページ読んだらとまってしまった。

■ 書籍情報入手先    ☆☆☆☆☆
  『2010 新潮文庫の100冊』
■ 所在
  県立 7F日本文学キタ 市立913.6キタ

2010年11月24日水曜日

【書籍】 ルネ・ジラール 『世の初めから隠されていること』 法政大学出版局 1984.3

迫害は神話の中にも見られる。
ユダヤ人を「身代わりのヤギ」と仮定することだけが、ユダヤ人迫害を読み解ける。
カインの神話から最初の殺害が人類の最初の文化の発展の始動力。
マックス・ヴェ^ーバー 『古代ユダヤ教』
サタンの秩序の根源は、殺害以外になく、人間はサタンの子孫。

人間はイエスの殺害の事実によって、みずから生み出した際限のない暴力行為に身をさらす結果となった。
キリストを神と認めること、それはそれ以前いに決定的に人間を超越していたこうした暴力を超越する力のあるのはキリストだけだ、と認めることです。暴力があらゆる神話や文化の構造の主体であるとすれば、キリストは、そうした構造にとらわれず、われわれをその支配から開放してくれる唯一の主体。
旧約聖書の神は暴力の神で、いちばん身近でいちばん大切な犠牲者の血を要求し、その後でも、血なまぐさい供犠で人類全体に復習することしか考えていない。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第4巻(1) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  大学新163.G47

【書籍】 池澤夏樹 『嵐の夜の読書』 みすず書房 2010.4

毎日新聞の「今週の書評」を集めたもの。
ブックリスト

■ 所在   ★★☆☆☆
  8F

【書籍】 マルコ・イアコボーニ 『ミラーニューロンの発見 「物まね細胞」が明かす驚きの脳科学』 ハヤカワ新書juice 2009.5

サルがものをつかんだり、食物をかじったりするときに、脳内のミラーニューロンが関わっているが、同じ行動を他のサルがするのを見ていても反応する。それはヒトもしかり。ただ、模倣はどの種類のサルでもできるというわけではないらしい。
ミラーニューロンで、他人の苦痛とかも感じられるし、共感、親近感も関わってくる。自閉症の方は、ミラーニューロンの反応が遅いという。

それならば、残忍な人間はミラーニューロンの反応が抑えられているということか。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新書がベスト 10冊で思考が、100冊で生き方が変わる』 1.自然科学 小飼弾 2010.6
■ 所在
  大学491.37.I11

2010年11月23日火曜日

【書籍】 星新一 『ボッコちゃん』(新潮現代文学67) 新潮社 1979.10

『おーい でてこーい』が一番好きで、次が『ボッコちゃん』だな。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第1巻(4) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  7FBホシ 大学918.6.Sh61.67

【雑誌】 中央公論 2010年8月号 中央公論新社

p.43 現金・預金は一番のリスク資産 藤巻健史
ここまで悪化した日本の財政状況を考えると、私なら保険を掛ける。米国株や短期の米国債を買い、損をしたところで「保険料」と考えるのが妥当なロジックかな?と考えている。
8月2お日に朝日新聞出版から出版する『「日本破産」に備える資産運用バイブル(仮)』

p.46 萩原博子 今すぐ取り組め生活防衛のための五箇条
韓国の例(1997年)で見る限り、最も大きな打撃を受けたのは、借金をして土地や株を買っていた人たちだ。金利の上昇で借金が膨れ上がり、その借金で買った土地や株の価格は下落して価値を失ってしまったからだ。では、どういう人が、最も賢かったのか。それは、借金をせず、しっかり現金で貯金していた人だ。

p.49-51
今のうちにしておきたい、家計5つの見直し
1 住宅ローンは、定年退職までに終わらせる
2 教育資金は、老後に食い込まないようにする
3 家計を見直し、現金の比率を上げる(子供18歳まで遺族年金支給され、住宅ローンがあっても団体信用生命保険に加入しており、国民皆保険で高額療養費制度で半年入院しても40万円。多額の保障を確保する必要なし)
4 ”投資”という言葉に騙されない
5 できれば、妻にも働いてもらう

p.105-125  『この夏、旬のテーマを読む50冊』のリスト
龍馬と幕末 沖縄問題 世界経済危機 ベーシックインカム ドラッカー・ブーム フリー経済 幸福論 電子出版元年 平城遷都1300年 パワースポット

■ 所在   ★★☆☆☆
  7F雑誌コーナー

【雑誌】 新潮45 平成22年10月号 新潮社

p.51 外務省に告ぐ 第24回 佐藤優
菅総理の政治哲学の基本にニヒリズムがあります。その意味で、菅さんは自民党なら福田康夫元総理に思想的に近い政治家です。本質においてきわめてシニカルです。

僕は性悪説に立ちます。しかし、神様を信じているからニヒリズムやシニシズムには陥りません。

p.52
菅氏には、目に見えないものに対する畏敬の念、言い換えると超越性に対する感覚が希薄なので、本質において宗教人である筆者には、管氏の政治哲学が危険に思えるのだ。

☆ 神を信じる根拠は何なのか?神を感じる時はどんな時なのか?超越性と神って一緒なのか?

p.206 科学の興亡「ネイチャー」vs.「サイエンス」第6回 竹内薫
横田めぐみさんの「遺骨」のDNA鑑定関係ネイチャーの報道
2005.2.3号のネイチャーp.445 DNA is burning issue as Japan and Korea clash over kidnaps
3.17号 Politics versus reality
4.7号 Job switch stymies Japan's abduction probe

■ 所在   ★★☆☆☆
  7F雑誌コーナー

【雑誌】 『新潮45』 平成22年6月号 新潮社

p.160 シリーズ 私と母 藤原正彦
・母の本が売れてから、夫である父が小説を書きだした。

p.56 外務省に告ぐ 特別編(第20回) 佐藤優
・エリツィン大統領の側近でソ連崩壊のシナリオを描いたブルブリス国家院(下院)議員から、「食事をとらないで仕事に熱中する政治家や官僚には気をつけろ。そういう連中は国民の胃袋のことを本気で心配しない」と教えられた。エリツィンやブルブリスと敵対するジュガーノフ共産党議長からも、「人間は食べないと生きていけないというのが唯物史観の基本だ。食事を忘れて仕事をするタイプの政治家には気をつけろ。そういう奴は他人の気持ちを想像することができない。国民が飢えるような状况になっても、それを察知することができない」と言われた。

■ 所在   ★★☆☆☆
  7F雑誌コーナー

2010年11月22日月曜日

【書籍】 阿部謹也、網野善彦、石井進、樺山紘一 『中世の風景』(上・下) 中公新書 1981.4

西洋史と東洋史の学者がヨーロッパと日本の中世の風景について語り合う。
パラレルではないが、それなりに相当する出来事なりがあることがわかる。

下巻 p.129 樺山紘一 
ヨーロッパでは、利子を取ることは道徳的にいけないことだというキリスト教教会の教義があって、そのために利子は長いあいだ公式には禁止されていました。もちろん教会法上の規制があったにもかかわらず、為替差益のかたちをとって、現実に支払われていたようです。この為替による合法化の背景には、ローマ法の通用力があります。ローマ法の場合には、利子という考え方を初めからもってますね。ローマ法はここでも合理主義者です。お金がお金の子供を生むということの算術計算を、社会のなかの当然の理だと考える。ほとんど「資本」の観念に近い。ですから、イタリア、スペインといったローマ法の支配圏では、教会法がどう規定していたかにかかわらず、かなり早くから実質的には利子という慣行が行われていたと考えるのがおそらく正しいんだろうと思うんです。
 そして、利子が正当であるかないかということが問題となるのは、貨幣経済の規模がもう少し大きくなってからのことなんですね。十三世紀から十四世紀にかけてになります。十一、二世紀という早い段階よりも、むしろあとになってからのほうが論争がホットになる。これは、ローマ法を伴った貨幣経済体系が、ヨーロッパの北に広まった段階で起こってきた問題なんですね。たんに教会のドクトリンの動きだけでは説明できないという側面があるようですね。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『「本の定番」ガイドブック』 13(2)中公新書 鷲田小彌太 2004.6
  『新書百冊』 第44番 坪内祐三 2003.4
■ 所在
  県立 市立書庫 大学旧

2010年11月20日土曜日

【書籍】 細谷功 『「Why型思考」が仕事を変える』 PHPビジネス新書 2010.9

要は、理系あたまで考えろということ。
原因と結果。法則と現象。
我々は結果や現象しか把握できないので、原因や法則は推測するしかない。これをWhy型思考といっているに過ぎない。
個人的趣味の問題かもしれないが、「なぜ」という質問より、この現象が意味するところは何かという質問の方がフィットする。

■ 所在   ★☆☆☆☆
  議会図書室336

2010年11月19日金曜日

【書籍】 和田秀樹 『頭をよくする ちょっとした「習慣術」』 祥伝社 2001.9

できない部下を持ったら、架空仕事の法則。
『失敗を絶対、成功に変える技術』
書けるようになるためには、翻訳してみる。

■ 所在   ★★☆☆☆
  8F159ワ

【書籍】 竹内均 『頭をよくする私の方法』 三笠書房 2001.11

『頭をよくする 私の方法』『勉強術・仕事術 私の方法』をもとに大幅に加筆・改筆して再編集したもの。

理系の人の話は気になる。勤勉が第一ということらしい。

■ 所在   ★★★☆☆
  8F002.7タ

【書籍】 熊倉功夫 『現代語訳 南方録』 中央公論新社 2009.7

茶の湯の世界。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第6巻(2) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立(現代語訳) 9F岩波文庫(立花編) 大学旧'86岩波

【書籍】 小熊英二 『単一民族神話の起源』 新曜社 1995.7

明治中期から戦後までの日本民族論の変遷。日本民族の単一神話は戦後であり、明治の頃は台湾、韓国のこともあり、アイヌなど多民族国家論であった。
じゃ、その前、例えば、江戸時代はどのような意識だったのか。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『松岡正剛の書棚』 本集01(1) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 市立書庫 

【書籍】 江國香織 『落下する夕方』 角川書店 1996.10

紛れもなく江國香織の世界。たまには小説を読まないとだめだなあと思う。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第1巻(1) 中央公論新社 2010.7
  小説(日本)ア行(ウ~オ)  中学高校等の分類トップページ

■ 所在
  7F日本文学エク6F読むY91エ 市立書庫

2010年11月17日水曜日

【書庫】 碓井広義 『テレビの教科書 ビジネス構造から制作現場まで』 PHP新書 2003.6

テレビ制作のプロデューサーの立場からテレビの特質やテレビ番組の作り方を説明。
事件簿として番組作りをめぐる事件を15取り上げている。ベトナム戦争の頃は政府から番組の放映中止という政治的圧力があったこともあったが、その後は、やらせ、過剰演出などが問題になっている。
メディアの検証は、メディア検証機構(理事長:草野厚)が行っている。
テレビには演出が伴うことから、一歩間違うとやらせになってしまう。また、狙い通りの取材・撮影ができなかった場合、再現が使われる。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『いまどきの新書』 第4章 思考の道具(5) 永江朗 2004.12
■ 所在
  県立 7FS699ウ

【書籍】 フロイト 『モーセと一神教』 日本エディタースクール出版部 1998.12

モーセはユダヤ民族をつくった。モーセは、エジプト人であり、エジプトでアメンホーテプ4世だけが推し進めた一神教と割礼をユダヤ人に授け、ユダヤ民族を指導してきた。
しかし、ユダヤ人はモーセを殺害し、その罪の意識が民族の精神、宗教を高めた。
パウロは、ユダヤ民族に流れている父殺し(モーセ殺し)の贖罪の気持ちから、神の息子が殺されたという解釈でユダヤ民族を解放した。ここに、キリスト教が誕生した。

父殺しは何となく、サル山のボス交代に似ているな。また、岡本太郎の「伝統は破壊である」も思い出させる。
精神的リーダーを死刑にすることがかえって、その精神を広めてしまうことはよくある。イスラム原理主義しかし、吉田松陰しかり、北一輝しかりであろう。
天皇制も明治という時代とその精神が作りだしたものだ。日本人はいつできたのか?明治以降なのか。
江戸時代なのか。

この本はいろいろと考える契機となる。

■ 書籍情報入手先   ★★★★☆
  『松岡正剛の書棚』 第4巻(1) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 8F人文科学193.2モ

2010年11月16日火曜日

【書籍】 半藤一利 『ノモンハンの夏』 文春文庫 2001.6

関東軍の暴走を許したノモンハン事件。陸大の優秀なものが参謀になるという優秀神話。
現実が見えぬ参謀。一体、なぜこんな組織に日本の命運が託されてしまったのか。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『佐藤優選・文庫&新書百冊』 第31番 2009.10
■ 所在
  県立 7FB210.7ハ 市立210.7ハ

