筆者は総合地球環境嶽研究所教授。
イネ属(オリザ)にはいろいろな種類があるが、オーストラリアからパプアニューギニア一帯の地域で生まれたと考える研究者が少なくない。それが栽培種としてのイネとなると、長江流域ではないかという。
米にはインディカとジャポニカがあるとよく言われるが、実は外見では区別がつかないそうだ。ぱさぱさ、ねばねばの区別も誤解だそうだ。筆者は、インディカとジャポニカは別々の先祖であり、インディカの方が新しいのではないかという。
また、最近の遺跡発掘から日本では縄文中期か晩期にイネが到来し、焼畑のような稲作ではないかとしている。それは、小さな川の河川敷のような、水位が季節的に変動する比較的平らな場所ではなかったかという。
インダスも米があった。
■ 所在
市立図書館 616サ
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