2008年11月18日火曜日

【書籍】 立花隆『ぼくはこんな本を読んできた』 文春文庫 1999.3

文藝春秋の12月号(2008.11)で佐藤優がスパイの読み方と同じということで、ホントかという思いで読んだ(たぶん、再読)。
調査のための読書法として、教科書的入門書3冊(人文系であれば立場の異なるもの)、次に古典的入門書、若手の書いた入門書に進み、入門書の文献リストから名著を探し、次に少し毛色の変わったものも含める。次は、学問史、学説史、次は、各論を1冊、あと、専門辞典、年鑑を1冊求める。
あとはひたすら読む。ノートはとらない。

うーん、これって、理系で言うと、学部の学生の勉強法。理系では3冊はいらず、1冊あればよい。多読は論文。後はひたすら、実験するか、考える。

ちょっと、おやと思ったのは、1秒1ページ読むのも可能で、昔は、本の何ページあたりに書いてあったか覚えていたというくだり。最近流行のフォトリーディングにほかならない。

後、気になるのは、「科学の最先端はほとんどオカルト」というせりふ。これを聞くと、危うい感じがする。

■ 所在
  市民図書館 7F文庫 B109タ

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