【書籍】 齋藤孝 『齋藤孝のおすすめブックナビ 絶対感動本50』 マガジンハウス 2003.9

 ブックリスト

■ 所在   ★★☆☆☆
  8F019.9サ

【書籍】 ジョン・スラデック 『見えないグリーン』 ハヤカワ・ミステリ文庫 1985.6

本格ミステリらしいが、話がつまらない、訳がヘタで、30ページ以上読むことはできなかった。
真野明裕訳。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『ハヤカワ文庫の100冊』 6.本格ミステリ 2010.9
■ 所在
  7FB933ス

2010年11月14日日曜日

【書籍】 桜井哲夫 『TV 魔法のメディア』 ちくま新書 1994.11

テレビの歴史(技術的、批判)など。いまひとつ。
テレビが自閉症が原因だと言われていたことがあるなどはおもしろい。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『いまどきの新書』 第4章 思考の道具(5) 永江朗 2004.12
■ 所在
  7FS699.2サ

【書籍】 ピーター・アトキンス 『エントロピーと秩序 熱力学第二法則への招待』 日経サイエンス社 1992.6

Scientific American Libraryの1冊で、とてもわかりやすい。
マクロとミクロの橋渡しをしている。一読を薦めたい。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第2巻(1) 中央公論新社 2010.7
  『東大・京大・北大・広大の教師が薦める100冊』 第50番
■ 所在
  県立 市立書庫 大学426.5.A94

2010年11月13日土曜日

【書籍】 アーロン・エルキンズ 『原始の骨』 ハヤカワ・ミステリ文庫 2009.9

骨から殺人かどうかなどを鑑定するスケルトン探偵シリーズの1作。
骨に惹かれて読んだが、はっきりいって、おもしろくない。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『ハヤカワ文庫の100冊』 6.本格ミステリ 2010.9
■ 所在
  7FB933エ

【書籍】 赤坂憲雄 『岡本太郎の見た日本』 岩波書店 2007.6

太郎の日本紀行三部作/『日本再発見』『沖縄文化論』『神秘日本』 ……「韓国発見」(のちに『美の世界旅行』所収) p.93
大室幹雄『ふくろうと蝸牛』

太郎は
沖縄・日本をひっくるめて、この文化は東洋文化ではないということだ。地理的にはアジアだが、アジア大陸の運命はしょっていない。むしろ太平洋の島嶼文化と考えるべきである。 p.281
太郎は
文化とは何だろう。土地の風土によって盛りあがり崩れる岩石や、その養分と空気を吸って生い育つ植物のような、根をはったものが本当だと考える。...その土壌とは、民衆の生活以外にはない。 p.285

太郎は
日本の文化は、北方系と南方系の二つの複合ですよ。p.359
日本は複合的多層構造だ。東北には西南日本とはまったく異質の自然と文化があり、また南西諸島にひろがりはさらに豊かなヴァリエーションだ。朝鮮半島とのつながりも明らかにわれわれの伝統のうちなのである。もっと、ひろびろと過去の日本、そして現在のわれわれの本来のありようを眺めわたしてみたい。p.360

赤坂
北方シャーマニズムへの強い関心と、石積みの聖所にまつわる文化の系譜にたいする執着とは、あきらかに「北のアジア」が半島を経由して、弧状なす列島に流れこむ文化の道を浮き彫りにすることをめざしていた。p.362-363

☆ 岡本太郎の文化へのまなざしは、私が歴史(学校で習った)へのまなざしと一緒である。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第6巻(5) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 8F郷土資料A387ア 市立723ア

2010年11月12日金曜日

【書籍】 バーバラ・スタフォード 『ヴィジュアル・アナロジー』 産業図書 2006.7

つなぐ技術としてのアナロジーらしい。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第3巻(3) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立

【書籍】 日垣隆 『情報の「目利き」になる!』 ちくま新書 2002.9

読書のスピードは1ページあたり20秒くらい p.35
原稿執筆料 新聞10~20万円 週刊誌15~20万円 月刊誌20万円 テレビ15~20万円 ラジオ5~15万円 p.157

私が人件費と複写代や取材費を書籍代を払って日々手に入れ読んでいるのは、第1に、どうしても腑に落ちない点を調べ、第2に、私以外の誰かすでに書いていないかどうかを確認し、第3に、自分の立てた幾多の仮説が専門家による旧態言説の中を貫通(ついでに破壊)するかどうかを点検する、という三つの役割に沿うものだけです。p.189~190

書く側に、相手に伍する概括力や仮説力がなければ、《専門家へのインタヴュー》は御用聞きか垂れ流しになる傾向に拍車がかかります。 
ここで、その点に関わるノウハウを紹介しておきます。何よりも非常に役立つのは、シンポジウムに出ることです。…たった数時間で、4-6人を相手に自分の仮説を検証したり定説に論駁を加えたりできるだけでなく、同時に会場に集まった大勢の専門家に自分の言説を認知してもらえれば、その後の取材は非常にやりやすくなります。p.193-194

次善の策として、テレビの討論会やブリーフィング(ケーブルテレビやスカパー経由で記者会見など)を見聞するという方法があります。ただし受身的なメディアでは、あらかじめ自分の仮説と質問を用意しておくことをしなければ、参加や視聴はほとんど無意味になるでしょう。p.195

毎日、何かに驚き、感動しつつ、あるいは不思議がりつつ何かを調べています p.200

私の情報整理術に関しては、『ご就職』の第6章と第7章、『学問のヒント』の第8章、『何でも買って野郎日誌』の第11話と、短文ですが『敢闘言』の103ページ(文春文庫ではp71から)。

要は、メディアにだまされなく、楽しむためには、仮説を立てて検証する必要があるということか。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『いまどきの新書』 第2章 ビジネス、経済(2) 永江朗 2004.12
■ 所在
  7FS361.4ヒ

2010年11月11日木曜日

【書籍】 岩井寛 『森田療法』 講談社現代新書 1986.8

◎自分の生きてきた時間、自分が置かれている空間(性格形成を含む)を含めて、自分の存在を正しく認識する。
◎自分の苦悩がとらわれに陥っていないか検証
◎そのとらわれをあるがままに認める
◎自分の真の欲望が何かじっくり考える
◎自分の人間としての欲望を実現するために、目的本位の行動をとる
◎以上の思考・行動を通じて、自己陶冶、自己確立をはかる
◎人間としての自由を求め、それなりの個性を生かし、創造的な生き方を試みる。

自己実現への道とも言うべきか。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第3巻(2) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立

2010年11月10日水曜日

【書籍】 鹿田尚樹 『大事なことはすべて記録しなさい』 ダイヤモンド社 2009.11

何でも記録するが、一日5分記録を読み返す。

■ 所在   ★★★☆☆
  8F002.7シ

【書籍】 佐々木正悟 『仕事脳を強化する記憶HACKS』 技術評論社 2009.9

ITツールでタスク、スケジュールを管理し、記憶力、アイデアを引き出す。

■ 所在   ★★★☆☆
  8F002サ

【書籍】 奥野宣之 『読書は1冊のノートにまとめなさい』 ナナ・コーポレート・コミュニケーション 2008.12

読書の記録も含めてすべて1冊のノートに書く。

■ 所在   ★★★☆☆
  8F019.1オ

【書籍】 佐藤優 『功利主義者の読書術』 新潮社 2009.7

佐藤優が読み解く約35冊。

 ブックリスト

■ 所在   ★★★☆☆
  県立 8F019サ 市立019サ

【書籍】 赤坂憲雄 『境界の発生』 砂子屋書房 1989.4

共同体が果つるところ、あるいは、異なる共同体が接しているところに境界が存在する。
境界は市の場でもあり、この世とあの世、生と死を分ける場所でもある。
古来、橋も境界であり、物の怪が跋扈していたという。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第5巻(1) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  市立書庫 大学旧

【書籍】 梅棹忠夫 『情報の文明学』 中央公論社 1988.6

情報とは環境であり文化に近いとしている。
情報かノイズかは受け手の問題でもあるな。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『「本の定番」ガイドブック』 8.情報 鷲田小彌太 2004.6
■ 所在
  県立 8F書庫 大学007.3.U73

【書籍】 ポール・ヴィリリオ 『アクシデント 事故と文明』 青土社 2006.2

現代文明の特徴に事故がある。
実体の発明が事故の発明となる。
原子力発電所の発明がなければ、チェルノブイリ事故もない。大型客船の発明がなければ、タイタニック号の事故もない。

と、著者は言う。
現代文明は効率性を追求することで、密度が大きくなってしまっており、そのことが、事故の被害を拡大している。ただ、飛行機事故がその悲惨さとは裏腹にキロメートル当たりでは最も安全な交通機関でもある。
むろん、原子爆弾の発明前と使用後とでは、世界の見え方が違うと言ってもよいとは思うが、昔に戻れるわけでもない。
事故は全くの偶然で起こるものではない。起こるべくして起こるという認識が重要である。
著者にはそのような認識がないらしいが、致し方あるまい。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第3巻(3) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立

2010年11月9日火曜日

【書籍】 ジャン・ジュネ 『泥棒日記』(ジャン・ジュネ全集第1巻) 新潮社 1992.10

解説によると、聖性を描いているらしいが。それだと、肉体よりも精神性なのか?
どうも、そんな気はしない。普通でない人が有する聖性なのか?ブリキの太鼓に通じるものあるかも。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第7巻(3) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立(全集)'92 7FB953シ'90 市立書庫'90 

2010年11月8日月曜日

【書籍】 ディーン・クーンツ 『オッド・トーマスの霊感』 早川書房 2009.3

死者を感じる霊感の強い若者のサスペンス・ストーリー。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『ハヤカワ文庫の100冊』 5.サスペンス 2010.9
■ 所在
  7FB933ク

2010年11月7日日曜日

【書籍】 菅谷明子 『メディア・リテラシー』 岩波新書 2000.8

アメリカ、カナダ、イギリスの高校等におけるメディア・リテラシーの現状をレポート.
筆者は、元日本語版ニューズウィークのスタッフ。
AkikoSugaya@hotmail.com
メディアを批判する番組には無批判というインタビューでの言葉が印象的。
商業高校でデザイン学科を置くべきとかねて考えていたが、メディア・リテラシーも教えるべきと思うようになった。自ら考え行動する人を育てていくべきと思う。


(参考文献)
鈴木みどり編 メディア・リテラシーを学ぶひとのために 1997
玉木明 ニュース報道の言語学 1996
津田正夫・平塚千尋編 パブリック・アクセス 市民が作るメディア 1998
水越伸 デジタル・メディア社会 1997
メディア・リテラシー研究会 メディア・リテラシー メディアと市民をつなぐ回路 1997
吉見俊哉 メディア時代の文化社会学 1994
吉見俊哉、水越伸 メディア論 1997
和田敦彦 読むということ 1997

Media Literacy Online Project http://interact.uoregon.edu/MedialLit/HomePage
Media Awareness Network http://www.media-awareness.a/eng/sitemap.html
Children's Express http://www.cenews.org

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『いまどきの新書』 第1章 社会現代(1) 永江朗 2004.12
■ 所在
  県立 7FS361.4ス 市立書庫 大学旧

【書籍】 『パンソリ』 東洋文庫 平凡社 1982.5

韓国の大衆芸能のひとつ。ノルボとフンボの話は、桃太郎と雀の恩返し(舌切雀)の話がミックスしたものである。アイゴ、アイゴの中に庶民の苦しさが出ている。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第6巻(3) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 市立書庫 大学旧

【書籍】 鎌田東二 『超訳 古事記』 ミシマ社 2009.11

著者は、小さい頃からオニがみえていたが、十歳の時、少年少女用の古事記を読んで、直感的に、オニの世界が書いてあると思い、日本の神々を研究するようになって、古事記はファンタジーではなく、真実の書であった。
そんな筆者が記憶を頼りに郎じたものをベースに出版。

(著作)
神道とは何か PHP新書 2000
神と仏の出逢う国 角川選書 2009

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第5巻(1) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 7階壁書架913.2カ

【書籍】 宮城道雄 『雨の念仏』 日本図書センター 2001.2

箏の宮城道雄の口述筆記による随筆集。ユーモラスな感じが何ともいえない。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第6巻(3) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  市立768ミ 大学新369.27.Sh95.9

【書籍】 マイク・モーウッド, ペニー・ヴァン・オオステルチィ 『ホモ・フロレシエンシス 1万2000年前に消えた人類』(上・下) 日本放送出版協会 2008.5

インドネシアのフロレーンス島で発見された90cmの小人人種。原人の特徴を有する新種とする説と病的な原生人種とする説が対立。一方、島では、何でも食べる小人、時に、人間の赤ちゃんを盗んで食べてしまう小人の伝説が残されている。
本書は、発掘の経緯やら、ネーチャーに掲載後の各種反論についても、反論している。

