2008年11月25日火曜日

『定常型社会 新しい「豊かさ」の構想』 広井良典(岩波新書, 2001.6)

これからの社会では環境制約等があり、従来の成長志向は望めない。
従って、物質の消費はのばさないが、消費内容は変化させる。生活の意識に時間を大事にする。などなど。
ただ、経済学者の議論(特に時間論)は抽象的で具体性がない。もっと、モデルを構築して定量的に分析すべきであろう。説得力がない。
ただ、成長が望めないのは明らかだし、環境志向しなければ、地球上で生存できないのも明らかである。
価格から価値への転換が必要であろう。
やはり、未来からの提言が最も重要である。

■ 書籍情報入手先
  京都大学新入生に薦める50冊の本(2007.4) 第30番
■ 所在
  市立図書館 364ヒ(書庫)

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