サブプライムなど、世界の金融危機の解説本である。
アメリカの金融危機は、銀行が制約のない子会社(投資、証券)をつくり、住宅証券に手を出したことにはじまる。金利の安い債権を発行し、その金で金利の高い長期債権を買えば、自動的に利益が生じ、この利益をあてにして、債権を発行する。これが歯止めのない信用創造を作り出したが、今は、歯車が逆回りで信用収縮している。
これが世界に影響を与えており、筆者は未曾有の世界的な金融危機に陥るとしている。
警告の本だが、どうすればいいのかは示されていない。
■ 書籍情報入手先
朝日新聞書評 2008.11.09
■ 所在
議会図書室 300
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