■ 所在   ★★☆☆☆
  市立469モ1,2

【書籍】 小若順一、食品と暮らしの安全基金 『リサイクルは資源のムダ使い 地球に正しい生活マニュアル』 講談社 2007.6

いわゆる地球に優しい系の本とはちょっと違う。最初に槌田敦氏をもってきて、風力発電など自然エネルギーも石油の無駄遣い、牛乳パックやペットボトルのリサイクルは資源の無駄遣いと言わせている。この中で青森県関係でトキワ養鶏が出ている。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 本集01(2) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 8F自然科学519リ 市立519リ

2010年11月4日木曜日

【書籍】 三國一朗 『戦中用語集』 岩波新書 1985.8

当時の状况が映し出されている。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『「本の定番」ガイドブック』 13(1)岩波新書・ジュニア新書 鷲田小彌太 2004.6
■ 所在
  県立 7FS210.7ミ 市立書庫210.7ミ 大学旧

2010年11月3日水曜日

【書籍】 町田康 『くっすん大黒』 文藝春秋 1997.3

町田康の処女小説にして第116回芥川賞候補となったとのこと。
町田康の作品は、どれも映像と音が迫ってくる。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第7巻(4) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 7F日本文学マチ 市立書庫

【書籍】 岡田英弘 『倭国 東アジア世界の中で』 中公新書 1977.10

3世紀からの倭国について。
日本語は人工語であり、文法は半島で単語は日本。

(読書案内)

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『「本の定番」ガイドブック』 13(2)中公新書 鷲田小彌太 2004.6
■ 所在
  県立'77 7F210.3オ'80 大学210.3.038'05

【書籍】 宮城谷昌光 『沈黙の王』 文藝春秋 1992.9

短編小説5編。この沈黙の王は、漢字が生まれる秘密を描いたもの。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第3巻(1) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 7F日本文学ミヤ 市立書庫

2010年11月2日火曜日

【書籍】 中野明 『ドラッカー流最強の勉強法』 祥伝社新書 2010.7

3カ年テーマと3ヶ月テーマで学習する
ドラッカーの例示を見ると、仕事がらみというより教養を高めるもの

(オススメ)
経営者の条件 県立'06 8FN335.1ト'06 市立書庫'66 大学335.13.D92'95
ドラッカー20世紀を生きて 県立 8FN289.3ト
プロフェッショナルの条件 県立 8F人文科学159.4ト
経営者に贈る5つの質問
イノベーションと起業家精神
現代の経営 県立'06 8FNN336ト1-2 市立書庫'56 大学旧'87
明日を支配するもの 県立 9F
ポスト資本主義社会 県立'07 市立304ド'07 大学旧'93 
傍観者の時代 県立'08 8F人文科学289.3ト'08 市立289ド'08 大学旧'79
断絶の時代 県立'07 8F社会科学304ト'07 市立書庫'80 大学旧'69

■ 所在   ★★☆☆☆
  蔵書

【書籍】 NPO法人知的生産の技術研究会編 『知の現場』 東洋経済新報社 2010.1

問題意識から情報収集 関連性 アウトプット
仕事はレポートや本にまとめる
人とのネットワーク データベース
本番の数を増やす

■ 所在>   ★★☆☆☆
  8F002.7タ

【書籍】 NPO法人知的生産の技術研究会編 『達人に学ぶ「知的生産の技術」』 NTT出版 2010.4

仕事上のライフログ フリーランス 師匠を真似る 空→雨→傘 図解で整理

■ 所在>   ★★☆☆☆
  8F002.7タ

【書籍】 福田ますみ 『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』 新潮社 2007.1

教師によるいじめ事件はモンスターペアレントによるでっちあげ。
裁判でもそのような認識だが、一部のいじめが認められた。
市教育委員会でいじめの認定があったからではないかとしている。
だけど、こうなると、学校側はいじめを認めない方向になるのではないか。
また、調査もろくにせずに報道し、その後の展開にも関心を持たないマスコミ。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『頭をよくする「使える100冊」』 4.教育現場 和田秀樹 2009.8
■ 所在
  県立 8F社会科学374.6フ 市立374.6フ

2010年10月31日日曜日

【書籍】 ダニエル・マックス 『眠れない一族 食人の痕跡と殺人タンパクの謎』 紀伊國屋書店 2007.12

狂牛病、プリオンの話でもある。タンパク質関連の病気について。
ところで、狂牛病の話はどうなったのか。
ハンバーガーの肉は骨髄付近らしい。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『実践! 多読術』 科学読み物編 成毛眞 2010.7
■ 所在
  県立 8F自然科学493.8マ 市立BM書庫

【書籍】 三井誠 『人類進化の700万年』 講談社現代新書 2005.9

著者は読売新聞社の記者。
様々な原人が滅んで、最後にアフリカを出発した現生人類が残ったらしい。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新書365冊』 第6章 歴史・文学・ことば  More  宮崎哲弥 2006.10
  7FS469.2ミ 市立469ミ

2010年10月30日土曜日

【書籍】 立花隆 『天皇と東大』上・下 文藝春秋 2005.12

明治・昭和の時代の雰囲気はかなりつかめた。必読書。
あとは、戦死者の半数が餓死という事態を招いた軍隊の精神がわからない。

■ 書籍情報入手先   ★★★★☆
  『松岡正剛の書棚』 第7巻(2) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立'05 8F人文科学210.6タ1-2 市立210.6タ1-2

2010年10月29日金曜日

【書籍】 渡辺さくらほか 『できる100ワザ 儲かる! ヤフオク&モバオク』 インプレスジャパン 2009.1

モバオク http://mbok.jp/
落札相場を調べる http://aucfan.com/

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■ 所在   ★☆☆☆☆
  8FN

【書籍】 堀切美加 『あっという間に得する!儲ける!ヤフーオークション』 技術評論社 2009.6

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■ 所在   ★☆☆☆☆
  8FN

【書籍】 白川静 『漢字の世界』1、2 平凡社 2003.6

漢字でたどる古代の文化
著者は、字統とあわせて利用されたいとしている。
(著作)
漢字 岩波新書
漢字百話 中公新書

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第3巻(1) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立(76) 8F書庫(77) 市立821シ1-2(03) 大学旧(76)

2010年10月28日木曜日

【書籍】 町田康 『テースト・オブ・苦虫1』 中央公論新社 2002.11

脳内にどばどばとコトバがぶち込まれる感じ。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第7巻(4) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立(8巻) 7F日本文学マチ 6F読むY91マチ1 市立BM書庫

【書籍】 本田直之 『レバレッジ・リーディング』 東洋経済新報社 2006.12

ビジネス書は読まないが、本の選び方、読み方は基本的に私と同じだと感じた。
概要をメモることも多いが、その後で見ていないな。反省
本を贈ることで考え方を共有するというのはグッド・アイデア

■ 所在   ★★☆☆☆
  8FN019.1ホ

【書籍】 ギブソン 『生態学的視覚論 ヒトの知覚世界を探る』 サイエンス社 1985.4

ギブソンのアフォーダンス理論。どうも、環境に人間に与えるafordするということらしいが、よくわからない。従来の視覚研究は静止画が多いのに対し、移動する視点をも含めたことが新しいのか?

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第3巻(2) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  大学旧

2010年10月27日水曜日

【書籍】 竹内薫 『竹内流の「書く、話す」知的アウトプット術』 実務教育出版 2009.5

自称サイエンスライター竹内薫の術。
竹内薫に限らず、サイエンス関係で読者向けに柔らかい譬え話でわかったためしがない。の法則

■ 所在   ★★☆☆☆
  8F002.7タ

【書籍】 袖山満一子 『ヤフー・オークション公式ガイドブック2009』 ソフトバンククリエイティブ 2009.4

ブックオフの引き取り価格があまりにも低く機械的なので、ネット販売を検討。
アマゾン ヤフー 楽天を検討。ただし、オークションでは、ありふれた本は入札があまりないな。

■ 所在   ★★☆☆☆
  8FN670ヤ

2010年10月26日火曜日

【書籍】 バラード 『結晶世界』 東京創元社 1969.1

なんかよくわからない。結晶化すると、時間も止まるのか?

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第1巻(1) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  9F

2010年10月24日日曜日

【書籍】 『重森三玲 モダン枯山水』 小学館 2007.10

昭和の作庭師、重森三玲の作品群。
三玲は独学で学んだという。
また、作庭の成功の秘訣を「施主教育が七割」と口癖のように言っていたという。
写真で見ると、石組みのボリュームが特徴的だ。巨石は山であり、神が宿る場でもあるのだろうか。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第6巻(3) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  市立629シ

2010年10月23日土曜日

【書籍】 都築響一 『珍日本紀行』 アスペクト 1997.1

現代日本に埋め込まれたアナザーワールド。週刊SPA!誌上において、長期連載された。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第6巻(4) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  市立書庫

2010年10月22日金曜日

【書籍】 森村誠一 『銀の虚城』 角川文庫 1974.8

ホテルマンの扱いと虚業の辛さが滲み出る。
森村誠一はおもしろい。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『わたしを変えた百冊の本』 Ⅳ組織悪と人間性 第46番 佐高信 2002.5
■ 所在
  9FB 市立書庫'74

【書籍】 エンマ・ユング 『内なる異性 アニムスとアニマ』 海鳴社 1976.4

ユング夫人の著作。男性原理と女性原理。内なる異性との統合で自己実現する。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『心の扉を開く』 3.内なる異性 河合隼雄 岩波書店 2006.3
  『深層意識への道』 7.ユング研究所 河合隼雄 岩波書店 2004.11
■ 所在
  大学新146.1.J95

【書籍】 ジョセフ・コンラッド 『闇の奥』 光文社 2009.9

アフリカのコンゴでの白人の闇。神か悪魔か。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第4巻(2) 中央公論新社 2010.7
  「立花隆選の100冊」第86番 (『教養書200冊』 2008.12
■ 所在
  県立(光文社) 7F外国文学933コ(三交社) 大学旧(岩波'58)

【書籍】 山本光利 『改訂3版 患者と家族のためのパーキンソン病Q&A』 ライフ・サイエンス 2002.1

薬の写真も巻末についており、わかりやすい。

■ 所在   ★★☆☆☆
  県立

【書籍】 安保徹、水島丈雄、池田国義 『パーキンソン病を治す本』 マキノ出版 2003.2

鍼治療、運動で治す。

■ 所在   ★★☆☆☆
  県立

【書籍】 シャスティン・モベリ 『オキシトシン』 晶文社 2008.10

リラックスさせる脳内物質オキシトシン。スキンシップでも生産される。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第2巻(2) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 

2010年10月21日木曜日

【書籍】 石川淳 『紫苑物語』(新潮現代文学8) 新潮社 1981.5

荒々しい物語。力強い文章。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第1巻(4) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立(全集) 8階壁書架918.6イ5 大学918.6.Sh61.8

【書籍】 ロビン・ガーディナー、ダン・ヴァンダー・ヴァット 『タイタニックは沈められた』 集英社 1996.7

The Riddle of The Titanic であり、タイトルのような陰謀説にくみしているものではない。
スピードの記録を出せと社長からの圧力で氷山がある海域でスピードを上げたゆえに、氷山が避け切れなかっという説である。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『実践! 多読術』 ミステリーのようなノンフィクション編 成毛眞 2010.7
■ 所在
  県立(2種類) 7F外国文学933カ 市立書庫

【書籍】 アントワーヌ・ダンシャン 『ニワトリとタマゴ 遺伝暗号の話』 蒼樹書房 1985.11 

ジャック・モノーの『偶然と必然』以降の生物学の発展を踏まえた生命論。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第2巻(2) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立

2010年10月18日月曜日

【書籍】 江戸川乱歩 『押絵と旅する男』(江戸川乱歩短篇集) 岩波文庫 2008.8

久しぶりに、幻想小説を読んだ。この手の小説は、夢に閉じ込められるとか、別の世界に閉じ込められる話があるが、いつ読んでも、引きずり込まれそうになる。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第1巻(2) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立(全集6) 8階壁書架918.6エ(全集6) 大学旧(短編集)

【書籍】 日垣隆 『現代日本の問題集』 講談社現代新書 2004.6

東北大学の法学部出身だけあって、法律問題だと、根拠が示されるのだが、それ意外のテーマだと、根拠がきちんと示されていないので、よくわからない。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新書365冊』 第1章 教養  More  宮崎哲弥 2006.10
  『いまどきの新書』 第4章 思考の道具(3) 永江朗 2004.12
■ 所在
  7FS302.1ヒ 市立302ヒ

2010年10月16日土曜日

【書籍】 藤沢周平 『一茶』(藤沢周平全集第8巻) 文藝春秋 1993.7

一茶の評伝小説。一茶はねじくれた心を持っていたようだ。
また、必ずしも幸福とは言えぬ人生。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第5巻(2) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 8階壁書架918.6フ8 市立書庫'78 大学旧'92

【書籍】 安保徹監修 『免疫革命・実践編』 講談社インターナショナル 2004.8

免疫革命では、経絡治療を強調しぎた嫌いがある。
よくなるデータはとりにくいが、集まりつつある。
また、運動不足などではリンパ球が多いが低音体質となり、よくない。

(関連図書)
『免疫革命』

■ 所在   ★☆☆☆☆
  県立

【書籍】 柴田博 『中高年健康常識を疑う』 講談社選書メチエ 2003.12

低コレステロール神話がある一方で、データからは低コレステロールほど、死亡率が高い。
などなど。
終末期でケアを受けるのは2年くらい。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『頭をよくする「使える100冊」』 8.体の調子が気になる世代へ 和田秀樹 2009.8
■ 所在
  県立

2010年10月13日水曜日

【書籍】 ジーン・スタイン、ジョージ・プリントプトン 『イーディ』 筑摩書房 1989.2

イーディとは、アンディ・ウォーホルと数年間一緒にいた女性。若くして死亡。
彼女について、250名に及ぶインタービューで本書をつくったらしい。
60年代のドラッグやらのカルチャーが描けているのかな?
ただ、表紙の写真を見ると、皆が彼女の魅力のとりこになったというのもわかる。
本は読まなくてもいいが、表紙の写真は見ておくべきだ。
彼女が素敵な男はホモが多いと語っていたいうのは、時代なのか、アメリカの話なのか?

ちょっと、関係ないが、苗字がセジウィックなのだが、アメリカのコンピュータ科学の先生でアルゴリズムの本を書いている人と同じというのが、気になる。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第7巻(4) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立


【書籍】 梅崎春生 『幻化』(新潮現代文学26) 新潮社 1981.7

夢幻のごとくなり。戦争で味わった虚無感がテーマらしい。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第5巻(3) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立'81 9FB'79 大学918.6.Sh61.26(1981) 

【書籍】 エリック・ホッファー 『波止場日記』(新装版) みすず書房 2002.8

哲学する沖仲仕ホッファーの日記。肉体労働と読書と思索の組み合わせがいい。

(著作)
The True Believer 大衆運動
The Passionate State of Mind 情熱的な精神状態
The Ordeal of Change 変化という試練
The Temper of Our Time

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第7巻(4) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立

【書籍】 大竹文雄編 『こんなに使える経済学 肥満から出世まで』 ちくま新書 2008.1

内容は週間エコノミストに2006.10~2007.4までの連載「よく効く経済学」に加筆修正。
様々な内容のテーマで、楽しい。

■ 所在   ★★☆☆☆
  7F

【書籍】 藤代泰三 『キリスト教史』 日本YMCA同盟出版部 1979.8

キリスト教の歴史がコンパクトにまとめられている。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『佐藤優選の100冊』第28番 『21世紀図書館 必読の教養書200冊』 文藝春秋 2008.12
■ 所在
  大学旧190.2F66

2010年10月12日火曜日

【書籍】 佐高信 『わたしを変えた百冊の本』 実業之日本社 2002.5

佐高信の読書ノートから。

ブックリスト

■ 所在   ★★☆☆☆
  市立019サ

【書籍】 鳥越憲三郎 『古代中国と倭族 黄河・長江文明を検証する』 中公新書 2000.1

倭人は長江で稲作をしていた民族(倭族)が四散し、朝鮮半島南部から九州へと稲作を伝えたという。
それが弥生人という。

(関連図書)
 『中国正史 倭人・倭国伝全釈』 2004.6

■ 所在   ★★★☆☆
  7FS222.0ト

【書籍】 イタロ・カルヴィーノ 『マルコ・ポーロの見えない都市』 河出書房新社 2000.3

マルコ・ポーロの東方見聞録のパロディらしい。
この小説(寓話)で語られる都市は、思い出の都市であるが、語っても語り尽せない。
あるいは、言葉で捉えようとすると、すると抜ける。都市が捉えられるのではなく、都市の表象のみが捉えられる。
アラビアンナイトの砂漠の都市のような、中国のアヘン窟の迷路のような、そんな都市論が語られている。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第1巻(2) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 7階壁書架973カ8階壁書架908セ2-06 市立書庫(2000) 大学908.Se22.2-6(2009) 

2010年10月11日月曜日

【書籍】 安保徹 『免疫革命』 講談社インターナショナル 2003.7

ガンも胃潰瘍もストレスが原因らしい。

1947年 青森県生まれ。東北大学医学部卒業。
新潟大学大学院医学部・医歯学総合研究科教授

(参考図書)
安保徹 未来免疫学 インターメディカル 1997
安保徹 絵でわかる免疫 講談社 2001
安保徹 医療が病いをつくる 岩波書店 2000
安保徹 ガンは自分で治せる マキノ出版 2002
西原克成 健康は呼吸で決まる 実業之日本社 1998
福田稔 難病を治す驚異の刺絡療法 マキノ出版 1999
安保、水島、池田 パーキンソン病を治す本 マキノ出版 2003

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『頭をよくする「使える100冊」』 8.体の調子が気になる世代へ 和田秀樹 2009.8
■ 所在
  県立 8F自然科学491.8メ(実践編) 市立書庫

【書籍】 トーマス・マン 『魔の山』 上・下 岩波文庫 1988.10

ともかく大作。サナトリウムでの滞在生活。ここでは、「平地」での束縛から自由となる。
マンは、本書を人生奥義伝授の書であり、人生の秘技探究の書としているようだが、残念ながら、そこまではわからなかった。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  「立花隆選の100冊」第87番 (『教養書200冊』 2008.12
■ 所在
  県立 市立 市立書庫 大学旧

【書籍】 浅野和生 『ヨーロッパの中世美術 大聖堂から写本まで』 中公新書 2009.7

中世とは古代とルネサンス期の間。
中世の美術は、キリスト教芸術である。なかなか良書である。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『天使はなぜ堕落するのか』 八木雄二 2009.12
■ 所在
  7FS702.0ア 市立702 ア 大学080.C64.2014

2010年10月10日日曜日

【書籍】 佐藤雅美 『大君の通貨 幕末「円ドル」戦争』 講談社 1984.9

金と銀の交換比率が諸外国と日本(江戸時代)と異なることから、日本の金(小判)が大量に外国に流出。
対ドル換算で3分の1の価値だから、外国に流出。そして、このことが逆に日本の物価を3倍に。
結果として、江戸幕府を終焉に。
でも、話が長い。新書版くらいに簡潔に書いてほしい。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『世界史読書案内』 1.国民国家が生まれ、広がる  岩波ジュニア新書 2010.5
■ 所在
  7F日本文学サト 市立書庫 

【書籍】 マイケル・ポラニー 『個人的知識』 ハーベスト社 1985.12

Michael Polanyi, Personal Knowledge: Toward a Post-Critical Philosophy,1962

科学的法則は決して経験・実験から導かれるものでもないし、個別経験によって確証されるものでもない。
信念だったり、確信だったりする。例えば、実験結果など、知識自体が広く共有されるものかどうかも疑わしい。
ここで、個人的知識という表現が相応しいとなる。
数学・論理学の形式主義、論理主義が厳密に適応可能かどうかすらあやしい。

結局、事実だって、固いものではなく、フワフワしている。そのふわふわから、何が核となっているかを感じるか、信じるかであろう。
応用科学、社会科学では、事実の認定、認識の方法論が特に問題となる。

(解説書)
マイケル・ポラニーの世界 多賀出版
(著作)
暗黙知の次元 紀伊國屋書店
知と存在 言語的世界を越えて ◯洋書房

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第2巻(2) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  大学140.1.P76

【書籍】 遅塚忠躬 『フランス革命 歴史における劇薬』 岩波ジュニア新書 1997.12

フランス革命の前半と後半の状況。革命の担い手が農村部と都市部の住民であったこと。
パンの価格統制と農地解法が目的であったこと。
平等が革命の目標。ブルジョアが民衆の側についたが、結局は、ギロチンに消えたこと。
わかりやすい。お薦め。


(フランス革命読書案内)
ルフェーヴル 一七八九年 フランス革命序説 岩波書店 フランス革命に関するもっとも重要な古典
ハント フランス革命の政治文化 平凡社 新しい解釈を代表するもの
柴田三千雄 フランス革命 岩波セミナーブックス 平易にまとめたもの
ソブール フランス革命(上・下)岩波新書 革命の経緯を詳しく書いてある
マチエ フランス大革命(3巻) 岩波文庫 革命の経緯
服部、谷川編著 フランス近代史 ミネルヴァ書房 フランス史の中の革命の位置づけ
柴田、樺山、福井編 フランス史(2巻) 山川出版社 同上
遅塚忠躬 ヨーロッパの革命 ヨーロッパ史の中の革命の位置づけ
遅塚忠躬 ロベスピエールとドリヴィエ 東京大出版会 同上

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『世界史読書案内』 1.国民国家が生まれ、広がる  岩波ジュニア新書 2010.5
■ 所在
  県立 市立081イ295

2010年10月8日金曜日

【書籍】 竹田青嗣 『哲学ってなんだ 自分と社会を知る』 岩波ジュニア新書 2002.11

哲学は世界を理解する方法論。自己と他者のポジショニングを理解する方法。
普遍的な概念と原理を示す。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『世界史読書案内』 はじめに 津野田興一 岩波ジュニア新書 2010.5
■ 所在
  県立 市立081イ415

【書籍】 和辻哲郎 『古寺巡礼』 岩波文庫 1979.3

やはり、京都で寺を見たことがないのでよくわからない。
ただ、内容が比較文化というか、ギリシャ、インド、中国の芸術との国際比較になっているのはすごい。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第1巻(3) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立(文庫1992) 9F(文庫1980) 市立書庫(1991) 大学旧(1979)

2010年10月7日木曜日

【書籍】 平川克美 『経済成長という病 退化に生きる、我ら』 講談社現代新書 2009.4

思考停止状態の今を描く。自分と社会との関係について、被害者意識は困る。かと言って、正義の味方も短絡的だ。社会で生きていくことは、社会をテレビを見るように観察することではない。自分が社会に影響を与え、社会が自分に影響を与える。

何のために生きるのか。人生は経済成長で測れるものではない。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新書大賞2010』 2009年私のイチオシ  中央公論社 2010.2
■ 所在
  7FS331.1ヒ 市立331ヒ 大学331.19H64

【書籍】 半藤一利 『昭和史 戦後篇 1945-1989』 平凡社 2006.4

戦前編の方がおもしろいと思う。戦前と戦後の連続性をもう少し書くべきであると感じる。
(関連本)
『昭和史 1926-1945』

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第5巻(3) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立'09 8F人文科学210.7ハ'09 市立210.7ハ'09

【書籍】 岡潔 『春宵十話』 毎日新聞社 1963.2

情緒を重んじる教育。黒板もノートも使わない数学教育。
どんな教育なのか、もう少し具体的に聞きたい。
大学での学生教育はどうであったのだろう。
誰か弟子の書き物はないか。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第2巻(1) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 市立書庫

【書籍】 川上紳一 『縞々学 リズムから地球史に迫る』 東京大学出版会 1995.7

年輪や堆積物をはじめ、地球上には縞々が満ちている。そのリズムの周期から原因を探る。
著者は、名大の熊澤先生の弟子である。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第2巻(1) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 8F自然科学450カ

【書籍】 平田森三 『キリンのまだら 自然界の統計現象』 中央公論社 1975.2

キリンのまだらは生物の割れ目という。さすが、寺田寅彦の弟子である。
鯨の水平モリ(先端が平ら)は水面から跳ね上がらないというのも楽しい。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第2巻(1) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 大学旧

2010年10月6日水曜日

【書籍】 尾崎翠 『第七官界彷徨』 創樹社 1980.12

不思議な世界。少女マンガの世界。観念小説?純粋小説?
タイトルは秀逸。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第1巻(1) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 地域サービス7FB918.6オ1

【書籍】 三中信宏 『分類思考の世界 なぜヒトは万物を「種」に分けるのか』 講談社現代新書 2009.9

分類学の理論的系譜。生物分類についてだが、無機物である自然物の分類にも悩ましいものがいろいろとある。分類の基本は他と目立って区別がつく集団(まとまり)があるかどうかであろう。

(関連図書)
『系統樹思考の世界』

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新書大賞2010』 2009年私のイチオシ  中央公論社 2010.2
■ 所在
  市立461ミ

2010年10月5日火曜日

【書籍】 ファラデー 『ロウソクの科学』 岩波文庫 1956.9

内容は、結構、難しい。科学と言っても、化学。
寺田寅彦の茶の湯の方がいい。短いし、六角形がまたいい。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第2巻(1) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立(岩波92) 7FB430.4フ(角川89) 市立書庫(79) 

【書籍】 本橋哲也 『ポストコロニアリズム』 岩波新書 2005.1

著者の問題意識は、明らかに、日本人にとってのポストコロニアリズムであると思う。
ただ、その観点から著述が少なく、あまり、いい入門書とはなっていない。
また、アイヌを取り上げているが、日本内部においても、平安の時代からあるという意識があまりないのではないか。平安時代のことが意識にのぼる以上、戦国時代なんて、最近のこと。日本は、今や、ネーションステートだが、人々の意識を詳細に聞くと、いろいろある。
内なる他者の存在に気づいてほしい。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新書365冊』 第14章 文化  More  宮崎哲弥 2006.10
■ 所在
  県立 市立209モ 大学旧

2010年10月3日日曜日

【書籍】 武田泰淳 『ひかりごけ』 (マイベストミステリー第3巻) 文藝春秋 2003.10

いわゆる食人事件である。

(関連図書) 合田一道 『裂けた岬』

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『久我山中学(日本文学)の100冊』 第50番 
  『久我山高校(日本文学)の100冊』 第46番 
■ 所在
  県立 7FBタケ

【書籍】 葉山嘉樹 『セメント樽の中の手紙』(マイベストミステリー第3巻) 文藝春秋 2003.10

いわゆるプロレタリア文学らしい。
心にしみていく。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『佐藤優選の100冊』第66番 『21世紀図書館 必読の教養書200冊』 文藝春秋 2008.12
■ 所在
  県立(1975)

【書籍】 森昭雄 『ゲーム脳の恐怖』 生活人新書 2002.7

ゲームを常習者やソフトウェア開発者の脳波は、痴呆の人に同じ。
前頭葉の働きが弱い。
p.186-187 脳に必要な栄養素
必須アミノ酸(大豆、鶏卵、鶏肉、納豆)、ビタミンB6(牛肉、牛乳、レバー、マグロ)、ビタミンE(大豆油、米油、ゴマ油、小麦麦芽、玄米、大豆、アーモンド、ピーナッツ、レバー)、カルシウム(ひじき、煮干、干しエビ、海藻、牛乳、小魚、春菊、豆腐)、DHA(サバ、サンマ、イワシ)、その他(海藻、高野豆腐)

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新書がベスト 10冊で思考が、100冊で生き方が変わる』 1.自然科学 小飼弾 2010.6
■ 所在
  県立 7FS493.9モ

2010年10月2日土曜日

【書籍】 半藤一利 『昭和史 1926-1945』 平凡社 2004.2

国家総動員法は左翼の賛成で成立。左翼もナショナリズムというプリズムを通せば、意外に、国家主義と親和性があるのではないか。ドイツ、ソ連。
太平洋戦争における戦死者数が載っているが、半分以上が餓死したことが記載されていない。
戦争に至る過程での日本人気質の批判となっているが、兵隊に餓死・玉砕を命ずる軍部上部のエリート主義こそ解明していかなければならない。
2・26事件というクーデターの影響は思いのほか重く、軍部独走という戦争への道筋ができる契機だったとも言える。そして、著作を通じて影響を与えた北一輝の思想も検討されるべきか。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第5巻(3) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立'09 8F人文科学210.7ハ'09 市立210.7ハ'09

【書籍】 高橋昌一郎 『知性の限界 不可測性・不確実性・不可知性』 講談社現代新書 2010.4

理性の限界同様、てんこ盛り。ウィトゲンシュタインから、ポパー、人間原理まで。
(参考文献)

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新書がベスト 10冊で思考が、100冊で生き方が変わる』 6.哲学・思想・生き方 小飼弾 2010.6
■ 所在
  県立 7FS116タ 市立116タ

【書籍】 和田秀樹 『頭をよくする「使える100冊」』 PHP研究所 2009.8

週刊エコノミストに2001.6~2009.6に連載されたものから。
専門家(医者を含む)が多い。

ブックリスト

■ 所在   ★★★☆☆
  市立019ワ

【書籍】 田澤耕 『物語 カタルーニャの歴史 知られざる地中海帝国の興亡』 中公新書 2000.12

カタルーニャの歴史がよくわかる。
カタルーニャ語は、スペイン語の方言ではなく、ラテン語系のひとつの言語である。
スペインの歴史は、イスラム、フランクとその間のカタルーニャ等によって語られる。
歴史的には8世紀から登場し、当時の修道院も残っている。
1492年のスペインからのユダヤ人追放では、商業社会だったので、損失も大きかった。
近年は工業都市であり、グエルがガウディのスポンサーだった。

■ 所在   ★★★☆☆
 市民7FS236タ

2010年9月30日木曜日

【書籍】 ロジェ・カイヨワ 『遊びと人間』 岩波書店 1970.10

うーん。遊びって何かな。これが社会、社会制度にどう関係するのか。
少し、分析が足りないような。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第2巻(2) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 大学新104.C12大学旧

【書籍】 岩田規久男、宮川努編 『失われた10年の真因は何か』 東洋経済新報社 2003.6

紙上ディスカッションの形態をとっており、極めて興味深いが、いかんせん、内容を理解出来ない。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『使える経済書100冊』 5.日本型資本主義の限界 池田信夫 2010.4
■ 所在
  8F社会科学332.1ウ 大学332.1U93

2010年9月29日水曜日

【書籍】 佐藤優 『テロリズムの罠 右巻 忍び寄るファシズムの魅力』 角川oneテーマ21 2009.2

この本も、左巻に続き、はじめにとあとがきしか読んでいない。

新自由主義社会→資本主義社会→経済的格差(恐慌)→国家内部の統制の立て直し→外部へ敵をつくる→ファシズム

こんなスキームかと思う。肝は、外部に敵を作るファシズムが国家内部の混乱、矛盾を一見、解消してしまうことにあるのだろう。佐藤氏は、新自由主義社会では、個人がアトム化するとしたが、そのことが、やがて、社会不安を招き、国家を意識するファシズムに導かれるとは、実に皮肉である。
やはり、セイフティネットなり、社会的バッファーが重要かと思う。

■ 所在   ★★☆☆☆
  県立 7FS304サ

【書籍】 佐藤優 『テロリズムの罠 左巻 新自由主義社会の行方』 角川oneテーマ21 2009.2

内容は、はじめにとあとがきに尽きると思う。(それ以外に読んでいない。)

ソ連崩壊後、福祉国家から小さな国家(新自由主義社会)へ変化している。新自由主義社会では、資本主義の弱肉強食の性格が顕となり、格差社会、貧困者を生んでいる。
そうなると、テロリズムが発生する危険性が高くなる。
しかし、昭和の歴史を見れば、テロが発生すれば、却って、官僚が国家支配を強めることになる。

昭和の時代と現代の最大の違い。それは、原子力、太陽光のような、資源集約型エネルギーがあることであろう。エネルギーがavailableであれば、経済的に豊かな社会となりうる。
貧困の問題は、本当に貧困が問題なのだろうか?ロシア人の旧ソ連での生活(ダーチャなど)を考えると、ちょっと、違うのではないか。むしろ、故郷を持たないことが問題なのではないか。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『新書大賞2010』 2009年私のイチオシ  中央公論社 2010.2
■ 所在
  県立 7FS304サ

2010年9月28日火曜日

【書籍】 ルイス・トマス 『人間というこわれやすい種』 晶文社 1996.9

The Fragile Species by Lewis Thomas, 1992

地球上の歴史47億年。37億年前に生命の発生。人類は、その原始細胞の直系の子孫である。
また、生物は、共生によりネットワークを構成している。
人類は最後に出てきた未熟な種である。この先、生き延びるのか、絶滅するのか?

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第2巻(2) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 市立 大学490.4.Th5

2010年9月27日月曜日

【書籍】 佐々木俊尚 『電子書籍の衝撃 本はいかに崩壊し、いかに復活するか?』 ディスカヴァー21 2010.4

電子書籍 iTunesの今、今後について。
素敵なのは、自分でISBNを入手すれば、自費出版ならぬ、セルフパブリッシング(初期投資必要なし)が可能となること。まあ、これに、編集経費を加えると、結構、高くつくのかな?
惜しむらくは、電子書籍と青空文庫やGutenberg Projectの関係性、将来性もほしかったな。

■ 所在   ★★☆☆☆
  8F一般調査023サ 市立023サ

2010年9月26日日曜日

【書籍】 プーシキン 『スペードの女王・ベールキン物語』 岩波文庫 1967.5

スペードの女王は最後の場面転換であっと驚く怪奇小説。
ベールキン物語は短編5種。いずれも、最後の場面転換の美しさに妙がある。

小説は、当時の事柄も含めて読まないと本当は読めないな。なんとなく、結局はあらすじを追っている。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第1巻(2) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  県立 9F 大学旧

【書籍】 務台理作 『現代のヒューマニズム』 岩波新書 1961.6

ヒューマニズムには、共感としてのヒュー、態度としてのヒュー、思想としてのヒューがあるという。行動の可能性が含まれて、初めて、思想としてのヒューマニズムといえる。そうなんだよな。『ニッポンの思想』を読んで、あれが思想なのかと思ったのはきっとこれだ。

現代のヒュー、すなわち、人類のヒューは、人類の幸福のために人類共同体の形成されることが大切だが、そのためには、世界の平和、そのためには、民族の独立が必要。
人類の幸福って、だいたい、皆同じことを考えているのだな。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『佐藤優選の100冊』第24番 『21世紀図書館 必読の教養書200冊』 文藝春秋 2008.12
■ 所在
  県立 7FS151.5ム 大学旧080.2.620

【書籍】 山本由美子 『マニ教とゾロアスター教』(世界史リブレット) 山川出版社 1998.4

どちらも大きな影響を与えた宗教。
二元論(善と悪、魂と物質)、グノーシス(隠れた知識)
ゾロアスターはキリスト教をはじめ多くの影響を与えたという。

ブックリスト

■ 所在   ★★★☆☆
  大学168.9.Y31

【書籍】 松岡正剛 『松岡正剛の書棚 松丸本舗の挑戦』 中央公論社 2010.7

丸善・丸の内本店の4階に展開した松岡ワールドの紹介

ブックリスト

■ 所在   ★★★☆☆
  市民020.4マ

2010年9月25日土曜日

【書籍】 カポーテ 『遠い声、遠い部屋』 新潮社 1955.4

Other Voices, Other Rooms by Truman capote

傷つきやすい少年が自我を発見するまでの内的葛藤。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『松岡正剛の書棚』 第1巻(1) 中央公論新社 2010.7
■ 所在
  9FB 市立書庫

【書籍】 佐野眞一 『鳩山一族 その金脈と血脈』 文春新書 2009.11

鳩山兄弟を支えるブリジストン株。鳩山4代。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新書大賞2010』 年間ベスト21以下 中央公論社 2010.2
■ 所在
  8F人文科学288.3イ 市立288サ

【書籍】 佐々木敦 『ニッポンの思想』 講談社現代新書 2009.7

80年代以降の日本の思想に焦点をあてる。だけど、彼らは思想家なのだろうか?
エンターテイメントとしてしか、捉えられないな。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新書大賞2010』 年間ベスト第17位 中央公論社 2010.2
■ 所在
  7FS121.6サ 市立121.6サ

2010年9月24日金曜日

【書跡】 ロバート・スティネット 『真珠湾の真実 ルーズベルト欺瞞の日々』 文藝春秋 2001.6

ルーズベルトは、暗号解読により真珠湾攻撃を事前に知っていたばかりではなく、日本軍を戦争行為に導くために様々な工作をしたという。
マッカラム少佐は、1940年10月段階で、すでに、早い段階での米国の参戦が日本による独伊支援を防ぎ、かつ、海上封鎖で日本が早い段階で崩壊することを予測し、書簡としてルーズベルトの顧問に提案していた。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『実践! 多読術』 ミステリーのようなノンフィクション編 成毛眞 2010.7
■ 所在
  県立 8F人文科学253.0ス 市立書庫


2010年9月23日木曜日

【書籍】 ジョルジュ・ミノワ 『悪魔の文化史』 文庫クセジュ 2004.7

神と悪魔はおもとだち。悪魔がいてこその神聖さ。
闇があって、はじめて光がある。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新書365冊』 第14章 文化  More  宮崎哲弥 2006.10
■ 所在
  県立 大学旧

【書籍】 荻原浩 『押入れのちよ』 新潮社 2006.5

日常に潜むホラー。

■ 書籍情報入手先    ★★☆☆☆
  『2010 新潮文庫の100冊』
■ 所在
  県立 7F日本文学オキ 県立 7F日本文学オギ

【書籍】 高橋久仁子 『「食べもの神話」の落とし穴』 ブルーバックス 2003.9

食品の効果について思考停止に陥らないために。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新書365冊』 第10章 生きる・死ぬ More  宮崎哲弥 2006.10
■ 所在
  県立 市立書庫

【書籍】 向田邦子 『思い出トランプ』 新潮社 1980.12

淡々とした語り口の中に濃い人生が。

■ 書籍情報入手先    ★★☆☆☆
  『2010 新潮文庫の100冊』
■ 所在
  県立 7F日本文学ムコ 市立書庫 

【書籍】 李登輝 『武士道解題』 小学館 2003.4

新渡戸稲造の武士道の解説であり、李登輝の精神的自伝でもあり、日本と台湾の関係である。
台湾人である李登輝が日本語で武士道を解説する。
内容は、旧制高等学校の教養主義に満ちているが、年齢的にもそんなものであろう。

■ 書籍情報入手先    ★★★☆☆
  『京都大学新入生推薦本』 第24番
■ 所在
  8F人文156ニ 県立

2010年9月22日水曜日

【書籍】 林成之 『脳に悪い7つの習慣』 幻冬舎新書 2009.9

1.脳の本能を磨く
2.感性を磨き、理解力を高める
3.達成率を上げる
4.独創的な思考力を発揮する
5.記憶力を高める
6.空間認知能を鍛える
7.人間性を磨き、コミュニケーション力を高める

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新書大賞2010』 年間ベスト21以下 中央公論社 2010.2
■ 所在
  県立 7FS491.3ハ 市立491ハ

【書籍】 永江朗 『いまどきの新書 12のキーワードで読む137冊』 原書房 2004.12

週刊朝日上で新書漂流という連載のまとめ

ブックリスト

■ 所在   ★★☆☆☆
  市立019ナ

【書籍】 津野田興一 『世界史読書案内』 岩波ジュニア新書 2010.5

高校教師による背伸びした世界史を理解するための読書案内

ブックリスト

■ 所在   ★★☆☆☆
  市立081イ655

【書籍】 高安秀樹 『経済物理学の発見』 光文社新書 2004.9

様々な物理現象とそれに潜む法則から市場など経済現象を解明する。
これは、目からウロコの良書である。一読を勧めたい。

参考文献

■ 書籍情報入手先   ★★★★☆
  『使える経済書100冊』 2.市場というメカニズム 池田信夫 2010.4
■ 所在
  7FS331.1タ

【書籍】 本間義人 『居住の貧困』 岩波新書 2009.11

生存権としての居住する権利。都会ではそれがままならぬ人々がいる。
ただ、これは、居住というより、雇用を含む社会制度の問題でもある。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新書大賞2010』 永江朗さんのベスト5 中央公論社 2010.2
■ 所在
  県立 7FS365.3ホ 市立365ホ 大学旧書庫

【書籍】 バートマン・マルキール 『ウォール街のランダム・ウォーカー 新版』 日本経済新聞社 2004.4

初版1973年の超ロングセラー。
株式はインデックス型ファンドを推薦している。自分で株式を探すにしても、株価が高くない有望株を探すべきとしている。なるべく取引回数は減らすべき。

50代半ばのアセット
 現金5%(マネー・マーケットファンド or 短期債券ファンド)
 債権37.5%(ゼロ・クーポン財務省証券、ノー・ロードのファンドや債権、インフレ・ヘッジ条項付き国債
 株式45%(小型成長株を中心にアメリカ75%、振興市場を含む外国25%)
 不動産12.5%(各種投資信託)

思ったより現金が少ないな。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『使える経済書100冊』 8.教科書で理解する 池田信夫 2010.4
■ 所在
  県立 M9階

【書籍】 川北稔 『砂糖の世界史』  岩波ジュニア新書 1996.7

国際商品である砂糖から見た近代の世界史。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『岩波ジュニア新書タートライン15ステップアップ15』 スタートライン第12番 2009.4
■ 所在
  市立081イ276

2010年9月20日月曜日

【書籍】 マーヴィン・ミンスキー 『心の社会』 産業図書 1990.7

うーん。よくわからない。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  「立花隆選の100冊」第13番 (『教養書200冊』 2008.12
■ 所在
  県立 市立書庫

【書籍】 城繁幸 『若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来』 光文社新書 2006.9

新採用が減れば、年功序列が成り立たないにもかかわらず、それが維持されている。
そうなれば、新採用は年寄りの給料分を稼いだり、上が詰まっているので、うだつがあがらず、給与もあがならないことになる。これでは、3年でやめざるをえない。
また、組合も既得権を確保することとなり、若年者が犠牲になる。

■ 書籍情報入手先    ★★★☆☆
  『京都大学新入生推薦本』 第39番
■ 所在
  県立

【書籍】 中山茂 『大学生になるきみへ-知的空間入門』 岩波書店 2003.11

自発的に自ら問いを発し、調べ、考えてみよう。
著者は理系であり、随所に出てくる。最初の日本の教養主義に部分だけでも結構よくわかる。

■ 書籍情報入手先    ★★☆☆☆
  『京都大学新入生推薦本』 第27番
■ 所在
  9FY15 県立

【書籍】 ジャン・コクトー 『恐るべき子供たち』 求龍堂 1995.8

本書は、コクトーの恐るべき子供たちのための六十デッサンとの組み合わせである。
でも、よくわからない本。

■ 書籍情報入手先    ★☆☆☆☆
  『発見!角川文庫2010』 ふるえる
■ 所在
  7FB953コ 県立(全集3) 市立953コ

【書籍】 ジャレド・ダイアモンド 『人間はどこまでチンパンジーか? 人間進化の栄光と翳り』 新曜社 1993.10

人間とチンパンジーの類似点を探る。
ジェノサイドはチンパンジーもするし、人間も古代から行っている。

(日本語文献紹介)

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  「立花隆選の100冊」第22番 (『教養書200冊』 2008.12
■ 所在
  県立

2010年9月19日日曜日

【書籍】 門倉貴史 『イスラム金融入門 世界マネーの新潮流』 幻冬舎新書 2008.5

イスラム金融は利子をとらないと聞いており、どうやってやるのかが疑問だったが、この本でわかった。
例えば、銀行が商品を買って顧客にマージンを加えて売るが、支払いは後になったり、リースになったりなど。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新書がベスト 10冊で思考が、100冊で生き方が変わる』 4.経済 小飼弾 2010.6
■ 所在
  7FS338.9カ

2010年9月18日土曜日

【書籍】 小山鉄郎、白川静 『白川静さんに学ぶ漢字は楽しい』 共同通信社 2006.12

お薦めの一冊。漢字の成り立ちが実にわかりやすい。

(著作)
白石さんに学ぶ漢字は怖い
白石さんと遊ぶ漢字百熟語 PHP新書
漢字 岩波新書
常用字解
漢字百話 中公新書

■ 書籍情報入手先    ★★★☆☆
  『2010 新潮文庫の100冊』
■ 所在
  県立 6F知るY28 市立821シ

【書籍】 嶺重愼 『宇宙と生命の起源 ビッグバンから人類誕生まで』 岩波ジュニア新書 2004.7

宇宙論などについてコンパクトにまとめている。薦めたい。

■ 書籍情報入手先    ★★★☆☆
  『京都大学新入生推薦本』 第47番
■ 所在
  6F知るY24 市立IW081イ477

2010年9月17日金曜日

【書籍】 門倉貴史 『派遣のリアル』 宝島新書 2007.8

派遣社員の賃金を見ると、ピンハネ率が1/4~1/3である。また、1日あたり賃金が概ね1万~1万5千円(2005年度)。確かに、このピンハネ率なら二重派遣は問題だと思う。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新書がベスト 10冊で思考が、100冊で生き方が変わる』 2.現代社会 小飼弾 2010.6
■ 所在
  7FS366.8カ

【書籍】 仲正昌樹 『今こそアーレントを読み直す』 講談社現代新書 2009.5

これは良書である。ぜひ、多くの人に読んでほしい。
要は、思考停止状態が全体主義を生むというもの。
ヨーロッパの歴史は、反ユダヤ主義→帝国主義→全体主義の流れ。

(参照文献)
・フロム 自由からの逃走
・ハイエク 隷従への道
・アーレント 全体主義の起源
・アーレント 『イェルサレムのアイヒマン』
・アーレント 人間の条件
・分析哲学 フレーゲ、カルナップ、ウィトゲンシュタイン、ラッセル
・解釈学 ハイデガー、ガダマー(真理と方法)
・仲正 <隠れたる神>の痕跡 世界書院 2000
・佐々木ほか編 公共哲学<3> 日本における公と私 東京大学出版会 2002
・佐伯啓思ほか編著 共和主義ルネサンス NTT出版 2007
・中村雄二郎 共通感覚論 岩波現代文庫 2000
・アーレント 精神の生活 カント批判(?)

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『新書大賞2010』 年間ベスト第21位以下 中央公論社 2010.2
■ 所在
  7FS311.2ナ 市立311ナ

【書籍】 青木冨貴子 『731』 新潮社 2005.8

新しく発見された元石井隊長の戦後のノートをもとに。
731部隊の活動よりは、戦後における占領軍の戦犯免責の裏舞台にせまる。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『実践! 多読術』 社会派ノンフィクション編 成毛眞 2010.7
  「立花隆選・文庫&新書百冊」 第4番 『ぼくらの頭脳の鍛え方』 2009.10
■ 所在
  県立 8F人文科学210.7ア

2010年9月16日木曜日

【書籍】 辰巳渚 『「捨てる!」技術』 宝島新書 2005.12

逆転の発想。より良く整理するより前に、より良く捨てる。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『新書がベスト 10冊で思考が、100冊で生き方が変わる』 3.情報・ビジネス 小飼弾 2010.6
■ 所在
  県立 7FS597.5タ 市立書庫

【書籍】 山岸俊男 『日本の「安心」はなぜ、消えたのか 社会心理学から見た現代日本の問題点』 集英社 2008.2

安心社会は,メンバー同士の相互監視や制裁を通じて不確実さを解消していく。村社会。悪い評判を得ないようにする。
信頼社会は自らの責任で、リスクを覚悟で他者と人間関係を積極的に結んでいく。欧米の社会。良い評判を得ようとする。
日本はかつて安心社会であったが、今は、後者を目指すべきとしている。
何でも行政頼みは問題としている。正直者やポジティブな評価を得た人がトクをする社会にすべきとしている。
さらに、心理実験で実は日本人の方がアメリカ人よりも個人主義であることを明らかにしている。あくまでも、社会でうまく立ちまわるにはどう振舞えばいいと思われているかを行動規範にしている。
一読を薦めたい。

(参考文献)
ジェイコブス 市場の倫理 統治の倫理 日経ビジネス人文庫

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『使える経済書100冊』 5.日本型資本主義の限界 池田信夫 2010.4
■ 所在
  8F社会科学361.4ヤ

【書籍】 佐藤可士和 『佐藤可士和のクリエイティブシンキング』 日本経済新聞社 2010.6

超整理術に続く著作。
コミュニケーションの重要性。説得よりは共感を。
リアリティが大事。コンテンツよりコンテキスト。
オンとオフのリンク。

■ 所在   ★★★☆☆
  8F141.5サ

【書籍】 八代嘉美 『iPS細胞 世紀の発見が医療を変える』 平凡社新書 2008.7

図が多く分かりやすい。iPS細胞について知りたい方には勧めたい。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『新書がベスト 10冊で思考が、100冊で生き方が変わる』 1.自然科学 小飼弾 2010.6
■ 所在
  県立 大学491.11.Y61

【書籍】 宮台真司 『日本の難点』 幻冬舎新書 2009.4

議論の前提となる概念が今ひとつわからない。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新書大賞2010』 年間ベスト第10位 中央公論社 2010.2
■ 所在
  県立

2010年9月14日火曜日

【書籍】 今中忠行 『微生物と共生しよう パワフル微生物の応用』 化学同人 2006.12

非常にコンパクトにまとめられた微生物の世界

(参考書)
微生物工学入門 朝倉 1991 基礎と応用に関する入門書
バイオテクノロジーQ&A 科学技術社 1989 バイオの実際についてのQ&A集
微生物利用の大展開 エヌ・ティー・エス 2002 集大成
微生物の世界 筑波出版会 2006 写真集
醗酵ハンドブック 共立出版 2001 
ゲノミクス・プロテオミクスの新展開 エヌ・ティー・エス 2004 生物情報解析の集大成
バイオテクノロジーの基本技術 丸善 2006 バイオテクノロジーからバイオインフォマティクスまでの総まとめ

■ 書籍情報入手先    ★★☆☆☆
  『京都大学新入生推薦本』 第53番
■ 所在
  県立

【書籍】 古関彰一 『憲法九条はなぜ制定されたか』 岩波ブックレット 2006.4

天皇を極東裁判の被告人リストに載せ、戦争責任を問う国際的圧力の高まりの中で、その回避に向けた対応として、戦争の放棄、象徴天皇制を謳う新たな憲法が制定された

■ 書籍情報入手先    ★★★☆☆
  『京都大学新入生推薦本』 第52番
■ 所在
  県立

【書籍】 鈴木亘 『だまされないための年金・医療・介護入門』 東洋経済新報社 2009.2

FP2級は持っているので、年金・医療等の制度概要については知っているが、本書は制度設計の観点から書いているので、とてもわかりやすく勉強になった。

(読書ガイド)
次に読むべき本
西沢和彦 年金制度は誰のものか 日本経済新聞出版社 2008
小塩隆士 人口減少時代の社会保障改革 日本経済新聞社 2005

各章の補足
加藤久和 人口経済学 日経文庫 2007 人口学・人口経済学のエッセンス
◯野、田中 はじめての社会保障 有斐閣アルマ 2008 制度解説(常に最新)
高山憲之 信頼と安心の年金改革 東洋経済新報社 2004 年金制度の解説、年金改革
駒村康平 年金はどうなる 岩波書店 2003 同上
池上直己 医療問題 日経文庫ベーシック 2006 医療保険・介護保険の入門
◯ 「改革」のための医療経済学 メディカ出版 2006 同上
西村周三 医療と福祉の経済システム ちくま新書 1997 医療保険
八田、小口 年金改革論 日本経済新聞社 1999 年金
八田達夫 ミクロ経済学Ⅰ プログレッシブ経済学シリーズ 東洋経済新報社 2008 経済学の社会保障問題への応用例を含んだ入門書の決定版
小塩隆士 社会保障の経済学 日本評論社 2005 社会保障の経済学の本格本

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『使える経済書100冊』 5.日本型資本主義の限界 池田信夫 2010.4
■ 所在
  8F社会科学364 市立BM書庫

【書籍】 三浦展 『下流社会 新たな階層集団の出現』 光文社新書 2005.9

戦後日本の社会ほど、階級差が少ない社会はない。これが普通の社会ではない。
それに、階層、階級だって、経済だけではない。何かあたりまえのように思えるのだが。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新書365冊』 7.社会・会社 More  宮崎哲弥 2006.10
■ 所在
  県立 7FS361.8ミ 大学361.8Mi67

2010年9月13日月曜日

【書籍】 松井彰彦 『高校生からのゲーム理論』 ちくまプリマー新書 2010.4

わかりやすい本。一読を薦める。

(推薦図書)
中山幹夫、武藤滋夫、船木由喜彦編 ゲーム理論で解く 有斐閣 2000 ゲーム理論の拡がり
梶井厚志、松井彰彦編 ミクロ経済学 戦略的アプローチ 日本評論社 2000 経済学への応用
ノイマン、モルテンシュテルン ゲームの理論と経済行動 ちくま学芸文庫 2009 ゲーム理論のそもそも
岡田章 ゲーム理論 有斐閣 1996 大学院レベル

(著作)
慣習と規範の経済学 東洋経済新報社
市場の中の女の子 PHP研究所

■ 所在   ★★★☆☆
  6FY230 市立331マ

【書籍】 田中克彦 『ノモンハン戦争 モンゴルと満州国』 岩波新書 2009.6

1939年のノモンハン戦争は、モンゴルの地において日ソが戦った。双方2万人程度の犠牲だった。
モンゴル兵自体は、その戦争での犠牲は少なかったが、その一方で、ソ連により2万人が国家反逆罪で処刑されている。
これは、ソ連がモンゴルの独立を恐れたため。どうような運命にたどった少数民族がチェンチェンを含め、多数ある。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『新書大賞2010』 年間ベスト第5位 中央公論社 2010.2
■ 所在
  県立 7FS210.7タ 市立210.7タ 大学旧書庫

2010年9月12日日曜日

【書籍】 柳広司 『トーキョー・プリズン』 角川書店 2006.3

巣鴨プリズンを舞台にしたミステリー?小説。

■ 書籍情報入手先    ★★★☆☆
  『発見!角川文庫2010』 ふるえる
■ 所在
  県立 7F日本文学ヤナ 市立913.6ヤナ

【書籍】 森絵都 『つきのふね』 講談社 1998.7

傷つきやすい心が描かれている。

■ 書籍情報入手先    ★★★☆☆
  『発見!角川文庫2010』
■ 所在
  県立 7F児・文学Jモ 市立J913.6モ

【書籍】 赤川次郎 『 一億円もらったら』 新潮社 1998.1

様々な人間模様。

■ 書籍情報入手先    ★★☆☆☆
  『2010 新潮文庫の100冊』
■ 所在
  県立 7F日本文学アカ 市立913.6アカ

2010年9月11日土曜日

【書籍】 原武史 『松本清張の「遺言」 『神々の乱心』を読み解く』 文春新書 2009.6

松本清張の遺作である『神々の乱心』について、昭和天皇の皇室をめぐる情勢も併せて解説している。2.26事件当時、昭和天皇の母親は天皇よりも弟を溺愛していたという。また、弟は2.26事件の首謀者とも近かったという。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『新書大賞2010』 2009年私のイチオシ 中央公論社 2010.2
■ 所在
  7FSマツ

【書籍】 アブナー・グライフ 『比較歴史制度分析』 NTT出版 2009.12

中世のイスラム社会の経済分析をゲーム理論等により分析。
残念ながら、こちらが読めるレベルに達していない。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『使える経済書100冊』 7.賢者は歴史に学ぶ 池田信夫 2010.4
■ 所在
  県立

【書籍】 青木秀和 『「お金」崩壊』 集英社新書 2008.4

前半は、国の借金について、明治政府が旧幕藩体制から引き継いだ借金の話、
中央銀行創設の話など興味深い。
ただ、後半、エネルギーとか話になると、一転して、?が連続する。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『弾言 成功する人生とバランスシートの使い方』 小飼弾、山路達也 2008.10
■ 所在
  所有(読後、青森市民図書館に寄贈)

【書籍】 中沢けい 『楽隊のうさぎ』 新潮社 2000.6

いまひとつ。

■ 書籍情報入手先    ★☆☆☆☆
  『2010 新潮文庫の100冊』
■ 所在
  県立 市立913.6ナカ

【書籍】 山口淑子 『「李香蘭」を生きて 私の履歴書』 日本経済新聞社 2004.12

満映(満州映画協会)で中国の女優(李香蘭)として映画が出ていた半生を語る。戦後、捕まって川島芳子同様銃殺されそうになったが、日本の国籍があることで釈放に。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『実践! 多読術』 人物伝編  成毛眞 2010.7
■ 所在
  県立 市立778ヤ

【書籍】 竹内洋 『教養主義の没落 変わりゆくエリート学生文化』 中公新書 2003.7

旧制高校の教養主義が変化してきた。

■ 書籍情報入手先   ★☆☆☆☆
  『新書365冊』 1.教養  Best&Better  宮崎哲弥 2006.10
■ 所在
  7FS377.9タ 市立377タ

2010年9月10日金曜日

【書籍】 瀧井一博 『文明史のなかの明治憲法 この国のかたちと西洋体験』 講談社 2003.12

constitution は憲法というより国のかたち。明治の元老は憲法の条文をモノマネしようとしたのではなく、西洋に受け入れられるような日本の国のかたちを考え、憲法をつくった。
一読を薦めたい。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『使える経済書100冊』 7.賢者は歴史に学ぶ 池田信夫 2010.4
■ 所在
  県立

【書籍】 米澤穂信 『ボトルネック』 新潮社 2006.8

そこそこ読めるが、いまひとつ。

■ 書籍情報入手先    ★☆☆☆☆
  『2010 新潮文庫の100冊』
■ 所在
  県立 7F日本文学ヨネ 市立913.6ヨネ

【書籍】 吉村仁 『素数ゼミの謎』 文藝春秋 2005.7

アメリカには、17年周期、13年周期の蝉がいるという。その理由は。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『実践! 多読術』 科学読み物編 成毛眞 2010.7
■ 所在
  県立 市立J486ヨ

2010年9月9日木曜日

【書籍】 トレイシー・ウイルキンソン 『バチカン・エクソシスト』 文藝春秋 2007.5

キリスト教の神父が今でも悪魔祓いをしている。
訳者によると、映画エクソシストは、司祭が端役を演じている他、内容についてもアドバイスも得ていたという。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『実践! 多読術』 社会派ノンフィクション編  成毛眞 2010.7
■ 所在
  県立 8F人文科学198.2ウ 市立198ウ

【書籍】 三中信宏 『系統樹思考の世界 すべてはツリーとともに』 講談社現代新書 2006.7

生物進化学など、系統の方法に関する学問、推論(アブダクション)について。良書である。一読を薦める。


■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  「立花隆選・文庫&新書百冊」 第75番 『ぼくらの頭脳の鍛え方』 2009.10
■ 所在 
  市立401ミ

【書籍】 ジェーン・グドール 『心の窓 チンパンジーとの30年』 どうぶつ社 1994.5

チンパンジーとの交流30年のまとめ。

■ 書籍情報入手先    ★★☆☆☆
  『京都大学新入生推薦本』 第13番
■ 所在
  8F自然489.9ク 市立書庫489グ

【書籍】 ジョージ・ソロス 『ソロスの講義録 資本主義の呪縛を超えて』 講談社 2010.6

なかなかおもしろい本である。現実とは客観的なのか、そうあってほしいものなのか、捏造しうるものなのか?
カール・ポパーの弟子というのも気に入った。

■ 所在   ★★★☆☆
  8FN338.1ソ

【書籍】 林春男 『12歳からの被災者学 阪神・淡路大震災に学ぶ78の知恵』 日本放送出版協会 2005.1

大震災に遭遇した場合の知恵。
NTTの災害伝言ダイアル 171(いない)
コピー2部(通帳での名前・口座等、免許証)。手持ち及び遠隔地に保管。

■ 書籍情報入手先    ★★☆☆☆
  『京都大学新入生推薦本』 第10番
■ 所在
  7F児・調べるJ36シ、市立J369ジ

【書籍】 林春男 『いのちを守る地震防災学』 岩波書店 2003.6

地震の防災学。

■ 書籍情報入手先    ★★☆☆☆
  『京都大学新入生推薦本』 第9番
■ 所在
  8F社会科学369.3ハ 県立

2010年9月8日水曜日

【書籍】 松野弘 『大学生のための知的勉強術』 講談社現代新書 2010.4

大学の先生の選び方(情報入手)について記述している点が目新しい。
研究者情報は http://read.jst.go.jp

(推薦図書・参考文献)

■ 所在   ★★☆☆☆
  7FS377.1マ

【書籍】 増田英彦他 『情報科学入門 Rubyを使って学ぶ』 東京大学出版会 2010.6

大学1年生向け。ようやくRubyを使ってが出ててきたという感じ

■ 所在    ★★★☆☆
  市立007ジ

【書籍】 武井弘一 『鉄砲を手放さなかった百姓たち 刀狩りから幕末まで』 朝日新聞社 2010.6

獣(猪、鹿)の害を防ぐため、村には鉄砲が必要だった。
鷹の餌となる小鳥の確保のため、鷹場では鳥への発泡は禁じられていた。
鉄砲は管理されていた。(猟師は鉄砲所持が認められていたが、それ以外でも全面禁止ではなかった。)
■ 所在   ★☆☆☆☆
  8F210.5タ

【書籍】 西村三郎 『リンネとその使徒たち 探検博物学の夜明け』 朝日選書 1997.11

リンネ及びその3人の弟子による博物学のための探検の紹介。
リンネの命名法の意義については、
西村三郎 未知の生物を求めて 平凡社
西村氏は弘前出身。

■ 書籍情報入手先    ★☆☆☆☆
  『京都大学新入生推薦本』 第55番
■ 所在
  8F自然460.2ニ 市立460ニ

【書籍】 河合隼雄 『中年クライシス』 朝日新聞社 1993.5

文学作品を通じての中年心理学

夏目漱石 門 人生の四季 県立 7FBナツ 
山田太一 『異人たちとの夏』 四十の惑い
広津和郎 神経病時代 入り口に立つ 県立 7F書庫 大学918.6.N77.40
大江健三郎 人生の親戚 心の傷を癒す 県立 7F書庫 8階壁書架918.6オ9 市立書庫 
安部公房 『砂の女』 砂の眼
円地文子 妖 エロスの行方 県立 9F 
中村真一郎 恋の泉 男性のエロス 県立 市立書庫 大学918.6.Sh61.30
佐藤愛子 凪の光景 二つの太陽 県立 7F書庫 市立書庫 
谷崎潤一郎 蘆刈 母なる遊女 県立 9F 
本間洋平 家族ゲーム ワイルドネス 9F 市立書庫
志賀直哉 転生 夫婦の転生 県立 8階壁書架918.6シ5 大学旧書庫
夏目漱石 道草 自己実現の王道 県立 9F 大学918.6.N77.24


■ 所在    ★★☆☆☆
  議会図書室

【書籍】 米澤貞次郎、永田親義 『ノーベル賞の周辺 福井謙一博士と京都大学の自由な学風』 化学同人 1999.10

福井門下生の二人のノーベル賞受賞となったフロンティア理論の誕生を語る。
京都大生に伝える書。

■ 書籍情報入手先    ★☆☆☆☆
  『京都大学新入生推薦本』 第31番
■ 所在
  8F自然430.7ヨ

【書籍】 松本清張 『点と線』(松本清張傑作選 時刻表を殺意が走る 原武史オリジナルセレクション) 新潮社 2009.5

時刻表トリック。二重にも三重にも困難なトリック。ただ、終わりの方がちょっと端折り過ぎかな。

■ 書籍情報入手先    ★★★☆☆
  『2010 新潮文庫の100冊』
■ 所在
  県立 9F 市立913.6マツ

【書籍】 サリンジャー 『ナイン・ストーリーズ』 ヴィレッジブックス 2009.3

かったる小説。よくわからない。

■ 書籍情報入手先    ★☆☆☆☆
  『2010 新潮文庫の100冊』
■ 所在
  県立 7FB933サ8F海外資料W933S 市立933サ

【書籍】 リチャード・パイプス 『共産主義が見た夢』 ランダムハウス講談社 2007.2

Communism: A History by Richard Pipes

共産主義の歴史を簡明に。一読を勧める。

資本主義から共産主義に。資本主義はヨーロッパに。
従って、ソ連がドイツがヨーロッパを蹂躙するのを黙認していた。
かつ、世界での共産主義運動に手を貸していた。
共産主義が失敗した理由はわかるが、マルクスをどう読むのか。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『使える経済書100冊』 7.賢者は歴史に学ぶ 池田信夫 2010.4
■ 所在
  県立

2010年9月7日火曜日

【書籍】 北康利 『白洲次郎 占領を背負った男』 講談社 2005.8

白洲次郎の伝記である。よくまとめられているとは思うが、臨場感がいまひとつ。
なお、本書によれば、通産省は戦前の商工省の後身ではなく、次郎がつくたったとしている。輸出産業を育成するためである。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『実践! 多読術』 人物伝編 成毛眞 2010.7
■ 所在
  県立 8F人文科学289.1シ 市立289シ

【書庫】 トニー・ジャット 『ヨーロッパ戦後史』(上・下) みすず書房 2008.3

第二次世界大戦以降のヨーロッパ(ソ連を含む)の歴史。
プロローグにある、現代ヨーロッパへの入場券はホロコーストを認めることとある。
さて、日本は?
また、ソ連は分裂し、ヨーロッパは統合へ。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『使える経済書100冊』 7.賢者は歴史に学ぶ 池田信夫 2010.4
■ 所在
  県立 市立230ジ1,2 大学230.7J89.1-2

【書籍】 海堂尊 『ジーン・ワルツ』 新潮社 2008.3

産婦人科医と代理母の話。

■ 書籍情報入手先    ★☆☆☆☆
  『2010 新潮文庫の100冊』
■ 所在
  県立 7F日本文学カイ 市立913.6カイ

2010年9月6日月曜日

【書籍】 山藤章二 『似顔絵』 岩波新書 2000.5

山藤章二の似顔絵論。なかなかおもしろい。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『新書がベスト 10冊で思考が、100冊で生き方が変わる』 7.文化・ことば 小飼弾 2010.6
■ 所在
  県立 市立書庫 大学旧

【書籍】 大河内直彦 『チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る』 岩波書店 2008.11

気候変動をめぐる海洋科学の研究の紹介。良書である。一読をすすめる。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『実践! 多読術』 科学読み物編  成毛眞 2010.7
■ 所在
  県立 8F自然科学451.8オ 市立451オ

【書籍】 渡辺京二 『北一輝』 朝日新聞社 1978.11

社会主義社会の実現を夢見た北一輝評伝。

■ 書籍情報入手先   ★★☆☆☆
  『使える経済書100冊』 7.賢者は歴史に学ぶ 池田信夫 2010.4
■ 所在
  県立 市立書庫289キ 大学新書庫309.5.Ki61

【書籍】 片山一道 『古人骨は生きている』 角川書店 2002.9

骨屋つれづれ。
(本)
ギデオン・オリバー シリーズ (アーロン・エルキンズ)
われらの父の父 ヴェルベール
烈風 フランシス
キャプテンジェームス・クックの生涯 ビーグルホール
白骨は語る ジョイス、ストーバー

■ 書籍情報入手先    ★★☆☆☆
  『京都大学新入生推薦本』 第3番
■ 所在
  8F自然469.4カ

【書籍】 城山三郎 『指揮官たちの特攻 幸福は花びらのごとく』 新潮社 2001.8

著者自身、17歳で志願し、海軍経験がある。
特攻隊のなかでも指揮官のクラスの話。
一億玉砕という発想は一体どこから生まれてくるのか。

■ 書籍情報入手先    ★★☆☆☆
  『2010 新潮文庫の100冊』
■ 所在
  県立 7F日本文学シロ 市立913.6シロ

2010年9月5日日曜日

【書籍】 井上ひさし 『ブンとフン』 汐文社 1998.11

児童書に分類されるが、世の中の権威を皮肉っているようだ。

■ 書籍情報入手先    ★★☆☆☆
  『2010 新潮文庫の100冊』
■ 所在
  県立 9F

【書籍】 マーシャ・ガッセン 『完全なる証明 100万ドルを拒否した天才数学者』 2009.11

ポアンカレ予想を証明したペレルマンの話。著者は、ペルマンと同世代であり、旧ソ連で数学学校に学んでいる。
既存のペレルマンの本とは異なり、旧ソ連の数学教育がどうであったかという文脈の中でペレルマンについて触れている。
一読をすすめる。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『実践! 多読術』 科学読み物編 成毛眞 2010.7
■ 所在
  県立 8F人文科学289.3ヘ 市立289ペ

2010年9月4日土曜日

【書籍】 村井哲之 『コピー用紙の裏は使うな! コスト削減の真実』 朝日新書 2007.3

コスト削減についての実践的本。
コピー経費は紙代よりもカウンター代(1枚いくらの契約)の方が高く、裏面利用は時間がかかるし、仕事の混乱も招きかねないし、トータルではプラスになるのか、ということらしい。

■ 所在    ★★☆☆☆
  議会図書室

【書籍】 吉川尚宏 『ガラパゴス化する日本』 講談社現代新書 2010.2

『2015 年の日本』及び『2015年の決済サービス』をベースにしている。
医療サービスもガラパゴス化している。
東京大学の名誉教授の開原氏は,日本人の人口が減少する中で外国人を積極的に受け入れるべきと主張。(開原成允 外国人患者の診療を進めよ 日経 2009.6.22)
タイ、シンガポール、韓国は外国人の受入れに積極的。
病院の国際的な認証評価機構にJCIがあり、シンガポールでは15、インド13、タイ7、台湾7、中国5、マレーシア3の病院が認証を受けているが日本では、千葉県鴨川市亀田総合病院ただひとつ。
ゲームのルール(デファクトスタンダード)を作る能力、ルールづくりに参加できることが必要。

■ 所在    ★★☆☆☆
  議会図書室

【書籍】 原英史 『官僚のレトリック 霞が関改革はなぜ迷走するのか』 新潮社 2010.5

通産省のキャリアで行政改革などに従事。政策コンサルティング業を営む。
内容は公務員改革の話なのだが、おしむらくは、標題も内容も、どのようなレトリック(修辞)で骨抜きにするのかについて元官僚が解説する内容になっている。
ちょっと、ハウツーに偏りすぎのきらいあり。

■ 所在    ★★☆☆☆
  議会図書室

【書籍】 仁木英之 『僕僕先生』 新潮社 2006.11

仙人をテーマにしたファンタジー小説。

■ 書籍情報入手先    ★★☆☆☆
  『2010 新潮文庫の100冊』
■ 所在
  県立 7F日本文学ニキ 市立913.6ニキ

2010年9月3日金曜日

【書籍】 小川忠 『テロと救済の原理主義』 新潮選書 2007.6

イスラム原理主義はマスコミの名称にすぎない。
イスラム教だから、非寛容で原理主義に走るのではない。仏教徒だって、テロリストになる。
近代化の波の中で精神のナショナリズムが原理主義に走らせるのである。

(著作)原理主義とは何か 講談社現代新書
(参考文献)
岩波イスラーム辞典
コーラン 岩波ぶっこ
南アジアを知る事典
イスラム報道 サイード みすず書房
原理主義 臼 岩波書店
ナショナリズムと宗教 中島 春風社
ナショナリズムの世俗性と宗教性 玉川大学出版部
イスラム過激原理主義 中公新書
「イスラム原理主義」とは何か 岩波書店
イスラーム主義とは何か 岩波新書
現代イスラーム思想と政治運動 東京大学出版会
正体 オサマ・ビンラディンの半生と聖戦 朝日選書
アジア理解講座2 キーワードで読むイスラーム 山川出版社
インドネシア イスラーム主義のゆくえ 平凡社選書
現代アラブの社会思想 講談社現代新書
評伝 北一輝 岩波書店
暮らしがわかるアジア読本 河出書房新社
自爆攻撃 私を襲った32発の榴弾 日本放送出版協会
大アジア思想活劇 http://homepage1.nifty.com/boddo
東洋の呼び声 はる書房
暗殺者 中野孝次 岩波書店
近代日本の日蓮主義運動 法蔵館
血盟団事件 三一書房
昭和帝国の暗殺政治 刀水書房
日蓮 われ日本の柱とならむ ミネルヴァ書房
化城の昭和史 寺内 中公文庫
テロリストの軌跡 草思社
文明の内なる衝突 日本放送出版協会
超・格差社会 日経BP社
テロリズム タウンゼント 岩波書店
アメリカの終わり フクヤマ 講談社
ラダック 輝かしい未来 山と渓谷社

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『使える経済書100冊』 6.自由な社会の秩序 池田信夫 2010.4
■ 所在
  県立

【書籍】 加藤尚武 『ヘーゲルの「法」哲学』 青土社 1993.4

「法」としているのは、権利と訳した方がよいからであろう。
個人の集合が社会、国家となるのではない。個という普遍的抽象的存在が国家という具体的規定において存在する。
人間は自分の命をも捨てうるという点で自由である。何を他人に譲渡でき、できないのか。
この本はわかりやすい。
個人と国家の関係の記述が新鮮な感じがする。

(訳書)
法の哲学 中央公論社 世界の名著35ヘーゲル すぐれた注
法の哲学 論創社 原文と照合して読むときにすすめる
法権利の哲学 未知谷 わかりやすく工夫に富んだ訳 補遺の訳はない

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『使える経済書100冊』 6.自由な社会の秩序 池田信夫 2010.4
■ 所在
  県立 大学旧書庫321.1H51

2010年9月1日水曜日

【書籍】 池田香代子 『世界がもし100人の村だったら』 マガジンハウス 2001.12

いい本かもしれないが、いまの僕にはあまり響かない。
むしろ、自分で、もし100を創るべきか。

■ 中学高校等・分野別推薦図書   ★☆☆☆☆
  小説(日本)ア行(ア、イ)  中学高校等の分類トップページ
  『椙山女学園中学校 100冊の本 平成19年』 第10番
■ 所在

【書籍】 橋本紡 『流れ星が消えないうちに』 新潮社 2006.2

いまひとつだな。

■ 書籍情報入手先    ★☆☆☆☆
  『2010 新潮文庫の100冊』
■ 所在
  県立 7F日本文学ハシ 市立913.6ハシ

【書籍】 ロバート・パットナム 『哲学する民主主義 伝統と改革の市民的構造』 NTT出版 2001.3

イタリアは州制度ができて20年という。イタリアの約20州を民主主義、州政府の機能性などの観点から実証的に分析する。北部は民主的なのに対し南部は違う。これは歴史にも由来する。
州政府のサービス評価の手法が極めておもしろい。日本のオンブズマンも情報公開など自分たちの興味あることばかりでなく、こうしたサービス評価もやるべきだ。
行政関係者、行政評価関係者に一読をすすめる。

■ 書籍情報入手先   ★★★☆☆
  『使える経済書100冊』 6.自由な社会の秩序 池田信夫 2010.4
■ 所在
  県立 8F社会科学318.9ハ

【書籍】 重松清 『青い鳥』 新潮社 2007.7

ちょっと、こころがチクチクする話。青春時代の疎外感。

■ 書籍情報入手先    ★★★☆☆
  『2010 新潮文庫の100冊』
■ 所在
  県立 7F日本文学シケ 市立913.6シケ